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実録‼︎不妊治療と仕事に揺れた最前線‼︎ 〜経験者が語るどっちも選べるマインドのコツとは?〜 第1回

2022/10/14

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”子どもを持ちながら働く”が当たり前になる社会を目指して――
育休中・復職している方も含めた多様なメンバーが集まる『育プチライター』によるブログシリーズ。
ときに悩み、ときに自分を奮い立たせ、でも前向きに楽しく”子どもを持ちながら働く”を実践中!そんな方たちのリアルをお届けします。

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こんにちは。
復職後4年のごんちゃんです。


私は約2年間、不妊治療を行って、子どもを授かることができました。
総額約160万。休日返上で治療に費やした時間。
たくさん流した涙、ブラックな感情。

仕事をすることが好きだからこそ、治療しながら仕事を続けることの難しさを痛感し、一方で仕事があるから治療中に救われた出来事もありました。

今回、仕事をしながら行った不妊治療の経験を4回に分けて書きたいと思います。(10月、毎週金曜日の配信予定です!)

なお、本記事に関して医学的な根拠はなく、あくまで一個人の体験談であることをご了承ください。


私が不妊⁉︎

自分は健康で望めば妊娠できると思いこんでいました。
結婚して半年、妊娠の気配がなかったので近所の産婦人科に行き、自分が多嚢胞性症候群(たのうほうせいしょうこうぐん)という卵巣障害があることが分かりました。

一般的に、卵巣では、脳からの刺激によって卵子を包んでいる卵胞が育ち、排卵し、卵管を通って子宮へと運ばれます。月経は卵巣で卵胞が育つところから始まりますが、これを促す初めのサインは、視床下部からのホルモンです。これが下垂体に働き、下垂体からのホルモンが卵巣に働き、卵胞が育ち、排卵します。このしくみのうち、どこか一箇所でも異常があると、月経がきちんと来なくなってしまいます。※1

そう、私の身体にはそのどこかに異常があって、元々、月経の周期が安定していませんでした。ただ、全く月経がこない訳でもなかったので、妊娠を考えるまではあまり気にしていなかったというのが事実です。


私の解釈では、「超頑張り屋さんなのに報われない卵巣さん達」。
私の卵巣達は視床下部からの伝達通りに動いてくれているのですが、実はその指示が誤っているもしくは上手くいっていない→正常な排卵が起きない→排卵がおきないという事は、そもそも妊娠のスタートに立ててなかったのです。
また、完治するものではないということもわかってきました。

不妊治療するの?

当時30歳。
最初の選択を迫られました。
ー頑張ってくれてる卵巣さん達を信じて自然な流れに任せるか?
ー積極的に妊娠につながるための方策を取り入れるのか?

私は、後者を選択して、不妊治療の道に進むことにしました。
なぜ、100%自然妊娠できないわけではないのに治療の道を選んだのか?

正直、甘かったです笑
もちろん、体験談は読みましたが、治療を始めたらすぐにできるのかなと安易に考えていました。
見通しが甘かったことに加えて、私のせっかちな性格も災いし、「早く結果を出したい‼︎ 待つなんてあり得ない…。」
妊娠することを何かこれまでの人生で得てきた学歴や職歴、地位と同じようにゲットするものだと思っている感覚。
「自分のこれからの人生とか仕事のキャリアとかも考えて、何歳くらいに妊娠して、こどもを産んで、保育園に入れて復帰して。じゃあ、このくらいのタイミングで昇進試験を受けて…。」

風邪薬を処方してもらうような気軽さで始めた不妊治療は無知だからこそ、簡単に治療に踏み切れたんだと改めて感じています。

皆さんは不妊治療って具体的にどんなことをやっているかご存知ですか?

私は不妊治療を2つの病院で経験しましたが、概ね、この3ステップでした。
①自然妊娠へのアシスト
②人工授精
③体外受精

ここでいきなり、経験者っぽいことを言うと、病院選びはかなり重要です。自分の性格、治療とのスタンス、通院のしやすさ、在籍する先生、最新技術や症例の多さ、保険適用範囲内にとどめるのかが選択ポイントとして挙げられるのではないでしょうか?

仕事と治療を両立していくに当たって、最も重要になってくるのは職場からの通いやすさ。治療段階にもよりますが、治療のステップが上がるにつれて、通院頻度はもちろん増加。時間休を最小限に抑えるためには移動距離時間の短縮に尽きます。お昼休みと時間休を合わせて、治療時間を生み出すなどの工夫も重要になってきます‼︎

私は当初、何も考えずに近所の産婦人科に行きました。
ざっくり言うと、問診や内診、基礎体温表を元に1か月に1回の排卵をより正確に判断するための処置を行なっていくものでした。先生も穏やかな方で、仕事を定時で上がって平日の夜に通院できるので、自分のペースで仕事や家庭に負担をかけずに治療を進めたい方には最適だったと思います。せっかちな私は早く結果が欲しくて我慢ができず、転院を決意します。

次に選択した病院は正反対の病院でした。
不妊治療を専門にしており、自分が行いたい治療に対する手段が豊富に揃っており、仕事や家庭を犠牲にしないと難しい状況。私は自分の性格と早く結果を出したいという一心で病院を変えましたが、正直、何が良かったのかわかりません。

自分が選択した道は結果として、こどもを授かることができたので間違っていなかったかもしれません。しかし、こどもを授かるという明るい未来を願うはずのための行動が、こんなにも自分を苦しめて、追い込むことになるとは思ってもいませんでした…。「もう仕事は続けられない。」この後、幾度となく考えることになります。


*1 公益社団法人日本産婦人科医会 HPより

今回の育プチライター
ごんちゃん
家族は3人(夫、5歳の男の子)、愛知県名古屋市在住。好きなことはファッション(服が大好きで、ファッションショーの企画も趣味でやっています。)、ピラティス(いずれはインストラクターの資格を取りたい野望あり)です。仕事は市役所職員の事務職をしています。学生卒業後に就職後、総務や福祉の業務に携わり、産休育休を経て、2019年に復職。 育休中に育プチMBAと出会い、体験講座を受講。復職後にコミュニティ内の投稿記事に励まされることが多く、より交流を深めたいと今回のライター募集に応募しました。
 

◆育休プチMBA®️は、復職後に起こり得る様々なケーススタディを用います。視座を高くもつこととはどういうことか、頭でだけではなく体感で理解できます。子どもを持ちながら働くことに不安な方、復職を控えている方、ぜひふるってご参加ください♪
オンラインは前日15時まで、会場開催は当日11時までお申し込み可能です。

◆10/25(火)11:00-14:00【会場開催】
「人を動かすコミュニケーション」
(認定ファシリテーター:石井寛子さん登壇)
http://ptix.at/NcenfD

◆11/10 (木)10:00-13:00【オンライン開催】
「時間制約をどう克服するかを考える」
(認定ファシリテーター:小林良江さん登壇)
http://ptix.at/hqA0Px

◆11/29 (火)11:00-14:00【会場開催】
「長時間労働の改善策を考える」
(認定ファシリテーター:大西愛歌さん登壇)
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