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【復職者インタビュー】勉強会で“親が遠方でも仕事と子育てを両立している人”に出会えたことが励みになりました

2016/10/26
こんにちは。 2016年度運営チームのみち子です。 既に復職している 育休プチMBA卒業生の復職者インタビュー! 今日は、【育休前から管理職で、復職後も管理職を続けている】Sさんをご紹介します。

379658Sさんのキャリアとお子さんの年齢を教えてください。

新卒で製薬会社に就職し、4年目に新薬の開発会社へ転職。現在7年目です。フルタイムで働いていて、2歳半の子どもがいます。

379658Sさんは育休前から管理職で、復職後も管理職を続けられているそうですが、育休プチMBA参加前後で、意識が変わった点はありますか?

育休プチMBAへの参加前は、社内に“管理職で時短の人”はいなかったこともあり、復職後に時短か、フルタイムでこれまで通り働くか、と悩んでいました。他の管理職は親の援助を得ていたので、両家の親が遠方の自分がちゃんと復帰できるか不安でモヤモヤしていたときに、育休プチMBAに出会いました。 勉強会に参加する前は、それでもなんとかなるだろうと楽観視していたので、勉強会で復職後に起こりうる壁をプレビューすることで復職の準備ができました。 また、勉強会で復職前面談のケースを学んだ際に、「組織貢献意欲を伝えるために、事前に準備をしたほうが良い」と感じたので、関連の書籍を探して読みました。「さあ、育休後からはじめよう」という本に掲載されていた面談シートを事前に送って、働く意欲を上司にアピールしました。面談シートを事前に送っておくと、意欲がある前提で他の必要なことに時間を割いて話すことができ、良い面談になりました。 親のサポートがないと、仕事の第一線には戻れないと思っていましたが、勉強会で親が遠方でも両立している人に出会えたことが励みになりました。自分では思いつかない方法で両立をしている人に出会えたことも、とてもよかったです。例えば、子どもの病気は親が看るものと思い込んでいましたが、病児保育でプロの方に安心して看てもらえると教えてもらいました。

379658制約を持ちながら、制約を持たないメンバーのマネジメントをすることは大変そうですが、どうですか?

復職前から管理職をしていましたが、プロジェクト単位でリーダーが決まるため、復帰した直後は新規プロジェクトがなく、サブリーダーを担当しました。いわゆるプレイングマネージャーでした。 大阪と東京の2局プロジェクトの東京担当でしたが、うまくいかずプロジェクトの完了を待たず新プロジェクトの担当となり、途中で逃げたようなものでした。当時は「もう仕事はやめたほうが良いのでは」と思うほど悩みましたが、次の新しいプロジェクトでリーダーになり、ペースを取り戻して仕事を続けられました。 プレイングマネージャーをやってみて、プレイヤーの方が仕事との両立は大変だと感じました。というのも、復職直後は他のプレイヤーが5つ担当業務を持っているところ、自分は1担当とマネジメント業務の担当でスタートしましたが、だんだんと増えて3担当とマネジメント業務になり、地方出張も加わりました。 他の人は残業しながら対応していましたが自分はできず、業務が思うように進捗せずに苦しみました。また、他の制約を持たないプレイヤーと業務が重なるため比較してしまい、自分は仕事をやっていないという気持ちが高まってしまったんです。 管理職はプレイヤーと責任が異なりますし、手を動かさずに頭を動かして判断する仕事が主なため、時間や場所を選ばずにできる仕事も多く、両立しやすいと思います。

379658時間の制約をもちながら管理職を務めるにあたり、チームメンバーとのコミュニケーションで意識していることを教えて下さい。

チームメンバーを俯瞰してみるようにし、無駄や、改善点を見つけて対応するようにしています。例えば、人によって忙しさがちがうので、声をかけて分担するようケアををしたり、自分がヘルプに入ったりして、チーム全体の業務が円滑に進むよう調整しています。 以前は業務を担当者のみが把握し、フォローし合える体制がなかったのですが、現在は各メンバーにサブ担当を置き、その後ろにさらに自分がフォローするという体制を整えています。先日、急に入院をしたメンバーがいましたが、サブ担当がいたため問題なく対応することができました。 育休プチMBAで制約人材の壁を乗り越えるにはリスクマネジメントが必要と学んだことで、チーム全体のリスクを考えるようになり、この体制を作りました。 また、チームには私以外に制約人材(子育て中の方と、妊娠中の方)が2人います。 その方たちがチーム内で良い成果を出せるように、気配りしています。例えば、時短をとっている人はお給料が下がっていることを知らない人もいるので、本人に許可をもらって共有するなど、制約人材の立場に立ってコミュニケーションをとるようにしています。また、制約人材からチームメンバーに、どのような情報を共有をすることが必要か伝えてて、実践してもらうこともしています。

379658皆さん忙しく働かれていると思いますが、サブ担当の業務が増えることで、メンバーからクレームはありませんでしたか?

はい、業務が増えるとなると負担が増してしまいますが、サブ担当には負担が増えないようにしました。基本的にはメールを受信するなど情報共有を受けるのみとし、何かあった時にのみ対応するということにしています。 また、制約人材のためのサブ担当ではなく、長期休暇やインフルエンザなどで、誰もに起こることに対応できる仕組みとしてメンバーに伝えて、理解を得ました。

379658最後に、パートナーの協力をはじめ家庭の体制については、どのように作っていますか?

育休中はコミュニケーションをよくとっていましたが、最近は忙しく、どうしても話題が子育てや家事などの連絡業務になってしまっていて、もっと話す時間を持ちたいなと感じています。 ただ、自分の仕事についての大切なことは、しっかり伝えるようにしています。夫も裁量労働で都合をつけやすい職場で、自分は管理職のため業務を調整しやすい(短時間でも出勤すれば1日働いたことになるなど)こともあり、子どもが病気になった際は、夫婦で半日づつ分担するようにしています。 夫婦の役割分担は、夫が朝で、私は夜の担当です。18時前に会社を出なければいけません が、たまに夫がお迎えに行ってくれる日は、残業をしています。 また、育休中は復職準備として、あえて洗い物を残して夫に家事をしてもらうようにし、復職したらこんなに家事できないよ、と事前に伝えて練習していました。夫はきっちりやるタイプで、やっているのを見ると自分はまずいなと思うくらいです。(笑) 両家の親とも遠いのですが、夫の親は初孫ということもあり遊びに来てくれるので、その時は子どもをお願いして、同僚との飲み会に行くなどしています。病児保育は1度利用し、今後も必要であれば使えるようにしています。

■インタビュアーみち子より379658

管理職で働くことで、時間や場所を選ばずに仕事ができる裁量があるというお話が印象的でした。両家の両親が遠方でも、夫婦ともに仕事の裁量を持つことで、両立しやすい環境を持たれているんですね。 Sさん、お忙しいなかお話をお聞かせいただきありがとうございました。 ■育休プチMBA勉強会・facebookページも是非ご覧ください。
※勉強会は、現在ひと月に2回開催しています(2日程のうちどちらか一方にご参加いただけます)。Facebookページに詳細を記載していますので、是非チェックしてくださいね

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