育休プチMBA

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ってなに?
育休プチMBAってなに?

いつでも、だれでも挑戦していい~アラフォーワーママが受験生してみた

2023/01/11

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”子どもを持ちながら働く”が当たり前になる社会を目指して――
育休中・復職している方も含めた多様なメンバーが集まる『育プチライター』によるブログシリーズ。
ときに悩み、ときに自分を奮い立たせ、でも前向きに楽しく”子どもを持ちながら働く”を実践中!そんな方たちのリアルをお届けします。

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今年4月に復職、現在1歳半の娘を育てているきゅ です。私はこの秋、ある国家資格を受験し、合否を待っているところです。自己採点ではギリギリ。受かっていますように・・・ドキドキ。「なぜ受験に挑んだか」「家事育児&仕事と勉強の両立」「やってみてどうだったか」 そのあたりを伝えたいと思います。

1,自分はダメ、の呪いを解きたい
いきなり暗いです。子が生まれて間もないある夜、出産で一変した生活の中、私は自分がダメだ、という思いにとりつかれ、眠れなくなってしまいました。自分は親が与えてくれた教育の機会を十分に人生に活かせていないし、社会にも還元できていない。なぜ大学でもっと勉強しなかったのか。
自分の時間がなくなってから気づいても遅いのに・・・
子育てのあらゆる意味での大変さを実感しはじめて、自分がいかに「普通に教育を受けられること」を漫然と享受していたか、その罪深さに押しつぶされそうになりました。

寝て起きたら「そんなこと考えても時間のムダ!」と通常モードに戻れたのですが、自分が子だったら後悔とコンプレックスが貼りついたママなんて嫌・・・という気持ちも沸いてきて、これは育休中に呪いを解いておかねばいけないやつだ!と国家資格を取ることを思い立ちました。
学部で学んだきりになっていることをライセンスとして形にすれば、それを契機にもっとチャレンジする人生にギアチェンジできる気がしたのです。

同時に、夫婦ともに移住志向があったため、どこでも生きていけるよう、「専門性の柱&キャリアの選択肢を増やしたい」という思いもありました。さらには、これまでBtoBの仕事しかしてこなかったので、現に困っている人を助けられる知見をもっておきたい、ということも以前から考えていました。

2,勉強時間を絞り出すのにてんやわんや
試験の合格に必要といわれる勉強時間は600~1000時間。育休中は子のお昼寝中に勉強できていたのに、復職したら自分の時間なんてない。朝勉、耳勉、風呂勉、スキマ時間にアプリ勉・・・とあらゆる悪あがきをしました。そんな中、勉強時間の確保に効いたのはこの3つです。

①とにかくスマホをkeep away
寝かしつけて一息ついて、うっかりスマホを触ったら最後。「かわいすぎる三つ子の赤ちゃん」「職人技のケーキデコレーション」「世界の絶景ホテル」などの、見ても見なくてもいい投稿をだらだらスクロールして、我に返ると30分・・・な事態を繰り返さないように、メインのスマホからSNSをアンインストールしました。

②朝型シフト+勉強モードに入る簡単ルーティン
寝かしつけ後に起きてやろう、と思ってもそのまま気絶することが多く、あきらめて寝ることにして朝型に変えました。早起きできたら(できないことの方が多かった)、白湯+YouTubeのヨガ10分で強制的にスイッチを入れ、子が起きるまで勉強。アラフォーになると体の調子を整える時間も見込む必要があり、その点でもヨガはよかったです。

③夫に子を託す
受験直前期は時間を決めて夫に家事と子のお世話をまるっと任せ、図書館にこもりました。お願いするときには育プチで学んだ、「相手の状況を踏まえた交渉術」が役にたちました。一方で家事を雑に丸投げしてしまったこともありましたが、夫の料理スキルがレベルアップする思わぬ効果も。

3,それでも、挑戦してよかった
子が1歳になり、自己主張が増えてより多くのケアを必要とするとき、自分のエゴで、勉強時間を無理やりねじ込むことに罪悪感は・・・ありました。しかし、仕事/家事/勉強/育児とメリハリを利かせることで、子との時間がより濃く、幸せなものになりました。一緒に過ごせる時間は自分にとってのごほうびタイムと思い、勉強や家事タスクのことは割り切って忘れ、遊びに集中することにしていました。

夫婦間では、動機やビジョンを説明して協力を求めるなかで、何かにチャレンジしたい、と気軽に言い合えるようになった気がします。夫も最近転職を決め新たな勉強をはじめましたが、気持ちよく応援することができました。このまま小さなことも大きなことも、フラットに「やってみたい」と言えるカルチャーを家庭に定着させたいと思います。子のためにも!

図書館の自習室では小学生からシニアまでそれぞれの勉強に励んでいて、「学びたい気持ちがあれば、何歳でもOK」を目の当たりにできたのも悪くなかったです。気力と体力の限界を感じた時、すこし元気になれました。

一つの挑戦を終えた今も、「独身のヒマなときに遊んでばかりだった自分のバカバカバカ・・・大学時代にタイムスリップしたい・・・」みたいな後悔が定期的に押し寄せます。そんなときは、「いつだって、誰だって挑戦していいんだ」と40年もかかったけど、気づけたこと。子にも伝えらえること。この気づきによって、苦労の連続だったであろう親の子育てに少しでも応えられたかも、と思いたい。呪いをかけるのも、解くのも自分!と実感したアラフォー受験生でした。

 

今回の育プチライター
きゅ
都内在住、体力あり余る1歳娘&真面目すぎる夫の3人家族。広告制作会社でものづくり系プロデューサーをしています。旅と登山が大好きで、パキスタンやネパールにトレッキングに行ったり、夫婦でロードバイク台湾一周してみたり。今は日々いたずら放題に成長する子に体力と人格を問われる日々。人や地域のよいところを伝える方が得意ですが、運営メンバーさんにお声がけいただき勢いでライターに参加しました。育プチ参加の心理的ハードルを下げる「親しみ」担当でありたいです。

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◆育休プチMBA®️は、復職後に起こり得る様々なケーススタディを用います。視座を高くもつこととはどういうことか、頭でだけではなく体感で理解できます。子どもを持ちながら働くことに不安な方、復職を控えている方、ぜひふるってご参加ください♪
オンラインは前日15時まで、会場開催は当日11時までお申し込み可能です。

★オンライン★【3回セット復職直前キャンペーン】
①1/17 (火)10:00-13:00
「クリティカル・シンキングとマネジメント思考を鍛える」
https://peatix.com/event/3414960/view

②2/8 (水)10:00-13:00
「時間制約をどう克服するかを考える」
https://peatix.com/event/3418724/view

③2/27 (月)10:00-13:00
「長時間労働の改善策を考える」
https://peatix.com/event/3419653/view

(講師:国保祥子 株式会社ワークシフト研究所 所長/育休プチMBA(R)代表)

※3回セットについてはこちらのページからお申し込みください。
https://peatix.com/event/3414960/view

★会場開催★【3回セット復職直前キャンペーン】
①1/26 (木)11:00-14:00
「長時間労働の解決策を考える」
https://peatix.com/event/3434986/view

②2/21 (火)11:00-14:00
「人を動かすコミュニケーション」
https://peatix.com/event/3440306/view

③3/9 (木)11:00-14:00
テーマ、学習内容は決定次第公開いたします。

(いずれの回も、育休プチMBA®認定ファシリテーターが登壇予定)

※3回セットについてはこちらのページからお申し込みください。
https://peatix.com/event/3434986/view

 

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