【我が家の男性育休③】デメリットとその対策~男性育休に付きまとう困難を乗り越えたい~
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”子どもを持ちながら働く”が当たり前になる社会を目指して――
育休中・復職している方も含めた多様なメンバーが集まる『育プチライター』によるブログシリーズ。
ときに悩み、ときに自分を奮い立たせ、でも前向きに楽しく”子どもを持ちながら働く”を実践中!そんな方たちのリアルをお届けします。
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こんにちは。3歳長男と0歳9ヶ月長女の母で、現在夫と一緒に育休中のともみです。
私たち夫婦は今回の育休を機にそれ以前よりも多くの時間を共有することができ、絆を深めることができました。はっきり言って男性育休は超絶おすすめです!一方でメリットの裏には必ずデメリットもあります。
今回は、男性育休のデメリットを2つとそれぞれへの対策についてお話しします。男性育休に興味はあるけど不安もある方に読んでいただき、デメリットがあっても対策が打てることを知ってもらえたら嬉しいです。
※『【我が家の男性育休①】夫が育休を1年取得するに至った経緯』はこちらから。
※『【我が家の男性育休②】私が感じているメリット4選』はこちらから。
◆「不安」の正体を知り、パートナーと共闘せよ
デメリットの一つ目は、ずばり不安になることです。いいえ、正しくは自分も不安を抱えながら、悶々とする夫を支える必要があるということです。つまり仕事が増えるということです。(笑)
対策は、敵を知り、パートナーとの絆を深め、共闘することです。それには3段階あります。
【第1段階】夫の「生きづらさ」を理解し、共通の敵を認識する
育休中、ほぼ常に隣にいる夫を観察していてやっとわかったことがあります。夫の不安やイライラは、どうやら女性の領域とされてきた「育休」と、世の中から押し付けられる「男らしさ」との間にある大きなギャップに起因しているということです。
これに気付けたことで、共通の敵は「凝り固まったジェンダー感」だということも同時に分かりました。敵の敵は味方ですから、共闘するしかありません。
【第2段階】小早川先生のWin-Win交渉術を使い、パートナーを味方につける
共闘の必要性が明らかになったところで、次の仕事は夫婦の良好な関係を築くことです。そのために、小早川優子先生著『なぜ自信のない人ほど、いいリーダーになれるのか』から、即効性も効果も抜群なワザを一つお伝えします。「あなたと結婚して良かった」とパートナーに伝えてください。パートナーはあなたの絶大なる味方になります。
【第3段階】衝突を恐れずに、夫婦で議論して答えを出す習慣をつける
共闘関係を結べたら、次はどう戦うか?について夫婦で一緒に考えて実践することです。
我が家では、約1ヶ月後に夫婦ともにフルタイム復職が迫っています。「復職後の働き方/家族の生活どうする?」がビッグなイシューです。もはや運命共同体となった我が家では、この問題を自分の意向だけで解決することはできません。そこで必要になるのが、普段から小さな問題でも共有して一緒に解決する習慣です。
手っ取り早く、会議を定例化するのがおすすめです。最初は分かり合えなくてケンカになりますが、実はそのぶつかり合いが夫婦ならではの最適解を見つけるために必要です。ここでも小早川先生のWin-Win交渉術を活用することで絶対に良い方向に進みます。小早川先生の著書、必読です。
◆収入の減少に備え、一気にリカバリせよ
デメリットの二つ目は、ズバリ収入が減ることです。対策は二つあります。
【対策1】事前に貯金しておく
社会保険料の免除と育児休業給付金があるのでそこまで困ることはありませんが、育休取得半年以降は要注意です。給付が賃金の76%→50%に減るからです。
賃金が281万円/年(厚生労働省の資料より30代前半の賃金を引用)の場合、育休取得半年経過前後の給付金のGAPは約6万円/月にもなります。この金額を毎月節約するのは大変です。一方、妊活を決意した時点から育休貯金をコツコツしておけば、赤ちゃんのお世話や自分のケアにお金のかかる時期に、無理な節約をしたり家計の赤字による精神衛生悪化を防ぐことができます。
【対策2】フルタイムで復職する
減少した収入を回復し、将来の収入の伸び率を加速するにはフルタイムで復職することが対策になります。また、「一生自分が家計を支えていかなければいけない」という夫が抱えているであろうプレッシャーを分かち合うこともできます。
私は育休プチMBAマスタークラスを受講しなければ、フルタイムでの復職なんてチャレンジする気にはならなかったと思います。経営学に関する知識を魅力的な講師陣から授けていただいたのはもちろんですが、そこで出会った学びの仲間に背中をかなり押してもらいました。大変なこともあると思うけど、頑張ります!
◆まとめ
長くなりましたが、男性育休にまつわるデメリットと対策を振り返ります。
・第一のデメリットは自分も不安を抱えながら、同じく不安を抱える夫を支えなければならないことです。対策としては、男性が抱きがちな「生きづらさ」を理解し、夫と良好な関係を築き、一緒に家族運営に取り組むことです。
・第二のデメリットは、収入が減少することです。対策としては、事前の貯金またはフルタイム復職がおすすめです。
「男性育休」は、良くも悪くも目立ちます。まだまだ数が少ないせいです。男性の家庭進出が進めば、「不安にさいなまれる」というデメリットは小さくなり、また誰にとっても働きやすい環境が整えば、「収入減少」というデメリットも小さくなるはずです。
性別に関係なく、仕事も家庭も両立しやすい社会になってほしい!このブログを読んでくださった方も、同じ気持ちになってくれたらこんなに嬉しいことはありません。
ともみ
こだわり強め多め、マイ・オウン・ワールド全開な3歳息子に振り回されつつ、ニッコリ笑顔の0歳娘に癒され、散らかりがちな家という戦場を夫と共に駆け回る日々。 妊娠出産育児を経て世界の見え方が変わり、何かやらねばと焦り、今は学び直しに行きついてプチMBAを受講したり資格を取ったり。 自分と家族全員の幸せ最大化を目指して奮闘している、どこにでもいるサラリーマン。
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ともみさんのこれまでの記事はこちらから
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徒歩登園のすすめ~ちいさな幸せ採集と安心安全を守るおまじない~
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