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2月8日(水)育休プチMBA® 勉強会「時間制約をどう克服するかを考える」 開催報告

2023/03/06

こんにちは。第2子育休中、運営メンバーのこじゅです。
2月8日(火)「育休プチMBA勉強会」が開催されました。

■勉強会内容
勉強会のテーマは「時間制約をどう克服するかを考える」でした。復職後、実際に直面しそうなケースを個人、グループ、全体でディスカッションしていきました。ファシリテーターは育休プチMBA(R)代表の国保祥子さんです。

■勉強会参加者
参加者30名(うち3名は初参加)


■勉強会の様子 
今回の勉強会は、育休プチMBA(R)代表の国保さんが登壇ということでたくさんの方にご参加頂きました。『特別3回セットオンラインコース』の2回目のため、1回目のときに知り合ったメンバーも居て、リラックスした気持ちで臨めました。

冒頭、国保さんから「ディスカッションでは周りの意見に動かされない。まずは自分の意見をもって臨む。そうすると、1段上の考えが出てくる。」という心構えをお話いただきました。言葉がつたなくてもいいので自分の言葉で話すこと。…他人の意見を自分の意見と錯覚すると、自分の思考力が育たないそうです。まずは、「自分が発言すること」をグループで慣れて、次に、より大人数の前で発言することでトレーニングになる。迎合、同調は必要ない。あくまで自分の意見を固めてブラッシュアップする。…なるほど!今日も勇気を出して発言してみようと思いました。

そして、ケースディスカッションへ。「復職して3カ月たった復職者が、明日の株主総会の資料がまだできてないのに子供がインフルエンザと診断された。病児保育は空きなし。そして会議には前回のミスで怒らせた他部門の部長も会議に出席予定。さあどうする?」というケーステーマです。…ううう!あるある過ぎて震えますね!
4名程度のブレイクアウトルームで「この女性の問題は何か?」について意見を出し合いました。「もっとチームのメンバーに頼るべきではないか」「そもそもタイムマネジメントありきで働くことができていないのでは」…なるほどなるほど。その視点はなかった!他の方の様々な思考に触れる機会となりました。
全体ディスカッションで、国保さんが「まずはケースを読んでの感想だけを話してみてください」と。そこである方が「このケースの主人公、事前に便利家電投入や病児保育の手配を整え、足りない分は早朝に仕事したりして、めっちゃ頑張ってるのに、それでこの人の問題は何?って…。悲しい。十分やっていたんじゃない?」と言ってくれ、そうだなぁ、と少し気持ちが楽になりました。国保さんも笑顔で「このケースは私自身の経験が散りばめられている。読むと胸がきゅーっとなります(笑)」とおっしゃっており、どんな方でもこのような体験をされているのだなとしみじみ思いました。そして漏れなく私も身に覚えがあります!
「当事者の細かい問題はあるけど、細かいものはその不随でしかない。問題の根っこはなんだ?というのをいつも考えてほしい。」国保さんのこの言葉が印象に残りました。

次の議論は「上司はどのように思っているか」についてです。ディスカッションの目的は上司の思考を身に付けることです。まずは短期的に当事者はどうすべきか?「早めのヘルプを出す」「まずは事態の情報共有」「対処のためのタスクブレイク」…様々な意見がでました。では、長期的にはどうすべきか?「業務の見える化+定期報告」「スケジュールを前倒しで進める」「後輩を育成」「日頃から信頼を得るための自己開示」…などなどたくさんの意見が出ました。確かに確かに。理論上は納得。ただ、現実的に、自分にはそうできるかな?…まだ不安もありがなら皆さんの発言を聞きます。

勉強会の終盤。国保さんが「自分が頑張ることでなんとかしてきたという成功体験で考えがちになる。大事なことは、チームとしてどう動くべきかを考える。この思考により、働きやすさが変わってくる」と。第一子復職時を思い返すと、私はいかに自分の生産性を上げるかに特化して頑張っていたな。チームに貢献なんて余裕がなくて考えていなかったな。と反省しました。

