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「未就学児の母は私だけ」 マイノリティな私の生存戦略  【前半:環境を整える編】

2022/10/31

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子どもを持ちながら働く”が当たり前になる社会を目指して――
育休中・復職している方も含めた多様なメンバーが集まる『育プチライター』によるブログシリーズ。
ときに悩み、ときに自分を奮い立たせ、でも前向きに楽しく”子どもを持ちながら働く”を実践中!そんな方たちのリアルをお届けします。

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 こんにちは。復職7年目・地方都市在住のいちみなです。日々、小2の息子を育て(育てられ)ながら、公務員として海外と関わる仕事をしています。

 7年前、息子が2歳のときに職場復帰をしました。自ら希望して戻った部署でしたが、残業や出張が多く、未就学児の母は私ひとりだけ。間違いなくマイノリティなので上司は扱い方に悩むだろうし、なにしろ、「前例」がない!そこで、自分なりの生存戦略を立てることにしました。それは「安心して業務を任せてもらえるような環境を整備する」(※公私ともに)ということです。

 具体的には・・・

 

 1 【上司編】復帰後1ヶ月間は毎日メールで進捗報告
 未就学時の親にとって、「明日、すこやかに出社できる保証」など、どこにもありません。なので、職場復帰した初日に、「今後1ヶ月程度は、毎日の進捗と翌日の予定を共有させてほしい」と上司に伝え、毎日帰宅前に、上司に報告&共有していました。

 

2 【職場編】週に一度は「遅くなっても大丈夫な日」を設定
 保育園のお迎え時間を考えると、「毎日遅くまで残業」という働き方はできない。でも毎日が「お迎えとの戦い」だと、自分のメンタルに悪そう・・・そこで試したのが、「週1日はとことん遅くなっても良い日を作り、他の日はお迎えに間に合うように帰る」という働き方です。

 今でも「毎週月曜日はベビーシッターさんにお願いする日」と決めて、月曜日には、前の週の遅れを取り戻す、または前倒しで業務を進める日にしています。どちらも必要ない時は、自分のためのプチリフレッシュタイムに。甘いものを買って帰るささやかな幸せ、これがまた、良い息抜きになります!

 

3 【こども編】出張を機に「母がいなくても大丈夫な子」へ強制アップデート

 復帰後早々、海外出張がありました。当時、息子は2歳3か月。私自身が希望した出張だったので、1か月以上前から息子に「ママは〇月〇日になったら、4日間いなくなるからね」と言い聞かせてきました。

 言ってはみたものの、当時の息子の語彙は「ぱぱ」「まま」「わんわん」等の10単語程度。私の言い聞かせも、多分理解していないだろうなと思っていたのです。

 ところが、普段はご機嫌で起きてくる息子が、出張当日の朝だけ「まま・・・」と泣きながら起きてきました。ちゃーんと理解していたようです。すまん息子、母は侮っていたよ・・・。

 ただ、息子が起きてきたのは、家を出る最終リミットの3分前。絶対に遅れるわけにいかない私は、息子に一言「大丈夫!きみならできる!じゃ、頑張って!!」と言い残し、泣きじゃくる息子を夫に丸投げして出張へ。号泣する息子、寝ぼけた夫、猛ダッシュで家を飛び出す私。なかなかのカオスです。

 ですが、母のいない4日間を経験したことで、息子はぐんと成長しました。朝は機嫌良く起きて保育園に行き、ニコニコモードで帰宅して、夜になったらすんなり寝ていたそうです。私が帰国したら、まだまだ先だと思っていた「イヤイヤ期」が始まっていたというおまけまでついて。(・・・4日間の間に、成長しすぎじゃない??)こどもの適応力の高さを、身を以て学びました。

 初出張時に号泣していた息子は、2回目の出張(@3歳)からは、「今度はどこ?北京?いいなー、頑張ってね!」と言ってくれる、頼もしい存在になりました。息子よ、応援してくれてありがとう!

 

4 【保育園編】同じ境遇の仲間と「お迎え協定」を結ぶ

 同じく出張多めな保育園のママ友から、「お迎えに間に合わない場合、間に合う方が、こどもたちをまとめて連れて帰りませんか?」と提案をいただき、何度も助けてもらいました。

 お迎え後は、家または外で、みんな一緒に晩ごはん。ママ友の家で、息子をお風呂に入れさせてもらったこともありました。こどもたちが遊んでいる間、大人は片付けや息抜きができて、親子共々ハッピー。ママ友が教えてくれた「こどもと大人が1対1でいるよりも、N対Nの方が、断然、楽。」という言葉は本当にその通りでした。

 ちなみにこの「ママ友」、育休プチMBA®創設者のあっきーさんこと、国保祥子さんです。頼れるママ友の存在、大事!!

 後半編では「それでもしんどかったとき」に採った戦略についてご紹介します!

今回の育プチライター
いちみな
地方都市で小2男子の子育てに奮闘中の、40代フルタイムワーカー。民間企業勤務→中国留学→国際交流団体勤務(中国駐在)を経て結婚&出産、現在は公務員として海外からの誘客に関わる仕事をしています。趣味は旅行。美味しい食べ物や地域ごとに異なる文化に魅了され、中国全省を踏破。時々アジア(中国以外)、まれに欧米も行きます。飛行機好き&電車好きな息子と一緒にいつか海外鉄道旅をするのが目下の夢。 ブログを通じて、良くも悪くも私なりの「働く母のリアル」をお伝えできたら幸いです。

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◆育休プチMBA®️は、復職後に起こり得る様々なケーススタディを用います。視座を高くもつこととはどういうことか、頭でだけではなく体感で理解できます。子どもを持ちながら働くことに不安な方、復職を控えている方、ぜひふるってご参加ください♪
オンラインは前日15時まで、会場開催は当日11時までお申し込み可能です。
 
◆11/10 (木)10:00-13:00【オンライン開催】
「時間制約をどう克服するかを考える」
(認定ファシリテーター:小林良江さん登壇)
http://ptix.at/hqA0Px

◆11/29 (火)11:00-14:00【会場開催】
「長時間労働の改善策を考える」
(認定ファシリテーター:大西愛歌さん登壇)
http://ptix.at/Uee49f

◆12/8 (木)10:00-13:00【オンライン開催】
「復職に備えた準備をする」
(認定ファシリテーター:平田江梨子さん登壇)
http://ptix.at/9kalWs

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