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残業グセを手放そう〜長時間労働から抜け出したいあなたへ〜

2024/07/08

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子どもを持ちながら働く”が当たり前になる社会を目指して――
育休中・復職している方も含めた多様なメンバーが集まる『育プチライター』によるブログシリーズ。
ときに悩み、ときに自分を奮い立たせ、でも前向きに楽しく”子どもを持ちながら働く”を実践中!そんな方たちのリアルをお届けします。

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こんにちは。5歳と2歳の女の子を育てているゆきです。2回の育休から復帰した経験を振り返り、残業グセについて考えました。長時間労働から抜け出したい方の参考になれば幸いです。

◆暗黒の日々

長女の育休から復帰したのは2020年、コロナ禍が始まった年でした。
夫婦ともに在宅勤務になりました。夕方に保育園に娘を迎えに行き、夕食、お風呂の後、娘が寝た後は夜遅くまで残業をする、といった毎日を送っていました。長女は当時、セルフねんねできる子だったので、寝室に連れて行って「おやすみ~」と言った後は私が好きに使える時間でした。

「好きに使える」と書いたものの、やっていたのは仕事だけ。

この時私が入っていたのは忙しいプロジェクトで、大量のタスクを毎週毎週こなす計画になっていました。私はチームリーダーという立場だったものの、私はメンバーと一緒になってひたすらタスクをさばいていました。今思えば、仕事の量を減らすとかスケジュールを変えるとか、そういう方向で動くべきでした。でも目の前の仕事が多すぎて考えが至りませんでした。
コロナ禍だったので出社もなし。気晴らしに出かけることもできない。だからずっと仕事をしていました。
このプロジェクトで新しいスキルを身に着けて成長できたのは事実です。お客様に満足いただきましたし社内で評価もされました。

でも、もうこんな働き方はしたくないと強く思いました。


◆理想の職場環境に巡り合うが・・・

次女の育休から復帰するにあたり、前回のように大変な思いをしたくなかったので、プロジェクトを探す時に条件を提示し、了承してくれたプロジェクトに入ることにしました。
・夜間に会議や作業はできない。
・出社の場合、定時より30分早く退社する。(復職直後は子ども達が別々の保育園に通っていて、定時まで会社にいたら送迎に間に合わなかったため)
・子供が病気などで保育園を休む時は在宅勤務になる。

働きやすさを取ったかわりに、私は全然知らない部署に異動して、これまで面識のなかった同僚と、経験したことのない分野の仕事をすることになりました。
参画当初はそれほど忙しくなく、夕方にPCの前を離れたらパッと頭を切り替えられました。しかし任される仕事が増えてきた頃、PCの前を離れて保育園に子どもを迎えに行っている道中も、頭の中が仕事でいっぱいになっていることに気が付きました。また、暇があれば社用スマホを確認していました。
私が入ったのは長く続いている大規模プロジェクトなので情報量が多く、参画してしばらく経っても分からないことが出てきました。私は過去に色々なプロジェクトを経験し「このくらいの期間が経てば全体像が見えてくる」という感覚を持っていたのですが、その期間を過ぎても全体像が見えてこないので不安になりました。

自分にとって新しい仕事をしているので、そもそも知らないことが多い。その上、勤務時間の制約がある。だからキャッチアップのスピードが遅いのではないかと不安になる。その不安が、勤務時間後も仕事のことを考え、社用スマホをチェックする行動に私を駆り立てていました。

「急ぎの仕事が来ているかもしれない。」
「夕方以降に来た連絡に目を通しておかないと、皆より遅れてしまう。」

しかし、そもそも情報量が多いのでチェックしてもキリがなく、不安は消えません。
暗黒時代より労働時間は少ないですが、勤務時間外も仕事に頭を支配されていました。

時間を配慮してもらっているにもかかわらず、結局、私自身が「時間をかけてカバーする」という思考から抜け切れていなかったのだと気が付きました。

そこで「勤務時間外にPCや社用スマホを見ない」と自分に課してみました。
急ぎの仕事があり勤務時間内に終わらなかったのでやむなく残業した日がありましたが、その他の日は問題なく仕事を終えることができました。


◆残業グセを手放そう

勤務時間外にPCや社用スマホをチェックしなくても問題はなかった。

書いてみると当たり前のことですが、実際にやってみて腹落ちしました。
計画通り仕事を進めていたら急ぎの仕事なんてそもそもないはずだし、ましてやそれが夕方以降に来ることもありません。

暗黒時代の働き方を続けて自分の首を絞めていたのは私自身でした。
不安を解消するために時間を使っても疲弊するだけ。勤務時間が終わったら考えるのをやめる。

私は、こんな感じで働き方をアップデートしながら、残業無しで成果を出す方法を模索中です。

今回の育プチライター
ゆき
新卒から同じ会社に所属しているIT系コンサルタント。5歳と2歳の娘を育てています。2023年4月に復職するつもりでしたが希望園の内定がもらえず育休延長し、2024年1月にフルタイム勤務で復職しました。ストレングスファインダーの資質上位は、調和性、慎重さ、内省、原点思考、適応性です。 趣味は読書。昔から語学が好きだったので、今は中国語で小説を読むことに挑戦しています。ストレス解消法は美味しいものを食べることとお酒を飲むことです。

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◆育休プチMBA®️は、復職後に起こり得る様々なケーススタディを用います。視座を高くもつこととはどういうことか、頭でだけではなく体感で理解できます。子どもを持ちながら働くことに不安な方、復職を控えている方、ぜひふるってご参加ください♪
オンラインは前日15時まで、会場開催は当日11時までお申し込み可能です。

【育休プチMBA勉強会情報】
https://ikukyumba.peatix.com/
◆7/30(火)11:00~14:00 @ワークラボ 育休プチMBA テーマ『復職後の働き方を考える』

https://wsi.eventos.tokyo/web/portal/837/event/9216(※会員登録後のお申込みとなります)
◆8/8(木)10:00~13:00 @オンライン 育休プチMBA テーマ『組織における自分の役割を考える』
◆8/29(木)10:00~13:00 @オンライン 育休プチMBA テーマ『時間制約をどう克服するかを考える』

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