3月22日(水)育休プチMBA® セミナー「復職に備えた準備をする」 開催報告
こんにちは。第2子育休中、運営メンバーのもえです。
3月22日(水)に「育休プチ®MBA セミナー」が開催されました。
◆セミナー内容
テーマは「復職に備えた準備をする」。復職面談時に自分の意思を伝えられないというエピソードにおける課題について考えます。育休からの復帰をきっかけに自分のキャリア展望やそのための準備について個人で考えた後に、グループ・全体で意見を共有し、考えを深めるだけでなく新たな気づきを得る時間となりました。ファシリテーターは、認定ファシリテーターの間宮 真矢さんです。
◆セミナー参加者
参加者16名 (うち5名は初参加)
◆セミナーの様子
【導入】
ファシリテーターの間宮さんから、ケーススタディの学びの説明と併せ、今回のセミナー後に「結局、何?」とモヤモヤを感じるかもしれない、だけどそのモヤモヤの種を持ち帰ってほしい。復職後に「あれってこういう事だったのか」となる瞬間があると思う、とお話があり、答えを探したり考えなくて良いんだと肩の力を抜いての参加に繋がりました。
【ブレイクアウト①】今回は3~4名のグループでブレイクアウトを3回行いました。
先述したように、育休から復職前に人事部との面談を行ったはるかは自分の意思を伝えられず希望とは異なる状況になってしまう、というケースを基に「あなたが読み取った課題は何か?」をブレイクアウトで共有しました。
課題の読み取りの前に間宮さんから「解決策を考えがちだが、課題は何か?」を考えよう。+αで何故その課題が起きたのかも考えられると良い、とありました。その一言で【課題発見⇒解決策】という思考に自分がいつも陥り、課題の背景を考えられていないという気づきを得ました。
ブレイクアウトや全体シェアではるか本人だけでなく、人事部長、会社、そして夫とはるかを取り巻く人や環境など複数の視点からの意見があり、多角的にケースを考えることができました。
【ブレイクアウト②】
はるかの面談相手である人事部長の視点の資料から「人事部長からはるかはどのように見えているか?そしてそれは何故か?」を考えました。視点が変わると見えるものが全く異なり、思い込みの怖さとそれによる個人や会社の損失、また相互コミュニケーションの大切さと難しさを痛感しました。更に間宮さんの「人事部長はどういうことを聞きたかったのか?」や「面談での人事部長のゴールは何か?」という問いでケースの深堀りをしたことで、一企業に務める者として、上司や会社の求めていることやゴールは何か?という視点を持ち、自分の今後の働き方やキャリアについて考え伝えていく必要があると思いました。
また、自分では上手く表現できなかったことを他者が分かりやすく言語化するのを聞き、思考がまとまっていくのを感じました。
【ブレイクアウト③】
最後のブレイクアウトでは「あなたが面談前のはるかだったら何をしますか?」という問いでした。間宮さんから、「何を、どのように、いつやるか」<What / How / When>という思考プロセスの教示があり、漠然と考えていたWhatがHowとWhenで具体的な段階まで落とし込まれリアリティが生まれました。その結果、自分自身の復職前面談に向けてどうしたらいいか?と自分事としても考えられ良い準備の機会となりました。
個々人で家庭や会社の事情や状況は異なりますが、他者の意見の良いと思ったものは自分に合う形で取り入れたいと思います。
【リフレクション】
現状に対して思い込みがないかクリティカルに考えられると、現状を正しく理解・分析ができ根本原因に気づき、解決に繋がりやすいとあり、まさに冒頭にあった「解決策を考えがちだが、課題は何か?」というケースの読み取り方の真の意味だと私は理解しました。
今回のセミナーでは「思い込み」によって視野が狭くなり、課題の根本原因を見誤ることで機会損失を招く可能性があると感じました。ケースでは俯瞰して考えられても実際に自分の身に起こったときに気が付けるかが重要であり、そのためには仕事の場面だけでなく、日々の子育てやパートナーとのやりとり、家族という組織を運営していく中でも、思い込んでないか?視野が狭くなってないか?根本原因は何か?など、を自分に問いかけ思考力を鍛えていきたいと思いました。
今回の参加者の皆さんから以下のような感想を頂きました。
・実際に直面している課題で、とても話しやすい雰囲気でディスカッションできました
・自分の考えが深まりました
・レベルが高すぎて付いていけなかったらどうしようかと思いましたが、丁寧な説明やちょうど良い進行スピードで安心して参加することができました。また自分の状況を客観視できました
ご参加頂いた皆さん、ありがとうございました!
◆ランチタイムの雑談
ランチタイム交流会では、セミナーに関連し個々の復職前面談と会社の対応、近日中にある面談にどう臨むかが話題に上がりました。自ら働き方を伝えていくパターンと会社から提案があるパターンがあったり、具体的にどのように自分の希望する働き方を伝えたらいいかについて意見交換をしました。ケースから抜け出し、現実ではどのような状況があり、どうしたらいいか、と早速セミナーで得たものを活かし考える場となりました。
また既にお子さんが小学生の参加者の方に「小1の壁はどうだったか?」と子どもだけでなく、母たちはどうしていたかについても話が出たことで、小1の壁は子どもだけでなく自分にとっても壁になり得るんだ、と気がつきました。
お昼時というのもあり、お昼寝から目覚めた子、ごはんを食べる子など画面のいたるところにかわいい姿が見られ、癒されると共に改めて育休中に学びを求める仲間の存在に励まされ、また子ども同伴で学べる環境がもっと増えると良いなと感じました。
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「育休プチMBA®︎」は、”復職後に自分が直面しうるケース” を用いたケースディスカッションを通じて復職後の疑似体験をすることで、復職後に活かせる思考力をトレーニングする場です。子どもを持ちながら働くことに不安な方、復職を控えている方、ぜひふるってご参加ください♪
オンラインは前日15時まで、会場開催は当日11時までお申し込み可能です。
◆4/13 (木)10:00-13:00
「組織における自分の役割を考える」
(認定ファシリテーター 橋本恵子さん登壇)
https://peatix.com/event/3509126/view
◆4/27 (木)10:00-13:00
「クリティカルに考える」
(認定ファシリテーター 中嶌ゆみさん登壇)
https://peatix.com/event/3524112/view
◆5/12 (木)10:00-13:00
「人を動かすコミュニケーション」
(認定ファシリテーター 石井寛子さん登壇)
https://peatix.com/event/3525198/view
また多くの皆さんと学び合えることを楽しみにしています!