国保祥子著『働く女子のキャリア格差』から半径5メートルの世界が波紋のように広がっていく

こんにちは。秋広報チームです。春の復職の方はあと1か月ほどの育休となりましたね。入園準備なども少しずつ進めていかれているかと思いますが、復職に向けて心の備えも進めていますか?広報チームでは1月に発売された育休プチMBA代表で静岡県立大学の講師兼ワークシフト研究所の国保祥子さん著作『働く女子のキャリア格差』の読書会を行い、改めて復職後の生活について互いに考えを共有し合いました。さまざまな視点、ヒントが隠されている国保さんの著作になっています。得られたヒントを3つの項目にわけました。そしてそこから私たち広報チームが気づいたことをみなさんと共有させていただきます!

◆身近なできごとをもっと理解していこう
『働く女子のキャリア格差』には育休プチ勉強会や身近な出来事や課題を越えるためのキーポイントが書かれている。それらを私たちがどのように感じたかを言葉にしました。

育休プチ勉強会に対する理解促進へのキーポイント
・勉強会同様ケースが記載されているので興味があるけれど参加できない人たちへの紹介にもなる。また夫に、どういったことを勉強会で行っていてどんなことを学べるのかを伝えるツールともなる。
・WSI、育休プチへの参加の中で混乱していた頭の中が整理されたので、参加経験のある方たちにとっても有益な本になると思う。どんな立場の人が読んでもお互いの人が理解できるため育休者以外の人も読みやすく、勧めやすい本になっている。

制約のある働き方へのキーポイント
・仕事だけではなく、家事もまたひとつのプロジェクトでありマネジメントをする必要がある。
・時短を取るなら戦略的にということが整理できた。
・先輩ワーママたちのがんばりに対する理解と同時に、自分だけではないという安心感が得られた。みんな、昇進含めて悩んでいて、一緒なんだと感じた。
・掲載されていた企業の事例から、社内のプロジェクトチームとして実践していきたい。自分の周りから残業なく効率よくやりたいという意識が出てきた。
・チームの状況の情報共有をして、自分がいなくても回っていく良い仕組みを作りたい。まだ自分に落とし込めていないので、仕事上、どこにどういう情報共有が必要かをつかみたい。
・(前回復職時)社内での横のコミュニケーションの重要性を理解しつつ実践できていなかったので、今度こそ実践したい。
・性別に基づく役割分業から能力に基づく役割分業へ、というニュアンスが著者である国保さん自身が育児を通して発信しているので説得力があり、時代に即しているという感じがする。
・ワーママの意識調査結果から見えることが、前回復職時の自分にも当てはまっていたことに気づいた。できないことは自分でなんとかする、だけではなく周囲に相談、共有することで業務に遅滞が発生しない工夫をしていくことが大切。

これからの未来を考えるためへキーポイント
・本の一番最後にあった、お子さんに女性活躍なんて言葉あったの?という言葉にうるっときた。人に勧めるのは好きではないが、そうならないためにも半径5mから変えていくという大切性を感じた。未来を変えるために自分がやるという自信を持てた。社会を変えていこうという国保さんの想いが伝わってくる著作。
・時短マネージャーの立場としての話があるといい、そしてこれからはそういう話が増えてくると信じている。
・半径5メートルという言葉に勇気づけられる。大きな影響力がないことがコンプレックスだったが、半径5メートルの重要性を認識させられた。
・好きな章、私たちの今の状況は先輩たちが望んでいた未来。そして明るい未来、世界を作っていくのは次は私たちだ。という国保さんからの強いエールを感じた。迷ったとき失敗したとき、どうしようもなくなったときに読み直して元気をもらいたいと思った。社会を良い風にこどもたちのためにつくっていけるのは自分たち、働き世代。活動できている自分が誇らしいし、未来に対する明るい気持ちを忘れたくない。

◆半径5メートルからはじめよう
このようなキーになるポイントから得られたことを元にして復職したときにどんな形で仕事や家庭へ活かしていくか、チームで意見を出し合いました。

