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【我が家の男性育休①】夫が育休を1年取得するに至った経緯

2023/09/06

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子どもを持ちながら働く”が当たり前になる社会を目指して――
育休中・復職している方も含めた多様なメンバーが集まる『育プチライター』によるブログシリーズ。
ときに悩み、ときに自分を奮い立たせ、でも前向きに楽しく”子どもを持ちながら働く”を実践中!そんな方たちのリアルをお届けします。

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こんにちは。
3歳長男、0歳8ヶ月長女の二児の母をしております、ともみです。

夫と二人で育休を取得して現在8カ月目になります。
阿吽の呼吸とはいかないまでも、二人で家事育児を同程度に分担しながら家庭を運営しています。

「我が家の男性育休」1回目の今回は、夫が育休を1年間取得するに至った経緯をお話ししたいと思います。

男性育休に興味がある、パートナーに育休を取得してほしい、という方のヒントになれば嬉しいです。


◆第一子のワンオペ育児に限界を感じていた


長男の妊娠中はつわりが酷く、そのダメージを引きずったままのワンオペ育児は本当にハードでした。
というのも、長男はなかなか寝ない、布団に置くと起きる、夜は頻回に起きておっぱいを要求する、そんな赤ちゃんで、数ヶ月間ほとんど眠ることができなかったためです。
この状態で家事育児のほとんどを負担するのは、命を削るような作業でした。

復職後も家事育児負担の偏りは解消されず、私はかなりの不満を抱え、このまま夫と家族を続けるかどうか迷うほど思い詰めていました。
二人目を望む気持ちはありましたが、このままでは当然それどころではありませんでした。


◆第二子妊娠の条件を夫に提示した

今後の家族計画について夫と話し合いをした際、思い切って以下の条件を伝えました。

・第二子を望むなら、育休取得を約束してほしい
・上司に対して「妻が出産した場合、育休を取得する」と伝えてほしい

取り巻く環境(社会的な規範、勤務先の状況、仕事の特性等)が原因で、夫の家庭進出が非常に難しいことを頭では理解していました。
ですが、家族のケアを無視して第二子が欲しいというのは、到底承服できない話でした。

何度も話し合い、時には喧嘩をしながらも、最終的に夫は育休取得に理解を示し、勤務先と調整してくれました。
非常に勇気のいる挑戦だったと思います。

夫を動かし、そしてその勤務先を巻き込むことができた一方で、実は、自分ではコントロールできない要素も追い風として働いたように思います。


◆1年間育休取得への追い風その1-私:つわりで入院、夫:20日間の完全ワンオペ-


長男の時と同じく第二子の妊娠でも激しいつわりがあり、2度の入院をしました。
私の入院中、夫は長男と二人暮らしをする羽目になったのです。入院は合計約20日間という長期間になりました。

大変だったと思います。
二人で乗り切ってくれたことに心から感謝しています。

この出来事がきっかけで、夫はワンオペの大変さが身に染み、「自分が育休を取らねばならない」という強い当事者意識が芽生え、それがプラスに働きました。


◆1年間育休取得への追い風その2-ローカルルールを要チェック!-

育休取得は決まったのですが、次の問題はその期間でした。

長男の時、一番大変だった時期は6ヶ月~1歳頃でした。寝ぐずり、夜間覚醒、離乳食の悩み、長期間にわたる疲労の蓄積等が原因です。
夫はそれをよく分かってくれており、育休の期間を1年間とすることの必要性を理解してくれました。

とはいえ、男性育休の前例がなく、人員にも余裕があるとは言えない勤務先において、1年という長期間の育休は許されるのか…?

蓋を開けてみれば、あっさりOKという回答でした。

その理由は、以下のようなローカルルール?によるものでした。

・育休期間が一年未満であれば、夫の仕事の引き継ぎ先は特定の一人に集中してしまう。
・育休期間が一年以上であれば、夫の仕事の引き継ぎは複数人で分担できる。

このルールは、夫の会社の夫の部署の超個別事情であるため、当ブログをご覧いただいている皆さんには何の参考にもならないかもしれませんが、会社や部署の個別事情を下調べし、交渉材料にできる何かを見つけることができるかもしれません。

令和3年6月改正、令和4年4月から段階的施行の育児・介護休業法も追い風といえるかもしれません。

 

◆まとめ


夫が1年間の育休を取得した経緯をまとめると以下のようになります。
・家事育児が偏っていることに対して、私の我慢が限界だった
・「育休を取得すると約束しなければ第二子は産まない」ことを条件に夫と交渉した
・夫がワンオペをする状況が発生し、家事育児に対する圧倒的な当事者意識が芽生えた
・ダメもとで会社と交渉したら、ローカルルールがあることが判明し、会社側のニーズと我が家のニーズが合致した


男性育休は、正直まだまだ難しい問題だと感じました。
育休取得までのハードル(そもそもこれがめちゃくちゃ高い)、本人の葛藤、子育て男性への支援の薄さ、復帰後のキャリア・収入、「取るだけ育休」問題…

とはいえ、男性育休は特別なことではなく、一般的な選択肢として社会に受け入れられるようになってほしいと私は思っています。
この記事によって、少しでもそんな世界に近づいたら幸せです。

今回の育プチライター
ともみ
こだわり強め多め、マイ・オウン・ワールド全開な3歳息子に振り回されつつ、ニッコリ笑顔の0歳娘に癒され、散らかりがちな家という戦場を夫と共に駆け回る日々。 妊娠出産育児を経て世界の見え方が変わり、何かやらねばと焦り、今は学び直しに行きついてプチMBAを受講したり資格を取ったり。 自分と家族全員の幸せ最大化を目指して奮闘している、どこにでもいるサラリーマン。 

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ともみさんのこれまでの記事はこちらから
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