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『時間貧困』って?子育て共働き家庭の一日

2022/09/21

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子どもを持ちながら働く”が当たり前になる社会を目指して――
育休中・復職している方も含めた多様なメンバーが集まる『育プチライター』によるブログシリーズ。
ときに悩み、ときに自分を奮い立たせ、でも前向きに楽しく”子どもを持ちながら働く”を実践中!そんな方たちのリアルをお届けします。
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こんにちは。2022年4月に第二子育休から復職したへろりんと申します。
娘二人(年中・1歳児)を育てるフルタイム共働き家庭を営んでいます(夫婦双方の実家は遠方)。

【1.時間貧困】
さて皆さん、突然ですが「時間貧困」という言葉を聞いたことはありますか。
私は、つい先日知ったのですが、この言葉が目に飛び込んできた瞬間に「ああ、私のことか」と思いました。

調査・研究によって定義は異なりますが、平成30年度産業経済研究委託事業「諸外国における現役世代向け社会保障制度に関する調査研究」報告書では、「可処分時間から実際の労働時間と通勤時間を差し引いた際に、家庭生活を営むうえで必要最低限の時間が残らない状態」と紹介されています。

この「時間貧困」、先行研究では、「一人親」「夫婦双方がフルタイム労働」「未就学児を育てている」の場合に陥りやすいと指摘されております。また、性差も大きく、特に「女性」が陥りやすいことも明らかになっています。

【2.生活時間、理想と現実を可視化してみる】
翻って、夫も私もフルタイム勤め人の我が家。家事・育児を回すために、夫婦ともに、自身の睡眠時間や余暇時間を削っているのが実?情です。
この状況、まさに時間貧困なのでは…? な~んて思っちゃうんですよね。

本当に時間貧困なのか?を確かめるべく、理想と現実を可視化してみます。

<理想>
・8時間寝て
・毎日2~3時間くらいは余暇・自己投資の時間
・通勤時間も含めて労働は8時間くらい
・残りは育児なり家事なりする
(家事はできるだけ短くしたい)

<現実>
・6時間睡眠
・朝の支度に2時間(うち1時間はワンオペ)
・保育園の送迎で片道30分+α(兄弟別園)
・保育園より先の通勤時間が片道25分
・労働7.5時間(時短制度利用。昼休憩1時間含む)
・夜は帰宅~寝かしつけまで3.5時間(うち1.5時間はワンオペ)
・残り3時間のうち身支度30分+ぼんやりしている(睡眠時間に振られることも)
です。

※夫の勤務地まで片道1.25時間&在宅勤務不可のため、保育園送迎はほぼ毎日私
※朝の支度や夜の寝かしつけまでの時間に、洗濯・食事準備・掃除などが含まれます

あと、子供が未就学児ならではのタスクとして、
・一緒に入浴(1時間、「夜の帰宅~寝かしつけ」に含む)
・下の子の食事の介助(床掃除、おかわり要請対応など。朝夕で合計1時間程度)
があります。

加えて、頻繁に「おかーさーん!みーてー!!」等呼ばれて作業中のタスク中断、って感じですかね。。。

<結果として>
理想と現実、既に「睡眠時間」が2時間ほど乖離。
通勤含めた労働時間も9時間越えで1時間ほど乖離。
そして、ほぼ影も形もない「余暇・自己投資」のための時間…。

片道20分の通勤電車内で本を読む、がせいぜい。
しかし、その時間も「何も考えたくないからネットサーフィンで時間をつぶす」で、消えること多々…。

在宅勤務もできますが、通勤時間の削減分が労働時間に、昼休憩時間の一部が家事時間に転嫁されています(在宅勤務をされている方、こんな感じになりませんか…?)。
 
【3.最後に】
書き出してみて感じることは、「子どもに手がかかり、夫婦双方がフルタイム勤め人(しかも実家遠方)である以上、どうしても時間貧困にならざるを得ないのではないか…?」です。身も蓋もないですね。

とはいえ、「時間貧困」という言葉があるということ、自分の属性が「時間貧困」に陥りやすいことを知ることで、心が少し軽くなりました

時間は作り出すもの!…なのですが。
その人の属性や環境によってはそもそも「構造的に無理」な部分も大きく、「工夫しても時間を作りだせない」ことを気に病む必要は決してない、ということを声を大にしてお伝えしたいです

それにしたって、今は正直、自己研鑽より睡眠時間を確保したいです…。
引き続き、時間の捻出については、毎日少しずつ試行錯誤を重ねていきたいと思います。 

今回の育プチライター
へろりん
都市部にて、夫・娘2人(年中と1歳児)・自分の4名からなるフルタイム共働き核家族(両実家遠方)を営む三十路。勤め先の業種は卸・小売。2022年4月から第二子育休より復職。キラキラ・バリバリワーママとは真逆のベクトルで生きている量産型。低身長と眼鏡が特徴。 仕事や育児を頑張りたいという気持ちが無いわけではないが、今は睡眠時間8時間の確保に注力したいと思っている。

◆育休プチMBA®️は、復職後に起こり得る様々なケーススタディを用います。視座を高くもつこととはどういうことか、頭でだけではなく体感で理解できます。子どもを持ちながら働くことに不安な方、復職を控えている方、ぜひふるってご参加ください♪
オンラインは前日15時まで、会場開催は当日11時までお申し込み可能です。

◆9/26 (月)11:00-14:00【会場開催】
「組織における自分の役割を考える」
(認定ファシリテーター:鈴木洋子さん登壇)
http://ptix.at/ZUNE9p

◆10/11 (火)10:00-13:00【オンライン開催】
「長時間労働の改善策を考える」
(認定ファシリテーター:橋本恵子さん登壇)
http://ptix.at/crz0go

◆10/25(火)11:00-14:00【会場開催】
「人を動かすコミュニケーション」
(認定ファシリテーター:石井寛子さん登壇)
http://ptix.at/NcenfD

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