限られた時間で「なされるべきことをなす」
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”子どもを持ちながら働く”が当たり前になる社会を目指して――
復職している方も含めた『育プチライター』によるブログシリーズ。
ときに悩み、ときに自分を奮い立たせ、でも前向きに楽しく日々を過ごしたい!そんな方たちのリアルをお届けします。
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こんにちは。5歳と2歳の子育てをしながら、フルタイムで勤務するえりこです。二度の復職を経て、「子育てしながら働く」ということについてあらためて考えたことを書きたいと思います。
私は第二子育休後、「遅れを取り戻さなくては」「自分はこうありたい」「こんな仕事がしたい」という想いで復職しました。時短も早々に切り上げ、フルタイム勤務に戻しました。子どもたちの突発的な体調不良時も、よほどのことがない限りは穴をあけたくない。「子どもが小さいうちは重大な仕事は任せられない」と他から思われたくないと必死になり、月々のベビーシッター代が10万円近くになることもありました。結果、毎日の勤務時間を「きっちり夕方まで」と割り切ることは難しくなりました。
子どものお迎えをして、夕飯準備が終わると、隙を見て会社のパソコンを開いて仕事を始めたり、早朝子どもたちが起き出す前にひと仕事を済ませるなど、仕事と生活の境界が見えなくなるような毎日。
母親がいつも以上に忙しい様子だと、子どもたちもすぐにそれを察します。「僕も頑張るから、ママもお仕事頑張ってね」と子どもに声をかけられて子どもに気をつかわせてしまうことが申し訳なく、疲れている時は涙が出そうになりました。これでいいのだろうか?子どもたちはどう思っているのだろう?
と、ここまで書いて、自分が他からの見られ方ばかりを気にしていることに気がつきます。「遅れを取り戻したい」「重大な仕事を任さてもらえなくなるのは避けたい」「子育ても手を抜きたくない」という想いにとらわれ過ぎていました。
P.F.ドラッカーの『プロフェッショナルの原点』という本には、プロフェッショナルとして働くことについて「なされるべきことをなす」「仕事の本質を洞察し、成果を上げる」といった言葉がありました。他からどう思われているか?よりも、今きちんとなされるべきことをやれているか?組織の中の自分の役割を忘れない姿勢が大切です。当たり前のことですが、あらためて今の自分に足りない視点だと気がつきました。
仕事の本質を理解し、成果を上げることが求められる中で、時間外労働が難しい私たちが定時で帰るためには「早く帰っても(なされるべき)やることはやる」ということが求められます。またある程度「待ち」の姿勢では難しく、自分が業務やチームをリードし、コントロールできることが必要になります。遠慮ばかりせずに道を拓いていく”勇気や自信”を持つこと、スキルを上げること、そしてもちろん、組織の後押しも重要です。また「なされるべきこと」をやるのであって「やりたいことばかり」をやれるわけではないのです。
これまで仕事や家庭で大変なことがあっても「しんどいな」「なんでこんな思いをするのだろう」で終わっていたのですが、第二子育休中に出会った育休プチMBA®️勉強会(https://ikukyumba.jp)をきっかけに、まずは冷静に自分を客観的に捉え、「組織の中の私の持つべき視座」を考えることができるようになったと感じています。
育休プチMBA®️勉強会のようなコミュニティや、子育てワーカーの友人たちは同志のような本当に心強い存在です。定期的な勉強会への参加やコミュニティ参加を通して子育てのことだけではなく仕事の悩みを相談したり互いに知識を高めスキルだけでなく励まし合えるママ(パパ)友さんは、これからも大切にしたいと思います。
参考資料:
『働く女子のキャリア格差』ちくま新書 国保祥子 /著 筑摩書房
『プロフェッショナルの原点』P.F.ドラッカー /著 ジョゼフ・A・マチャレロ /著 上田惇生 /訳 ダイヤモンド社
今回の育プチライター えりこ 2児の母。結婚後の単身赴任や2度の育休経験から、“場所や時間に制約がある人材”として組織に貢献する難しさに直面。“育休プチMBA”と出会いファシリテーター資格を取得。千代田区で育休プチMBA®勉強会開催や、子育て中のワーカー向けに読書会や勉強会などを定期的に開催するコミュニティ「Chiyoda update」※を運営。※Facebook、noteにて ◇育休プチMBA®ファシリテーターアドバンスド@九段下 https://peraichi.com/landing_pages/view/ikukyuinst/
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◆育休プチMBA®️は、復職後に起こり得る様々なケーススタディを用います。視座を高くもつこととはどういうことか、頭でだけではなく体感で理解きます。子どもを持ちながら働くことに不安な方、復職を控えている方、ぜひふるってご参加ください♪
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