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【我が家の男性育休②】私が感じているメリット4選

2023/10/20

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”子どもを持ちながら働く”が当たり前になる社会を目指して――
育休中・復職している方も含めた多様なメンバーが集まる『育プチライター』によるブログシリーズ。
ときに悩み、ときに自分を奮い立たせ、でも前向きに楽しく”子どもを持ちながら働く”を実践中!そんな方たちのリアルをお届けします。

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こんにちは。
3歳長男、0歳9ヶ月長女の二児の母をしております、ともみです。
夫と二人で育休を取得して現在9カ月目になります。

「我が家の男性育休」2回目の今回は、私が感じている男性育休のメリットを4つに絞ってお話しします。

※『【我が家の男性育休①】夫が育休を1年取得するに至った経緯』はこちらから。

男性育休に興味がある、パートナーに育休を取得してほしい、という方はもちろん、男性育休に懐疑的な方にも読んでいただき、「こんな選択肢をしている家庭もあるのね」ということを知っていただけたら嬉しいです。


◆産後の回復速度が二倍に?
 ~子どもの要求に体力で勝負できる~

長男を産んだ後「産後のダメージが消えたかな?」と思えたのは一年以上経った頃でしたが、長女出産後は「私、元気じゃん」と思えるまでに半年も要しませんでした。
第二子ならではの「慣れ」もあるかもしれませんが、回復の速度は二倍以上です。これは大きい。

仕組みとしては、夜間帯は夫と二交代制で長女のお世話をし、日中帯は交代で昼寝を取ることを徹底しました。
大人二人が家事育児にフルコミットできる利点を活かして、できるだけ睡眠時間を確保したことが、産後の回復を早めた勝因だと思います。
睡眠不足は人類の敵です。

新生児育児も体力勝負ですが、我が家の場合はイヤイヤ期&赤ちゃん返りからの登園拒否を爆裂させていた長男対応の方が大変でした。保育園をお休みして平日にのんびりとお散歩したり、児童館を渡り歩いたり、時には電車や車で遠出をしたり…
長男からはどう見えていたかはわかりませんが、なるべく一緒に過ごすことを大切にできたのも、体力があったからこそ可能でした。


◆二人目のCEO(やっと)誕生?
 ~夫と共同で家庭を運営していると実感できる~

今でこそ夫と二人で家庭を運営していると言えますが、夫が育休を取得するまではそうはいきませんでした。

夫はリソースのほぼ全てを仕事に奪われており、そもそも家庭内にどんな問題があるかに興味を持つ余力すらありませんでした。そんな姿を見た私は、夫と会話する気力を失い、全てを一人で解決すべく孤軍奮闘し、疲れ、不満を持っていました。

ですが、育休を取ったからには、夫は家庭運営に専念できます。

時間さえ確保すれば家庭内のこと、特に子どものケアができるのか?というと、そうは問屋が卸しませんが、夫は必死に子どもたちと向き合い、日々発生する問題を一緒に解決してくれるようになりました。必要は適応の母なり。

「おふろイヤ!」長男がよく…いや、毎日言います。余裕で小一時間ごねます。
お風呂が楽しくなるようなこと…何かないかな…?と悩んだときに、夫が「電池の入っていないおもちゃなら、お風呂で遊んでヨシ」と提案しました。
私の感覚から言うと、用途の異なるおもちゃをお風呂に持って行くのは抵抗がありましたが、大人の”フツウ”を子どもに押し付けてはいけないなあと思いました。
だって、カラフルなブロックをたくさんお風呂に浮かべ、そのくぼみにゆっくりとお湯が流れ込み、様々な速度でユラユラと沈んでいく様子を眺める長男のまなざしといったら…。涙が出るほどいい表情なんですもん。夫のナイスアイディアに感謝。
ただ、これでお風呂イヤイヤが解決したのかというと…(汗)

夫婦といえどもどこまでも他人で、夫が見ている世界と私の知るそれの違いに時々驚かされますが、その観点の違いこそが問題解決には必要です。ぶつかりながらも、一緒に問題を解決するという家族運営の醍醐味を味わえるのは、夫が思い切って一年間の育休を取得してくれたからです。


◆育休期間を制する者は復職後をも制す?
 ~復職ショックに夫婦二人で備えられる~

当然、育休には終わりがあります。復職の前後で生活のギャップは相当大きなものになるでしょう。
不安は大きいですが、夫と私はもう我が家の共同代表です。復職後に何が起こるか一緒に見通しを立て、一緒に対策を立てることができます。

ベビーシッター、ファミサポ、家事代行の検討から、復職後の働き方の意識合わせ、双方の職場との調整、タイムスケジュールや家事分担の見直し…
いずれも真新しいものではありませんが、これら一つひとつを我が家のスタイルに落とし込んでいくのは結構大変です。

この地道だけど重要な作業を一緒にしてくれること自体がとても心強いです。また、ある程度見通しをつけて対策が取れるというのは精神衛生上も良いですし、実際役に立つはずです。

前回の復職では、夫は「俺は仕事で忙しいから迷惑かけないようにしてね」みたいな態度でしたよ。ええ。本当に同じ人なのだろうか…?


◆“おおきなかぶ”をひっこ抜け!
 ~男性育休がよくある光景になるために一役買える~

長男を保育園に送迎する際など、下の子を連れずに外を出歩くと、よく「あれ?下のお子さんは?」と聞かれます。

私「夫も育休中で、下の子を家で面倒見ているんです」
質問者「いいねえ!でも旦那さん、いつまでお休みなの?」
私「1年間です」

ここで質問者がびっくりする、というのがテンプレです。

私は、男性が育休を取得することが何も特別驚くべきことではなくなる社会になってほしいと思っています。
ちっぽけな一人の人間にできることは、半径5m以内に少しの影響を与えることです。

実際に世の中は変わってきていると思います。童話「おおきなかぶ」のネズミになるのは私かもしれないし、あなたかもしれません。なーんて…。

 

◆まとめ

長くなりましたが、男性育休のメリット4点を振り返ります。

・夫が家事育児にフルコミットできると、産後の体力回復にプラスの効果。育児はとにかく体力勝負なので、お母さんが元気になると子どもにもプラス。
・家庭運営を一人で切り盛りする孤独感が軽減または消失する。家庭の問題に夫婦が共に悩んで解決する醍醐味を味わえる。
・復職後の生活を想定して対策を立てるという重要ミッションを夫婦で一緒にできる。
・男性育休が一般的な選択肢になるその日のために、重要なn=1になれる。


男性に限らない話ですが、長期間の育休取得にはデメリットもつきものです。
次回は我が家で観測されたデメリットとその対策についてお伝えします。

 

今回の育プチライター
ともみ
こだわり強め多め、マイ・オウン・ワールド全開な3歳息子に振り回されつつ、ニッコリ笑顔の0歳娘に癒され、散らかりがちな家という戦場を夫と共に駆け回る日々。 妊娠出産育児を経て世界の見え方が変わり、何かやらねばと焦り、今は学び直しに行きついてプチMBAを受講したり資格を取ったり。 自分と家族全員の幸せ最大化を目指して奮闘している、どこにでもいるサラリーマン。 

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ともみさんのこれまでの記事はこちらから
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【我が家の男性育休①】夫が育休を1年取得するに至った経緯

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◆育休プチMBA®️は、復職後に起こり得る様々なケーススタディを用います。視座を高くもつこととはどういうことか、頭でだけではなく体感で理解できます。子どもを持ちながら働くことに不安な方、復職を控えている方、ぜひふるってご参加ください♪
オンラインは前日15時まで、会場開催は当日11時までお申し込み可能です。

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