最後に国保さんからです。「『私は〇〇はできません。』否定的な発言をすると消極的に捉えられてしまう。『チームのために自分は〇〇ができる』とポジティブに言い換えること。この行動は個人の罪悪感を減らすことに繋がる。組織にどう貢献するか。ぜひ、チーム目線で、情報共有のやり方を見直してください。プライベートの開示もチームのためのコミュニケーションと考えて必要なことを伝えるようにしましょう。」…これ、職場で誰かに教えてほしかったな…いやいや今学べてよかったです。この勉強会のテーマである、「時間制約をどう克服するかを考える」ということ、少し何か見えてきたような気がしました。

講義後、今回はグループ内でリフレクションをシェアしました。「自分は、自分でやるぞ!というマインドに陥りがち。でも今後は心を持ち換えて、チームとして何ができるか?を考えて仕事に取り組もうと思った。いっぱいいっぱいになるのでセーブしないとね~。」と他の方の発言。そうですよね。そうやっていかなければ、時間制約がある自分がイキイキと働けないですよね~。

講義の後の質問コーナーでは国保先生がこんなことを。「私は後ろの人がダッシュで走れるように道を均している。育休プチMBA勉強会の参加者だけが楽になる世界は見えてない。今の子育て世代のさらに後ろの後輩が楽になる世界を見ている。」心に残ったのでノートに残しました。

以下、参加者の感想をお伝えします。
・テーマは、まさにリアルな復職の壁であり、その時自分がどう考え行動すべきか、トレーニングになった。ファシリは、国保先生の導きで、発言者も気付かない隠れた意図を汲み取ってくださり、周りも学びが多かったと思います。ディスカッションも、メンバーに恵まれ、お互いの意見を尊重しつつ、新たな視点を得られる場になりました。
・2回目で自分の意見もまとまってきて充実感がより出てきました。何より同じ状況の方と交流できるのがうれしいです。
・3回出てみて、確かにマネジメント思考・上司目線の必要性の意味がわかり始めた。モチベーションがあがった。

ご参加頂いた皆さん、ありがとうございました!

 

■ランチタイムの雑談
 ランチタイム交流会では、保育園結果が出た時期だったので、保育園準備の話で盛り上がりました。「とりあえず今は何しておいたらいい?!」「保育園の手提げバックが手作り指定なんですが…どうしましょ」「えー?!いまどき?!作らなくても発注できますよ!」…皆さんの経験を踏まえたナレッジの共有が面白かったです。
 一方で少し深い話も。自分が制約をもつ社員だからって申し訳なく思わなくていい。自分の問題ではなくこれは社会の問題と思った方がいいよーと。なるほど。そして、育児だけでなく、介護も男性の仕事にシフトしつつあるという話題も。そうなってくると、30代、40代だけではなく、50代前後の男性も制約社員が増えてきたり、介護離職が問題になってくる。これからは制約社員がどんどん増えていく可能性がある。そうか、今私たちはマイノリティですが、今後マジョリティになる可能性もあるのか。そうなったときに、どのように働くか…、と思っていたら、寝ていた赤ちゃんが泣き出しました。そうそう赤ちゃんもめっちゃ頑張ってる。そんなお昼時でした。


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「育休プチMBA®︎」は、”復職後に自分が直面しうるケース” を用いたケースディスカッションを通じて復職後の疑似体験をすることで、復職後に活かせる思考力をトレーニングする場です。子どもを持ちながら働くことに不安な方、復職を控えている方、ぜひふるってご参加ください♪
オンラインは前日15時まで、会場開催は当日11時までお申し込み可能です。

◆3/9 (木)11:00-14:00【会場開催】
「組織における自分の役割を考える」
https://peatix.com/event/3483130/view
(認定ファシリテーター登壇)

◆3/22 (水)10:00-13:00【オンライン開催】
「復職に備えた準備をする」
https://peatix.com/event/3483222/view
(認定ファシリテーター:間宮真矢さん登壇)

◆4/13 (木)10:00-13:00【オンライン開催】
「自分のキャリアについて考える」
https://peatix.com/event/3509126/view
(認定ファシリテーター:橋本恵子さん登壇)

また多くの皆さんと学び合えることを楽しみにしています!

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