山下真実
旅行観光サービス業 企画開発
プチMBA®マスタープログラム受講
育休中の不安を払拭した学び。復職2年後にチームリーダーに昇格
プロフィール
新卒でJTBに入社し、法人営業部門でキャリアを積む。第二子育休時に『育休プチMBA』、『プチMBAマスタープログラム』を受講。育休前と同じ部署の別チームに復職し、現在はデジタルマーケティンググループのリーダーと社内WEB報の編集長などを務めている。
育児休業後にただ復職するのではなく、いかに活躍してもらうか―。多くの企業にとって、復職当事者はもちろん、周囲のモチベーションやパフォーマンスにも影響する喫緊の課題です。『育休プチMBA』や『プチMBAマスタープログラム』を受講したことで、意識や仕事の進め方が大きく変わり、育児休業前よりも活躍している女性たちの事例を紹介します。二人目は、株式会社JTBに勤務する山下真実氏。大きな不安を抱えていた第二子の育休中に講座に出会い、学ぶことで自信と勇気を得て復職後の活躍につながった体験を聞きました。
<主なポイント>
・コロナ禍で復職への不安が大きくなり『育休プチMBA』を受講。リアルなシチュエーションを扱うケースディスカッションを通じて視点が広がった。
・MBAの知識を武器により自信を持って復職するために『プチMBAマスタープログラム』を受講。学びが不安を払しょくし、挑戦への自信を得た。
・受講で得たマネジメント視点やリフレクション(振り返り)の習慣などがキャリア形成の土台となり、現在はグループリーダーに昇格して活躍中
受講のきっかけは?得られたものは?その後…
<『育プチMBA』受講のきっかけを教えてください>
第二子の育休中にコロナ禍が始まり、会社の状況がガラリと変わってしまいました。「復帰しても居場所があるだろうか、やっていけるだろうか」と強い不安を感じて情報収集をするなかで、『育休プチMBA』に出会いました。第一子の育休時は「いっぱいいっぱい」で学ぼうという発想に至らなかったのですが、第二子のときはこの大きな不安が背中を押しました。
ケースを見るとまさにリアルなシチュエーションです。実際に参加すると、ディスカッションを通じて時短勤務の当事者だけでなく周囲の人たちへと視点が広がることを実感し、次のテーマも気になってどんどん受講しました。
<受講して得られたものは何ですか?>
いちばんは全国の(一部は海外の方も)働く女性たちとの出会いです。様々な会社・状況の方たちと真剣に意見交換できる機会は楽しく、貴重でした。皆さんの存在に救われましたし、勇気をいただきました。オンラインのディスカッションで優秀な女性たちに囲まれて、少しでも自分の意見が言えたり、場の進行に貢献できたりといった小さな成功が積み重なって、自分への自信につながったと思います。育休中に学びに挑戦できたこと自体が、今も自分への肯定感や効力感になっています。
<その後、さらに『プチMBAマスタープログラム』へと進まれた理由は?>
『育休プチMBA』でよい出会いや視点の広がりを実感できましたが、さらに武器になる知識を身につけたいと思いました。マーケティングや経営学、財務、労働法などの知識を持てたら、もっと自信を持って復職できるのではないかと思ったのです。MBAへの憧れもありました。ただし、小さな子どもがいるなかでの挑戦は難しく、働く女性向けにMBAに紐付いた学びを提供してくれている点は、まさに自分のニーズにマッチしていました。
講座が始まると定期的に会える仲間がいることが心強く、励みになりました。内容もとても役立って期待通りでした。特に印象的だったのは財務です。数字は苦手意識があったのですが、「ラーメン屋の経営を真剣に考える」という講座で、何をするにも数字と俯瞰的な視野を持つことの重要性を実感しました。もう一つは交渉の講座です。職場でも家庭内での役割分担でも、両立しているとまさに交渉の連続です。相手の立場を予測して話を持っていく考え方は、今もとても役立っています。
それから講座後に設けられた「今日の振り返り」=リフレクションの習慣です。私にとって非常に大きく、受講から4年間、今もずっと仕事終わりに続けています。会社の手帳に毎日書くことで小さな進歩にも着目でき、自信や成長につながっていると思います。
受講前の大きな不安はどう変化した?今、改めて『育休プチMBA』とは?
<受講前の大きな不安は解消されましたか?ほかにも変化はありましたか?>
はい。「学びは不安を払拭してくれる」という気づきと実感を持てました。受講の過程で『育休プチMBA』ホームページのブログに記事を寄稿したのですが、その中で「挑戦は尊い」という言葉を書きました。これは自分自身に言い聞かせ、励ます言葉でもあり、その言葉を胸に、前向きに復職することができました。
復職2年目には、急にグループリーダーになると決まり、そのときも不安に襲われましたが、この育休中の挑戦が自信となって踏み出せました。ほかにも国家資格のキャリアコンサルタントに挑戦したり、社外のネットワークに参加したり、社内でも何か機会があれば積極的に手を挙げたりと、学びと出会いを大事にするようになりました。
人間関係にもいい影響がありました。第一子の復職時は、業務を短時間で進めることにとらわれるあまり、コミュニケーションも最低限になってしまっていました。第二子の復職後は、学ぶなかで人との交流の大切さを再認識したので、職場でもランチや雑談の時間を大事にするようにしています。
また、プレイヤー視点だけでなく、俯瞰的な目線を持つことの意識づけもできました。「一つ上の課長の立場から見ないと物事がちゃんと見えない」という気づきは、特に参考になっています。現在はグループリーダーとして関わる人が多い立場にあるなかで、ケースメソッドで鍛えたいろいろな人の気持ちを考える視点も日常的に活きています。
<最初の受講から4年経った今、改めて『育休プチMBA』をどう評価されますか?>
人生で、出会えて本当によかったと思えるものでした。受けていなかったらどうなっていたか、もう想像できないくらいです。子どもが2人いて、会社での責任も年齢とともに増えていくなかで、励みや自信につながる学びと温かい人との交流がいかに大切か、受講を通じて深く実感しました。育休取得中の後輩にも積極的におすすめしています。
\ 受講を考えている方へのメッセージ /
Message
受講は大変なこともありましたが(一時保育を予約したり、取れなくて子どもを抱えながら受講したり、レポートを書いたり)、挑戦している自分が好きに思えましたし、ディスカッションで自分の考えを発言ができた経験から最低限の自信もつきました。最終的には「やれるところまでやってみよう」と前向きに復職できたことがとても大きかったです。今は「育休中に学べたから、また私は挑戦できる」という気持ちでいます。お勧めしたいです。


