育休プチMBA

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ってなに?
育休プチMBAってなに?

外注のメンタルブロックを外そう! 私たちが日本経済を回している?!

2022/09/15

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”子どもを持ちながら働く”が当たり前になる社会を目指して――
育休中・復職している方も含めた多様なメンバーが集まる『育プチライター』によるブログシリーズ。
ときに悩み、ときに自分を奮い立たせ、でも前向きに楽しく”子どもを持ちながら働く”を実践中!そんな方たちのリアルをお届けします。

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こんにちは。復職7年目のいちみなです。日々、小2の息子を育て(育てられ)ながら、公務員として海外と関わる仕事をしています。

今から10年前のこと。国際協力団体の職員として北京に駐在していた時、仕事で知り合った方の中に「子連れ駐在」の女性がいました。彼女は当時未就学児のお子さん2人を連れて北京に駐在、パートナーは日本で勤務。仕事をテキパキこなす素敵な方で、それはそれはキラキラと輝いて見えました。

・・・でも異国の地で育ち盛りのお子さん2人を育てるなんて、きっと大変に決まってる!そう思って彼女に「育児との両立、大変じゃないですか?」と質問してみたところ、「中国では子育てに関する外注サービスが、日本よりも充実しているから。むしろ日本で子育てするよりも断然楽ですよ♪」と、予想外の答えが返ってきました。(※ たしかに中国では、中流階級以上の核家族は、子守りから家事全般何でも引き受けてくれる家政婦さんを雇うのが一般的だったのです。)

その後、私が異動となり帰国することになったときの送別会で、彼女は私にこんな言葉を掛けてくれました。
「将来子供ができたら、自分が稼いだ給料は、全額外注サービスにつぎ込んでもいいからね!外注サービスへの投資は期間限定で、いつかは終わる出費だから。それよりも、『本当は働きたいのに』と思いながら、自分ひとりで全てを担おうとして、仕事を辞めちゃうほうがもったいない。

結婚して子供が生まれてから参加したママ向けセミナーでも、講師から同じことを言われました。保育園で必要となる「入園グッズ」作り、シャツのアイロン掛け、料理の作り置き、、、苦手意識があるのであればプロの力を借りれば良い、と。セミナー講師の「外注サービスを使うことに、手抜きでごめんねって罪悪感を感じる必要はないよ!対価を払ってるんだから『私たちが日本経済を回してる』ぐらいの気持ちで、どーんと構えていればいい!」という一言が目から鱗すぎて、今でも強烈に印象に残っています。

そして私は、北京で出会った「子連れ駐在」の彼女やママ向けセミナー講師の言いつけを忠実に守り(※ 実際に給料全額を外注に注ぎ込んでいるわけではないですが)、外注に対するメンタルブロック(「自分がちゃんとやらなくちゃ・・・」「子供がかわいそう・・・」等)に直面するたび、それらを意図的に外すことを心掛けてきました。具体的には

1 「本当にそうなの?」と疑ってみる
⇒ 本当に「自分がちゃんとやらなくちゃ」いけないの??
2 「でもこういう考え方もあるよね」と、他の視点で考えてみる
⇒ 私が「ちゃんとやらない」ことで、息子の自立心が芽生えるかも!

結果として我が家は、育休中から今に至るまで、ファミサポ・ベビーシッター・一時保育・病児保育・ハウスキーピング等、様々な外注サービスを活用しまくって、なんとか日々の生活を回しています。サービス提供者の皆様には本当に感謝です。
お世話になった外注サービスはライフスタイルの各段階で変遷がありますが、復職7年目の我が家が現在お世話になっているサービスは以下のとおりです。


・【育児の外注】ベビーシッター(週1~2回×2~3時間 約30,000円/月)
  ⇒ 息子を学童に迎えに行くところから、私または夫のどちらかが帰ってくるまでお願いしています。帰宅後は宿題も見てくれるのでありがたいです。
・【家事の外注】ハウスキーピング(2週間に1回×2時間 約16,000円/月)
  ⇒ 誰かがやらないと徐々に生活の質が下がってくる場所の掃除(水まわりなど)をまとめてお願いしています。私が同じ時間掃除をするのと比べたら10倍ぐらい効率が良いかも・・・と思えるぐらいキレイにしてくれます。
・【自然体験の外注】送迎付き自然体験(週1回×4時間程度 約15,000円/月)
  ⇒ 地元のNPOが実施している送迎付き自然体験(小学校1~2年生が対象)に息子を参加させています。放課後スタッフの方が小学校に迎えに来てくれて、夜7時前後に自宅付近まで送り届けてくれます。スタッフさんの見守りのもと、近所の野山で遊び、学び、考える体験ができます。

育児と仕事で、ただでさえ日々の暮らしがいっぱいいっぱいな中、「自分じゃなくても『誰か』がやれば良いこと」は積極的に誰かに任せ、「今、この子の親にしかできないこと」の優先順位を上げて、できる限り、子供と一緒に笑顔でいられるために時間を使う。それは私にとって、育児と仕事のバランスを取る上でも、自分のメンタルを安定させる上でも、欠かせない選択となっています。

育休プチMBA®︎勉強会には、外注サービスを積極的に活用し、自分や家族の人生をより豊かにしている仲間たちがたくさんいて、さまざまな外注サービスの情報交換が行われています。そして「自分だけじゃないんだ!!」と励まされます。
もし育児や家事の外注サービスを使うことになんとなく罪悪感を感じているのであれば、そのメンタルブロック、是非、一緒に外してみませんか?

今回の育プチライター
いちみな
地方都市で小2男子の子育てに奮闘中の、40代フルタイムワーカー。民間企業勤務→中国留学→国際交流団体勤務(中国駐在)を経て結婚&出産、現在は公務員として海外からの誘客に関わる仕事をしています。趣味は旅行。美味しい食べ物や地域ごとに異なる文化に魅了され、中国全省を踏破。時々アジア(中国以外)、まれに欧米も行きます。飛行機好き&電車好きな息子と一緒にいつか海外鉄道旅をするのが目下の夢。 ブログを通じて、良くも悪くも私なりの「働く母のリアル」をお伝えできたら幸いです。
 
 

◆育休プチMBA®️は、復職後に起こり得る様々なケーススタディを用います。視座を高くもつこととはどういうことか、頭でだけではなく体感で理解できます。子どもを持ちながら働くことに不安な方、復職を控えている方、ぜひふるってご参加ください♪
オンラインは前日15時まで、会場開催は当日11時までお申し込み可能です。

◆9/26 (月)11:00-14:00【会場開催】
「組織における自分の役割を考える」
(認定ファシリテーター:鈴木洋子さん登壇)
http://ptix.at/ZUNE9p

◆10/11 (火)10:00-13:00【オンライン開催】
「長時間労働の改善策を考える」
(認定ファシリテーター:橋本恵子さん登壇)
http://ptix.at/crz0go

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