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「母親に向いてない」と思う私の心と向き合ってみた

2024/09/03

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”子どもを持ちながら働く”が当たり前になる社会を目指して――
育休中・復職している方も含めた多様なメンバーが集まる『育プチライター』によるブログシリーズ。
ときに悩み、ときに自分を奮い立たせ、でも前向きに楽しく”子どもを持ちながら働く”を実践中!そんな方たちのリアルをお届けします。

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初めまして、第2子育休中のありさです。
第1子の誕生から早3年、今では2人の子供がいる、どこからどう見ても「母親」な私ですが、心の中には「私は母親に向いていない」という感情が常にあります。しかし、それはネガティブな感情ではなく、どちらかというと開き直っているというか。
この一見ネガティブに見える”思い”について、私の中で整理してみたことを共有したいと思います。

母親に向いてない「私」

——— 私、母親に向いてないな?

そう思うにはいくつもの理由があって、列挙するとこんな感じ。
・家事は、できることなら何もしたくない
・子供より自分の予定優先
・子供と本気でお菓子の取り合いをする
・飲み会は基本出席
・保育園に罪悪感0
エトセトラ。

最初の復職後も、飲み会は全出席。週末なら変わらず2次会まで参加し、あまつさえ同期会を主催している私に、驚く人多数。当然時短勤務でもないし、保育園の送りもお迎えも、7割を夫が担当。「大変だよね」と声をかけられても、「夫が頑張ってくれてるので」と答えると、信じてもらえないこともしばしば。
世の中の「母親像」や、私の深層心理にある「理想の母親像」と、実際の「私の体現する母親」には大きな隔たりがあって、自分の中での葛藤が絶えませんでした。
私の中にあるいくつかの「理想の母親像」について、掘り下げて考えてみたいと思います。

■ 理想1:母親は全て家のことをキチンとすべきである

共働きの家庭では家事分担が必要と理解しているものの、母が専業主婦の家庭で育った私は「自分が全ての家事をすることが理想だ」と考えている気がします。これは私に限ったことではなく、自身の母親が専業主婦だった方が多い、現代のワーママの多くが抱えている葛藤ではないでしょうか。
ですが、私はルーティンを淡々とこなしていくことを大層面倒くさいと感じるタイプ。さらに「家事をしなければならない」という意識が極端に低い。それでも、夜になると「今日もできなかった」と落ち込むのです。片や、夫はルーティンを淡々とこなせるタイプで、食器洗いをはじめ、日常の家事の7割は夫が担ってくれています。私は、私のやりたい家事をやります。
「やれなかった」と勝手に落ち込んでいる私を見て、「俺がやるから大丈夫」と言い続けてくれる夫には感謝しかありません。

現実1:夫婦二人で力合わせて、優先度の高い家事だけでもなんとか頑張る


■ 理想2:母親は子供を最優先するべきである

子供が生まれても、平然と飲み会、女子会、ライブにイベントにといそいそと出かける私。
そんな私は自分の心に嘘をついて「ママ、もうおなかいっぱい。ママの分のアイスも食べていいよ」だなんて、とても言えません。上の娘は私と食の好みがかなり似ているので、よく食べ物の取り合いをしています。最近は娘も「分け合いっこ」を覚えてくれました。娘がアイスを分け合いっこしてくれるので、私も唐揚げを分けてあげます。

現実2:母親だからって我慢できない、「お母さんだってアイスいっぱい食べたい!!!」


■ 理想3:母親は子供に愛情たっぷり、常に一緒にいたいと思うものである

子供はとてもかわいい、大好き、私たちの宝物。そう思っていても、1人になりたいときはあります。「保育園に預けるのが可哀そう」だなんて、微塵も思ったことはありません。
上の子の慣らし保育期間中、少しも可哀そうと思わない自分に、逆にショックを受けました。なぜなら、前日までは「明日から保育園か…」と少しセンチメンタルになっていたからです。「ずっと一緒にいたから、離れて寂しい」気持ちと、「保育園に預けることを、申し訳ないと思わない気持ち」は独立したもの。両立できる感情でした。
子供といても楽しいけど、友達といるのもやっぱり楽しいし、1人でのんびりするのもやめられない。私の心にゆとりを作るためにも、子供と離れる時間は大切です。

現実3:夫や保育園等、安心して任せられるときは迷わずお任せ


それでも私は「母親」

やっぱり私の潜在意識に潜む「理想の母親像」からは程遠い、母親としての私の姿。ことあるごとに「私、母親向いてないなぁ」と思ってしまうのです。
そうはいっても目の前には2人の大事な子供が存在しているわけで、向いていないからと言って、夫と二人、逃げ出せるようなものでもありません。

——— あのまま夫婦二人でいても楽しかったよなぁ

ときどき、親にならなかった自分のことを想像してしまうことがあります。
子供のお世話や、遊び相手をすることが面倒だと思っても、最低限のことだけちゃんとできていればそれでよし。どうしても遊びに行きたくないときは、「お母さん今日はお外出たくないのー!!」とイヤイヤ期に対抗するレベルでごねています。たまにはそんな日があってもよくないですか?
「私は母親に向いていない」と思うことはあっても、「我が子2人の親」として、これからも「私たちなりの親像」を築いていきたいです。

今回の育プチライター
ありさ
3歳娘と0歳息子と夫と生活するアラサーワーママ(育休中)。総合重工メーカーで機械系の技術職として勤務、10月に復職。 高校生から現在に至るまで女性率1割前後の環境に身を置き続けた経験から、ジェンダー平等についてアンテナ高めです。 趣味はカメラとハンドメイドとカフェでボーっとすること、好きな物は甘いお酒と塩辛いおつまみです。特技は飲み会の幹事。 

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ありささんのこれまでの記事はこちらから
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◆育休プチMBA®️は、復職後に起こり得る様々なケーススタディを用います。視座を高くもつこととはどういうことか、頭でだけではなく体感で理解できます。子どもを持ちながら働くことに不安な方、復職を控えている方、ぜひふるってご参加ください♪
オンラインは前日15時まで、会場開催は当日11時までお申し込み可能です。

【育休プチMBA情報】
https://wsi.eventos.tokyo/web/portal/837/event/9216(※会員登録後のお申込みとなります)
◆9/11(水)10:00~13:00 @オンライン 育休プチMBA テーマ『復職に備えた準備をする』
◆9/19(木)10:00~13:00 @オンライン 育休プチMBA テーマ『クリティカルに考える』
◆9/26(木)11:00~14:00 @ワークラボ 育休プチMBA テーマ『長時間労働の改善策を考える』
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