育休プチMBA

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キャリアの「空白」

2022/10/11

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子どもを持ちながら働く”が当たり前になる社会を目指して――
育休中・復職している方も含めた多様なメンバーが集まる『育プチライター』によるブログシリーズ。
ときに悩み、ときに自分を奮い立たせ、でも前向きに楽しく”子どもを持ちながら働く”を実践中!そんな方たちのリアルをお届けします。

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こんにちは!みちると申します。
私は夫の海外赴任を機に休職し、既に休職期間が丸4年(!)経過しています。5年目に突入した今、この休職期間をキャリアの「ブランク(空白)期間」と表現することが増えました。
先日、ある方にキャリア相談をした際にも、私は休職期間中で仕事をしていない、という現状を説明するために、「ブランク期間」という言葉を使いました。すると、その表現について「みちるさんが頑張ってきた期間をブランクと言うなんて!」とご指摘を受けたのです。
私自身、何気なく使い続けていた言葉で、分かりやすい表現だと思っていたので、衝撃を受けました。
この記事を読んでいらっしゃる方は、育休を取得された(または、取得中の)方が多いと思いますが、育休だけに関わらず、何かしらの理由で休職や退職し、一時的に働いていない期間をお持ちの方は多いと思います。その「働いていない期間」をどのように捉えたらいいのか、考えていきたいと思います。

1.なぜ「ブランク期間」という表現を使ったのか
私はこの休職期間中に日本、ドイツ、アメリカ間の海外引越や、長男の出産を経験し、育児の合間をぬって現地語を勉強したり、プチMBAマスタープログラムを受講し、リスキリングに励んできました。
私としては忙しく過ごしてきたつもりでも、いわゆる“キャリア形成”の視点では、私のこの4年間は「ブランク期間」と言われてしまいます。
転職エージェントなどが「履歴書に書けない期間」として、ブランク期間と表現するのはしょうがないと思う反面、自分からブランクと言うのはいかがなものか、と今回の指摘をいただいてから改めて思いました。卑下しているようにも過小評価しているようにも聞こえます。ブランク期間と表現することで、無意識のうちに私のこの4年間をネガティブに捉えている気がしました。

2.キャリアのブランク
確かにハードスキルはこの4年間積めていません。その代わりにコミュニケーション能力など個人の特性に関するスキルであるソフトスキルは飛躍的に伸びたと思います。
例えば、ドイツ在住中に毎日通っていた語学学校では、アジア人が少ない地域でほとんど全員が移民というクラスに属していました。バックグランドや置かれている状況が違いすぎる彼らとは、会話をしているのにお互いの理解に至らない、という焦燥感をたくさん味わいました。そこから脱するために多様性を許容する姿勢が身についたと自信を持って言えます。
この経験が果たして私のキャリアにとってプラスに働かないのでしょうか。「働いていないから無意味」という箱に自分自身を無理やり投げ入れている、と思いました。

3.発想の転換が必要
私のこの経験やスキルは、転職市場では万人受けするものではないかもしれません。また、平均値からの評価を軸にアドバイスをするキャリアカウンセラー(転職エージェントなど)からみたらマイナスに映るかもしれません。だからといって、自分自身で私のこの4年間を「ブランク」と表現するのは違う気がします。
転職活動はよく婚活と例えられるように、私の経験やスキルを求めている場がきっとあると思います(と信じています)。また、復職する際にもこの経験・スキルが活かせると思います。
周りが使っているからという安易な理由で休職期間を「ブランク期間」と表現して、自分を型にはめようとせず、「ダイバーシティについて実体験として学べた!次は何を学んでキャリアに活かそうか?」と発想の転換をして、ワクワクしながら今の休職期間を前向きに過ごすことがとても大事だと思いました。
また、その発想の転換をするためにも休職期間中に何をしたのか、できたことに焦点を当てて、考える視点も必要だと感じています。

今回の育プチライター
みちる
大学卒業後、銀行にて個人営業・債権回収・法人営業を経験。結婚と同時に夫の海外赴任(ドイツ)が決まり、「配偶者転勤に伴う休職制度」を利用し、5年間の休職を取得。その間、長男をドイツで出産、長男が生後6か月の時に夫の異動に伴い、アメリカへ生活拠点を移す。現在、妊娠9か月、アメリカで出産予定。復職期限が迫る中、復職へのモチベーションは高いものの、復職期限の内に家族全員で日本に帰国できるかどうか分からず、「家族の在り方」、「キャリアの優先順位」を考える日々を過ごしている。

 

◆育休プチMBA®️は、復職後に起こり得る様々なケーススタディを用います。視座を高くもつこととはどういうことか、頭でだけではなく体感で理解できます。子どもを持ちながら働くことに不安な方、復職を控えている方、ぜひふるってご参加ください♪
オンラインは前日15時まで、会場開催は当日11時までお申し込み可能です。

◆10/25(火)11:00-14:00【会場開催】
「人を動かすコミュニケーション」
(認定ファシリテーター:石井寛子さん登壇)
http://ptix.at/NcenfD

◆11/10 (木)10:00-13:00【オンライン開催】
「時間制約をどう克服するかを考える」
(認定ファシリテーター:小林良江さん登壇)
http://ptix.at/hqA0Px

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