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わが家の姉妹ケンカが激減した魔法の言葉

2023/05/23

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”子どもを持ちながら働く”が当たり前になる社会を目指して――
育休中・復職している方も含めた多様なメンバーが集まる『育プチライター』によるブログシリーズ。
ときに悩み、ときに自分を奮い立たせ、でも前向きに楽しく”子どもを持ちながら働く”を実践中!そんな方たちのリアルをお届けします。

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◆ケンカが消えた魔法の言葉「そうだね」◆

わが家の姉妹はしっかりものの7歳の「ユウ」と、とっても活発な2歳の「アンナ」です。
いつもなかよしですが、しっかりケンカもします。

「うわーん!!ねぇねのいじわるー!!」
「ダメー!!アンナがちがうの!これは●●なの!」

キーキーとかん高い声とともにケンカが始まります。その声だけで私の頭はいつもくらくら。
ふたりとも一歩もひかず、仲直りするのもひと苦労です。
さらにアンナのおしゃべりが上達するにつれ、ケンカもどんどん増加。
私はケンカが始まるたびにため息が出るようになってしまいました。

でも…このケンカ、ユウの「そうだね」の一言でほとんどなくなりました。

きっかけはある日、怒ったアンナがユウにキツイ言葉を放ったときでした。
ケンカ腰のアンナに対してユウが「そうだねー」と静かにやわらかく伝えたのです。
いつもならくってかかるはずのアンナはきょとん。怒った感情もスッと抜けケンカせずにその場は収まりました。それ以来、ケンカは驚くほど少なくなりました。

えっ?それだけ?と思われるかもしれませんが、本当なんです。
ユウに「最近ケンカしないね」と聞くと「そうなのーケンカしないよー」と返します。
どうやらユウにも実感はあるようです。ユウがアンナへの気持ちを抑えている様子もありません。
アンナもユウにつっかかることも減り、むしろなつくようになりました。

◆子供たちに起きた変化◆

何が起きたのでしょう。
それは、ユウとアンナそれぞれに次の変化があったからです。

・ユウは「ちがうと思うことをすぐに否定すると相手がかなしい気持ちになること」を知った
・ユウは「自分はわかるがアンナはまだわからないことがあること」に気づいた
・アンナは「ユウは自分を受け入れてくれる人」だと気づいた

実はユウの「そうだね」は私がユウにお願いしたことでした。
ケンカが増えたころ、ふたりは自分の主張をぶつけ、互いに否定し合っていました。そして否定しあうほど、よりささいなことでケンカするようになっていたのです。

そこで私はユウに話しかけました。
「ユウは自分の考えをすぐに『ちがう!』って言われたらどう?」
するとユウは「イヤ…。かなしい…」と素直に気持ちを言ってくれました。
私はつづけました。
「そうだね。ユウもそうだし、アンナもみんなそうなの。
だからお母さんはアンナがまちがえたことを言ってもまず『そうだね』と伝えるの。
そうするとアンナは安心して落ち着くの。
それから『ここはちがうよ』と言うとアンナもお話を聞いてくれるよ」
するとユウは「すぐにちがうと言われるのはかなしい。でも『そうだね』のあとはかなしさが少なくなる」と伝えてくれたのです。
そしてユウはアンナの言葉に「そうだね」で返すことをすんなりOKしてくれました。

さらに私は「ユウとアンナがそれぞれが見ている世界がちがう」ことも伝えました。
「ユウもアンナも『成長のかいだん』を登っているの。
ユウの方が先に生まれていろんなことを経験しているから、ユウは少し上の段にいるのよ。
上の段の方が下の段よりいろいろなものが見えるでしょう。
ユウはアンナよりいろいろなことを知ってる。アンナはまだ知らないことがたくさんある。
だからアンナはまだちがうことをいうこともあるの。」と。
階段のたとえがしっくりきたのか、ユウは自分とアンナはちがうことを知ることができたようでした。

また、アンナはユウから「そうだね」と一度受け止めてもらったことで、ユウに対する安心感がぐんと増したようです。

◆ビジネススキルは子育てにも活かせる◆

今回ユウにお願いしたことは私がビジネススキルとして学んだことでした。
「相手の意見には『ダ行』ではなく『サ行』ではじまる言葉で返そう。」
学んだ直後、ユウがアンナに「でも」「だって」「ダメー!」と「ダ行」ではじまる否定的な言葉を使うことに気づきました。そこで私は今回のお願いをしたのです。
ビジネススキルが活きるのは職場だけではないようです。使い方、伝え方しだいで育児や家庭にも応用ができそうだなと実感した出来事でした。 

今回の育プチライター
ゆなうさぎ
メーカーに勤務して14年、小1と2歳の娘を持つ今年40歳になったのワーママです。 次女出産時の復職2年目で管理職に昇格、経験の乏しい部署で、育児時短の駆け出し管理職を務めています。 ストレングスファインダーでの強みは「学習欲」「達成欲」「内省」「収集心」「個別化」です。 公式ブログは初参加です。自身の経験を少しずつ発信しますが、失敗ばかりだけど育児時短管理職やっている人もいるんだなと思っていただけたら幸いです。 

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ゆなうさぎさんのこれまでの記事はこちらから
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ワーママだけど人生100年時代に向けて始めたこと
https://ikukyumba.jp/archive/2023/04/18764/

◆育休プチMBA®️は、復職後に起こり得る様々なケーススタディを用います。視座を高くもつこととはどういうことか、頭でだけではなく体感で理解できます。子どもを持ちながら働くことに不安な方、復職を控えている方、ぜひふるってご参加ください♪
オンラインは前日15時まで、会場開催は当日11時までお申し込み可能です。

◆5/30 (火)11:00-14:00【会場開催】
「時間制約をどう克服するかを考える」
https://peatix.com/event/3539315/view
(認定ファシリテーター:小澤亜季子さん登壇)

◆6/9 (金)10:00-13:00【オンライン開催】
「組織における自分の役割を考える」
https://peatix.com/event/3553226/view
(認定ファシリテーター:橋本恵子さん登壇)

◆6/30 (金)11:00-14:00【会場開催】
「復職に備えた準備をする」
https://peatix.com/event/3553233/view
(認定ファシリテーター:小澤亜季子さん登壇)

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