産前と比べ働き方や考え方が大きく変わり、生産性も上がりました(20代・復職者Aさん)
2016/08/25
こんにちは。
2016年度運営チームのざわ子です。(ブログ初登場!)
来年4月からの復職に向けて、早くも新メンバーが増えてきました。
この秋に復職を控えているメンバーも何名かいますが、
今回は、既に復職を果たした卒業生メンバーへの
【復職者インタビュー】をご紹介します!
育休プチMBA勉強会には、
社会人歴もキャリアも、様々な方が集まっていますが、
今回インタビューをお受けいただいたのは、
【20代・入社5年以内】で育休・復職をしたAさん。
勉強会で得た視点によって、
育休前よりも仕事がスムーズに回るようになり、評価も上がったそうです。
Aさんの育休・復職時期とお仕事について教えてください。
地方公務員として働き、入社4年目の2014年6月に出産・翌年4月に復職。復職後は人事を担当。1年弱経った現在は、異動して窓口業務を担当しています。復職後は、時間制約がある中で成果をどのように出すか考えながら日々仕事をしています。
出産前は、どんな働き方をしていましたか。
目に見える成果を出したことはなく、かと言って長時間労働をする気はなく、仕事へのモチベーションが上がらないまま何となく業務をこなしていました。業務は担当制で、個人で完結するのでチームで何かをした経験もありませんでした。
育休プチMBA勉強会(以下、育休プチ)へ参加したきっかけを教えてください。
女性のキャリアに関する勉強会に参加し、そこにオブザーバーとしていらした美佳さん(育休プチ立ち上げメンバー)にお誘いいただきました。その勉強会で用いたケースメソッドが面白かったこと、会場が近所で子連れOKだったことから育休プチに参加することにしました。
Aさんは、運営メンバーとしても活動されていたのですよね。
学んだことの実践ができること、メンバーと一緒に何かするのが面白そうだったので、運営メンバーに挑戦しました。育休をとらなければ出会えなかったであろう面白い方たちとチームで活動することで「私、仕事が好き!」と再認識できたことが、復職へのモチベーションへと繋がりました。
(※運営メンバーとは…年に1,2回、参加者の中から、運営をボランティアでお手伝いするメンバーを募集しています。運営メンバーは、勉強会のファシリテーターや資料作成、チケットの告知や販売などを、育児の傍ら行っています。)
復職後に対する不安はありましたか。育休プチ参加前後で、気持ちに変化はありましたか。
共働きの両親に育てられたので、共働きはできる、というかやるんだろうなと思っていました。働き続けるということを前提に妊娠を決めたので、復職という選択に不安はあまりありませんでした。 ただ、社内に復職者は沢山いるものの活躍していると思える人を知らなかったこと、転職するにしても自信がなかったことから、育休中にキャリアをよく考えたいと思っていました。
参加後は、参加前にあったフワフワした状態から「不安?課題にまで分解したらいいよ!そしたら解決できるから!」というふうに思考が問題解決型へと変化しました。 できない時ももちろんありますが、少なくとも育休プチに参加したことで、いま自分がどうしたいか考える道具を手に入れられたなと思います。 また、色んな方の体験談やぶつかった壁について、ディスカッションをするなかで、自分では絶対に思いつかないようなアイディアや考え方を伺うことができ、視野が広がりました。 育児と仕事の両立に関しても、どこまで対策が立てられて、どこからは出たとこ勝負なのか線引きできたので、気持ちと環境の準備ができたと思います。
他に、育休プチへの参加前後で何かご自身の中での意識が変化したことはありますか。
組織貢献と全体最適を考えるようになりました。 以前は、組織貢献や全体最適という言葉にはどこか自分を殺して歯車にならないといけないのではというイメージがありましたが、本当の意味を学び、かつ実践できたことで、組織で働くのであればこの視点を持つことでみんながハッピーになるなと確信が持てました。 産前と比べると働き方や考え方はまったく変わり、生産性も上がったと思います。復職後、会社でのご自身のポジションや評価、周囲とのコミュニケーション等で何か変化があれば教えてください。
全体最適の視点があると仕事がスムーズに回るので、評価は上がりました。 また、コミュニケーションに関しては、自分の思い込みで進んだり止まったりすることが減りました。勉強会でのディスカッションや振り返りを通して、自分の考え方のクセを客観的に把握できるようになったからだと思います。最後に、今後のご自身のビジョンについて教えてください。
日常生活を慈しみたいという気持ちと、仕事で成果を出して貢献したいという気持ちを、両方とも大切にしていきたいです。■インタビュアーざわ子より SNSを通して、復職後も日々頑張っている勉強会メンバーの姿を見ているというAさん。育休期間中を共に過ごした仲間の姿に、復職後も励まされているそうです。また、復職して1年経った今も、キャリアについてのワークショップを、育休プチで出会った仲間と共に開催するなど、より前向きに仕事や人生に向き合うAさんは、とても輝いていました。復職後は大変なことも多いようですが、近い目線で、仕事や育児の話をできる仲間がいるのは、とても心強く、良いことだなと思いました。 Aさん、お忙しいなかお話をお聞かせいただきありがとうございました。