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【ブログ】産休は学びだ。【学び3】復帰後に「浦島太郎」だからこそ できること

2024/10/21

こんにちは、ゆりです。
新卒入社した会社で、3回目の育休中です。
前回の投稿「【学び2】終わらない引き継ぎと大事にしたいマインド」では、引き継ぎで必要になる「マニュアル作り」がとても奥が深かった・・!という話を書きました。

今回は業務を引き継いだ先、【育休復帰後】の話を書いてみますね。

 

復帰後への不安

「戻ったら会社の方針、人事異動など会社の変化がわからなくて浦島太郎になるはず。どうすれば・・?」

第一子の産休目前の私はこのような不安を感じていました。とはいえ未来のことを不安がってもしょうがない。業務を引き継ぎ、お休みに入りました。

 

1回目の育休復帰の失敗:変化に戸惑い一人で抱え込んでしまう

第一子の時は約10ヶ月で育休から復帰しました。
会社の方針変更、チームメンバーの入れ替わり、新しい仕事。どこから手をつけていいのかわかりません。しかも「早く仕事に慣れたい」気持ちで焦っていました。「周りは常に忙しそう。人に聞くのもなんだか申し訳ない。」と思い、一人で抱え込むことも多くなっていました。

復帰後の仕事は、新しいプロジェクトの企画を考えることでした。しかし、産休前の状況と違うことに戸惑い、なかなか企画がすすみません。気づけば復職から3ヶ月が経っていました。

思い切って「環境の変化に戸惑うことが多く、うまく仕事が進んでいない」ことを上司に相談すると、こんな一言が。

「変化し続けてこそ今の安定が得られるんだよ。
世の中はどんどん変化している。会社が変わらなければ衰退していくだけ。
変化に戸惑うことも多いだろうけれど、少しずつ【今】に慣れていってね。」

「前と違う」「変わってしまった」ことばかりに戸惑っていましたが、変わるのは当たり前。この気持ちで物事に臨めば、それだけ仕事への慣れも早かったのだなと思いました。

 

2回目の育休復帰で意識したこと:「変化を楽しむ」

第二子の育休は、保育園入園の事情もあり、1年8ヶ月お休みをいただいて復帰しました。第一子の時は約10ヶ月で復帰したため、それに比べると長い育休期間です。

育休中、上司や同僚と数回やりとりをしていましたが、会社やチームの「いま」を完全に把握できているような状況ではありません。会社の方針変更、チームメンバーの入れ替わり、新しい仕事…前回以上に知らないことの方が多い「浦島太郎状態」です。

ただ、復職時の心持ちだけは違いました。

「変わっているのは当たり前」と思って取り組むこと。

会社の「いま」を理解し、業務を進めていく大変さはもちろんありましたが、
この気持ちで取り組むと、会社の方針、人事異動、変化の全てが「新鮮」に見えてきます。育休で現場を抜けたからこそ、新たな気づきが生まれ、企画に活きるアイデアが出てきました。

 

「復帰したばかりなので色々教えてください!」

第二子復帰直後、「変化を楽しむ」ために心がけたことがあります。
それは、「自分から積極的に話しかけること」です。

普段わからないことがあった時、素直に人に聞いていますか?
私も育休前は、躊躇なく質問できていました。

ただ、1回目の育休復帰直後は、周囲の仕事の状況や忙しさがわからず、質問することを躊躇していました。「なんだか周りも忙しそうだし、こんなこと聞いてもいいのかな・・?」と。

しかし、2回目の育休復帰をしてみると、会社の状況もチームメンバーのこともわからないことが多い。だったらどんどん「聞いていこう!話しかけてみよう」と決めました。相手にとって今話すことが難しい場合は、別のタイミングを提案してもらえます。聞くだけ無駄ではないのかな、と。

復帰直後は特に「復帰したので挨拶させてください、お話しさせてください」とこちらから話しかけやすいチャンスタイムです。

私の場合、仕事を進める上での疑問、質問をメインテーマとして「自分から積極的に話しかける」と決めていましたが、結果、挨拶やお互いの自己紹介ができたことだけでも、その後の仕事にプラスになりました。

「心理的安全性」(※1)という言葉を聞いたことはありますか?
「心理的安全性」とは組織の中で自分の考えや気持ちを誰に対してでも安心して発言できる状態のことです。

初対面の方にいきなり質問をすることにハードルが高いことはありませんか?
少しでも人となりを知っておいた方が仕事が進めやすいことはありませんか?

私は初対面の方と話すことに、とてもとても緊張するタイプです。だからこそ仕事上の関わりの必要性、緊急性が出てくる前に、積極的に自分から話しかけにいくことにしました。まずは「少しでも話したことがある」ことで、安心できる状態を作りたかったのです。

すると、ちょっとした質問もしやすく、自分の過去の経験を知ってもらうことで、皆さんにも頼ってもらえる機会が増えました。

「自分から積極的に話しかける」ことで、会社の状況もチームメンバーのこともわからない「浦島太郎状態」からスムーズに抜け出し、仕事が進めやすくなりました。

 

急がば回れ 人間関係を大切に

「自分から積極的に話しかける」ことは、当たり前のことかもしれません。

ただ、復帰後「なるべく早く仕事に慣れたい!」「頑張りたい!」「成果を出したい!」といった気持ちが強すぎると、かえって一人で仕事を抱え込んでしまって、うまくいかないことも。人間関係、コミュニケーションは日々の積み重ね、後回しにしてしまうこと、ありませんか?

わたしは現在3回目の育休中のため、これからまた復職を控えています。

・「変わっているのは当たり前」という気持ちで変化を楽しむ
・自分から声をかける、素直に人に話を聞きにいく
・新鮮な視点を持って仕事に取り組む

を意識して、「浦島太郎状態」を活かしていきたいなと思います。

この経験がお役に立てますと幸いです。

 

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今回の育プチライター
ゆり
“IT企業勤務の3児(5,3,0歳)の母。妊娠出産→育休→復職をここ数年繰り返す中で、子育てと仕事を切り離さずにいいとこ取りはできないか?と考えはじめる。忙しい日々でも立ち止まって日々の出来事の言語化を試行錯誤中。本を読むこと、コーヒーを飲んでホッとすること、手帳を書くことが大好きです。 ”

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ゆりさんのこれまでの記事はこちらから
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