私を励ます「言葉」たち
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”子どもを持ちながら働く”が当たり前になる社会を目指して――
育休中・復職している方も含めた多様なメンバーが集まる『育プチライター』によるブログシリーズ。
ときに悩み、ときに自分を奮い立たせ、でも前向きに楽しく”子どもを持ちながら働く”を実践中!そんな方たちのリアルをお届けします。
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第2子育休後、今週から復職したまなみです。小2と2歳の5歳差パワフル姉妹と夫の4人家族です。今日は私にとって大きな存在になった「言葉」たちについて紹介します。
この約7年半の育児の中では、強い実感を伴う言葉との出会いがいくつもありました。まず「明けない夜はない」。これは長女が産まれたてだった頃…泣いて泣いて、たて抱きだっこじゃないと寝ず、自分は横になりたいのになれなくて、ソファでたて抱きしつつ、ウトウトしかけて赤ちゃんを落としてないかとハッとして起きて…がエンドレスだったあの夜に、自然と自分に言い聞かせていた言葉です。出産以前にもどこかで聞いて知っていた言葉ですが、新生児のお世話においてこんなにしっくりくる励ましの言葉があるとは!と思いました。今でも、子どもたちが大興奮して眠らない夜や、睡眠に限らず大変な時には、この言葉が励ましてくれています。
その次にぴったり!と感じたのは「背に腹は代えられない」。一人目の育児を進めるにつれて、数々の思い通りにいかない、にぶちあたります。すべて満点に、は無理だから、最も大事なことだけできていれば他のことはいい、と思ったときにこの言葉がしっくりきました。毎朝チキンナゲットだけになっているけど、食べてくれているから、いい!娘が自分で髪をむすびたがり、ものすごい仕上がりになっているけど、なおすと怒るし登園に間に合わないからそのままでいい!というような具合です。 もしかすると言葉の本来の意味とは少し違うかもしれませんが、この言葉のちょっと切迫した雰囲気が、日々髪をふりみだして試行錯誤している自分の状況とマッチしている気がして、面白くて気に入りました。自分に向けて、あるいは夫に、サムライっぽく言っては楽しんでいました。
逆に言葉の呪縛にはまってしまった体験もあります。例えば私の場合は「ワンオペ」。私の夫は過去仕事のストレス等から身体をこわしてしまい、第二子出産前後には1年間の休職をしました。(ちなみにこの休職は本人にとっても家族にとっても良い期間となりました。一旦休む期間があったからこそ、快復できている今があります。)休養が必要なので、物理的に育児・家事に参加する時間が極端に減った時期がありました。しょうがないことだと頭ではわかっていても、どこかで「育児家事がワンオペで大変、、、」と言えない文句を抱えていました。すると「ワンオペ」という言葉でがんじがらめになり、日々大変さばかりを感じ取ってしまったのです。子どもたちと過ごしていても目の前の幸せ、楽しさに気づきにくくなりました。言葉があることで、夫が協力してくれるという他の家庭との内心での比較もしやすくなってしまいました。その後「ワンオペ」という言葉をあえて自分の中で使わないようにしてみると、呪縛が解け、感じていた日々の大変さがすっと減っていき、目の前の幸せ・楽しさに注目できるように戻っていきました。この経験から、自分に向けて使う言葉も、口に出す言葉も、ポジティブな響きが大切ですし、言葉にとらわれすぎていないかの注意が必要だと思いました。
さてこのブログを執筆しているのは、復職直前の4月始めですが、最近私の中でキーワードになっている言葉は2つあります。
1つ目は「2人をいかに笑わせたか」。夕飯が作れずコンビニのお弁当が続くこともあるし、洗濯も洗い物も山のまま、テレビの時間が長くなりすぎたな、など落ち込む日もあります。でも完璧な家事を目指すのではなく「今日いかに2人を笑わせたか」に指標をもっていくのが良さそうだと思いつきました。ハグをしたり、話をゆっくり聞いたり、こちょこちょしたり、面白いことを言ったりで、2人の可愛い笑顔や「きゃきゃきゃ」という笑い声を1つでも出せたら、自分に良しとしてあげよう、と思ったのです。この先大きくなって思春期を迎えるのだろうけれど、まだまだ今はほんの小さなことでたくさん笑ってくれる時期。家事に必死になったり、そのことで勝手に落ち込んだりイライラしたり、宿題を先延ばしする小学生長女にガミガミしたりするのではなくて、とにかく2人の笑い・笑顔に注力したいな、と思ったのでした。
そして2つ目は「チャレンジは尊い」です。これは私の復職、娘たちの保育園と学童スタートに向けて不安も感じる今、自分を勇気づける言葉です。変化は避けたくなるものだけれど、新しいことに挑戦することはすごいこと。この春家族4人で、新たな生活に挑戦をします。それぞれの成長を願い、同時に信じています。
ちなみに2歳次女による最新の名言は、長女に向けた「ね~ね(=姉)、だ~いすき!ぎゅーしてあげようか~?」でした。きゅん!!
まなみ
小学2年生長女と2歳次女の、パワフル5歳差姉妹を子育て中♪東京の多摩育ち、現在は埼玉在住。
旅行会社勤務。2回目育休での育休プチMBAと女性管理職育休プログラムに出会い、復職への不安を軽減したく受講。育児中でも学べるのだと実感し、挑戦することの大切さを再認識する。2022年4月復職。
趣味は毎日子ども達の可愛い写真、面白い写真を撮影し、整理し、見返すこと。子ども達のおもしろエピソードをメモすること。音楽を聴くこと、歌うこと。自然に癒されること。
たくさん笑う毎日を過ごしたい!と思っています。
◆育休プチMBA®️は、復職後に起こり得る様々なケーススタディを用います。視座を高くもつこととはどういうことか、頭でだけではなく体感で理解できます。子どもを持ちながら働くことに不安な方、復職を控えている方、ぜひふるってご参加ください♪
勉強会は定期的に開催しています。次回の勉強会はオンラインです!
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次回の勉強会は、5/10(火)にオンラインで開催です。テーマは「クリティカルに考える」、ファシリテーターは元アナウンサーの橋本恵子さんが登壇します。