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認定ファシリテーターインタビュー【上松恵子さん編】

2019/06/17

「育休プチMBA勉強会」を主催する株式会社ワークシフト研究所では、全国で増加する勉強会のニーズに応えるため、認定ファシリテーターを養成しています。この度新しく認定ファリシテーターになった方にインタビューをし、ファリシテーターの素顔に迫りたいと思います。

Q.まずはご自身について教えてくださいますか? 

A. 上松 恵子です。宜しくお願いします。

 

 

 

 

 

小学生の娘と息子、そして夫と4人暮らし。岐阜県に住んでいます。

現在は、株式会社オフィスリブラ代表取締役を務めています。これまでの経歴をお話しすると、教育系広告代理店で営業職を10年、学校法人で入試や広報、総務部門で3年勤務したのち、独立しました。現在は、働き方改革や女性の活躍、ワークライフバランスの推進等の研修やコンサルティングを実施しています。

 

Q. なぜ「育休プチMBA」のファシリテーターになろうと思ったのですか?

A. 実は、私自身が育児と仕事の両立で苦戦し、二度の離職をするという苦い経験をしています。

独身時代は終電に駆け込む毎日でしたが、育児と仕事の両立をする中で、今までの業務のやり方だと「圧倒的に仕事の時間が足りない!」と感じる毎日でした。一方で、「時間的制約がある中でも、仕事で社会に貢献したい」という気持ちが強くなっていきました。そんな中、具体的なヒントがたくさんある育休プチMBAに出会い、感動。「この講座をもっと広げたい!」と強く思い、ファシリテーターになることを決意しました。新幹線で東京に通いながらのトレーニングは大変でしたが、これからの活動にワクワクしています。

 

Q. 育児と仕事の両立で苦戦し、二度離職されたとのことですが、具体的にどのような困難に直面したのですか?

A. 一度目の復職時には、終電間際まで仕事をするやり方しか知らず、短時間しか勤務できない自分は会社に貢献できていないと思い込んでいました。一方で、同僚は残業をしており常に「申し訳なさ」を感じていました。

二度目の復職時は息子が小学校に入学するタイミングだったのですが、学童保育に入ることができず、15時には帰宅してしまうことに。さすがに仕事が終わるまで子どもを家で一人待たせることはできず、結局仕事を断念せざるを得ませんでした。

 

Q, 仕事や会社が好きだった上松さんにとって、離職は辛いものだったでしょうね。それでは現在、仕事と育児を両立する上で心がけていることは何ですか?

A, 家族や友人に「ありがとう」と言うことです。そして「助けてください」も気持ちよく言えるようにしています。そのためにも、自分ができる時は率先して手伝えたらと思っています。

 

Q. なるほど。そんな中で、上松さんは会社を立ち上げました。なぜ独立を決意したのでしょうか?

A.子どもが学童保育に入れなかったことで、「働き方」を主体的にデザインできるようになりたかったことが一番の動機です。

そして「働き方の選択肢が少なく、働き続けることを断念した」という苦い想いがあります。その悲しみ、痛みを自分の子どもたちの世代に残したくなかったので、自分ができることで少しでも「働き方」を選べる世の中にしたいと思ったから、というのも大きいです。

 

Q. 育休プチMBA勉強会に受講者として参加された時、どのような印象を受けましたか?

A. 「母となって、はたらく」ことを前向きに、そして主体的に挑戦しようとされる女性が多いことに感動しました。働く時間に制約がある中でも成果を上げるための思考法やスキルを学ぶことは、育児中の女性にとって非常に心強い武器になると思いました。

 

Q. 上松さんは、働き方改革や女性の活躍に関して活動されていますが、現段階でどのような課題があると考えていますか?

A. 誰もが働きやすい会社・社会づくりは、人口減少や少子高齢化の中で、一種のブームではなくずっと考えていくテーマです。一方で、まだまだ他人事の企業や人が多いのも事実です。一人一人ができることから自分たちができることを考え、周りと対話し、小さな一歩でも踏み出してほしいと思っています。

 

Q. そのような社会的な課題がある中で、上松さんはどのようなファシリテーターを目指していますか?

A. 私は「楽しい!」と感じる気持ちこそ、学ぶエネルギーになると思っています。そして、継続して学ぶためには大切なことだと感じています。だからこそ、学ぶことが楽しくなる講座を心がけています。また、同じ時期に育休を過ごす仲間を見つける場にもできるよう、参加者同士が交流しやすい雰囲気作りに心がけています。

Q. 最後に、受講者のみなさんへメッセージをお願いします!

A. 育休をブランクではなく、知識と思考を獲得し、そして同志と繋がれる大切な機会となるお手伝いができることが本当に嬉しく、幸せに思っています。「母となって、はたらく」をもっと楽しく、豊かにできるようサポートできれば嬉しいです。

 

ーーインタビューを終えて

仕事と育児を両立する女性なら誰もが悩むであろう周囲への「申し訳なさ」や「悔しさ」をバネにして、新たな生き方に舵を切った上松さんに、私も励まされる想いでした。上松さんの笑顔と的確なファシリテーションに元気をもらえる女性が増えることを期待しています。上松さんは、主に岐阜県および東海地方で開催される勉強会で活動する予定です。今後ともよろしくお願いいたします!

 

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