たかこ
・本を読んだり、勉強会に参加することから、自分の状況をきちんと周囲に説明することはとても重要だと理解できた。何ができるか、できないのか。今までとの変化を1回目の復職のときにはしなかった。特に夫が単身赴任になったときに今までと変わらず頑張りますといってしまった。両親に来てもらったが、今までよりもできなくなることが明確にも拘らず、言えなかった。ギャップを埋めるために頑張っていたけれども、周囲とのギャップが深まるばかりでストレスがたまっていった。自分は頑張りたいと思っているけど実際はできませんということを素直に言えないとストレスがたまる。今回の復職では上司やチームメンバーと共有していきたい。
・時短管理職としては、管理職がいない時間がチームにできることについての負い目をどうクリアするかが課題だと思っている。トラブルが起こってもフォローできないという管理職という役割を果たせない負い目がある。それをどうやってクリアにするかが課題。
・家庭では家事育児を私が一方的に割り振っていたが、今回は業務洗い出しからプロセスも共有したい。コミュニケーションが一方的だったことで上手く行かなかったことが多かったと思う。自分のほうがたくさんやっているからできないところをフォローしてという気持ちだったが、押し付けになっていたなと反省している。

りょうこ
・2回復職経験があるが1回目の復職のときに、仕事以外の話をむだなことと思ってしまって、話しかけないオーラを発してしまい、まわりの人が話しにくいと感じていたと思う。それによって周りの人の仕事がとまってしまったと思う。自分の評価ではなくて組織、チームで仕事をしている意識を持とうと思っている。時間内で終わらなかったことを通勤時間もメール対応をしていた。時短は取得していたが実際の業務時間はフルタイムと変わらなかったかもしれない。そういったことも個人の責任でやれば良いと思っていたが、他の人も同じような対応をしなければならないという無言のプレッシャーを与えていたかもと思う。通勤時は仕事もしてしまえるので、意識的に仕事をしないようにしたい。自分で事前に線を決めたい。
・本を読んで自分が得たこと、学んだことを他の人、これから子育てをしていく人たちに向けてランチ会を開いたりとかしたい。
・16時に会社を出るのでその前にコミュニケーション必須だったが、それを徹底することで周囲が16時までしかいない人というのを認識していた。会社としても管理しやすい。在宅でフォローしながら。どうしてもFACE TO FACE ではないので気を付けたい。
・重要なのは昼の時間だったことに改めて気付いた。やりとりがない人ともランチをして話をしていたことで新たな発見もあったので今回の復職後も続けたい。
・1人目の産後で夫との協業に関してはやり方が確立されたが、こどもが増えたり、小学校入学など環境変化あるのでまた変わって行くと思う。その場その場で解決できそうと思っていて深くは考えていない。問題が発生したらその場で考える。夫が詰めて手をうってくれる。それもこれまでの積み重ねがあるため、だれがやったほうが良いかが2人の中で一致している。

ひとみ
・互いに情報を提供しあうためにインフォーマルなコミュニケーションが必要だと実感した。週の何回はチームでランチにいくなど積極的に図りたい。
・個人が頑張ることも良いけど、組織のため、チームのためになっているかを考えて行動していきたい。
・仕事しているプロ、時短でも男でも女でもお客様にとってはこちらは仕事のプロということは変わらない。個人としてプロ意識をもって仕事をしないといけない。

ひろ
・後輩先輩とお茶する時間など、業務外の時間での接点を持ちたいと思った
・家庭生活については、プロセスも大事だと考えているため、一人だけで解決はせずパートナーに必ず相談する。今のところ不満はないが、意識的に相談する時間をとりたい。
・著作内の、『仕事が休めるかなどのその日の優先順位を決めていること』が参考になった。仕事の案件、内容によって休めるかどうかを判断するのも重要だと思う。

メンバー4人の復職に向けての意気を書かせていただきました。復職後、チームのメンバーがどのように過ごしているか、リフレクションをしたいなと考えています。本を読んだ方もそうでない方も、復職後の生活(家庭&仕事)をどのように進めたいのかをシミュレーションしてみましょう。そしてハードルがあるようなら、それらをクリアできるようできる限り準備をしていきましょう。4期秋広報チームはみな4~5月復職です。みなさんと一緒に進んで行きたいと思っています!

気になる方は、こちらから・・・
働く女子のキャリア格差(ちくま新書) 国保 祥子 著