新型コロナのおかげで職場の助け合いが生まれた話
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子どもを持ちながら働く”が当たり前になる社会を目指して――
育休中・復職している方も含めた多様なメンバーが集まる『育プチライター』によるブログシリーズ。
ときに悩み、ときに自分を奮い立たせ、でも前向きに楽しく”子どもを持ちながら働く”を実践中!そんな方たちのリアルをお届けします。
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小2と2歳の娘を持つゆなうさぎです。メーカーの研究開発で時短勤務の管理職をしています。
■だれがいつ休むかわからない!?すごく怖かった20~22年度■
今の私の職業は研究開発で、出社し現場で行う業務がほとんどです。
現場で研究業務にあたる私たちにとって、“出社できない”は本当に死活問題。だって、研究しないと結果が出ず、仕事が進まないんですから…。
しかも私たちの仕事は個々にメインテーマを持ち研究していく、いわゆる属人化しやすい仕事です。
この頃、子どもの体調不良や、新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)による休園などで私自身、いきなり数日出社できなくなる日が少なくありませんでした。
周囲のワーママ、ワーパパも同じような状況。急な休みはもちろん、保育園から連絡が来るサササッと最低限のことを片付けてお迎えに行く、そんなことが日常茶飯事でした。
でもコロナ禍では、急に数日出社できなくなることはワーママやワーパパに限ったことではなくなりました。
一般社員から重責を担う役職者まで誰にでも急なお休みが起こりうる状況になった、そう感じた方も少なくはないのでしょうか。
若手が休むと業務が滞る、上司が休むと指示や承認が止まる。
肝心な時にあの人がいない!どうしよう!困った!…と
職場が混乱する経験をした方もいらっしゃると思います。
■急なお休みに対する助けあいが生まれた■
急に同僚が長期休むことになった。しかも同時多発的に何人も連続して休んでいく…。
こんな状況が私の職場でも起こり始めました。
普段なら誰かが休むとその間の仕事は進まなかったのですが、休む人が増え始めると状況も変わり始めました。
「このままでは仕事が進まない。滞る。間に合わない!」
危機感や焦りが出始めます。現場はもちろん、マネジメント層もひやひやしていました。
はじめは上司からフォローの指示が出るようになりました。
でも、だんだんチーム内でのコミュニケーション量が増え始めたのです。
急な休みが発生するとお休みの人に対して、同僚から
「急いでやらないといけないことは何?いつ評価するの?明日やらなきゃいけない作業は何?」
「大丈夫だよ。こっちでやっておくよ!心配しないで。誰が悪いわけでもない」
と声が上がるようになりました。
また、休む人からも
「今残っている仕事は〇〇です。〇日にこの作業をお願いします」
と必要なことを伝えるようになったのです。
自然とチーム内でフォローしあう環境が生まれました。
仕事が属人化しやすい職場環境だったのに、何が変わったんでしょう…。
■急でかつ長期の休みはマイノリティだけのものではなくなった■
あまり大きな声では言えないんですが…これは新型コロナのおかげだと思っています。
「もし私が出社できなかったらどうしよう…」という不安
「出社できなかったとき、みんなが助けてくれた」という安心感
そして
「自分のテーマを遂行する」→「チームで成果を出す」への意識転換
いつもはワーママやワーパパが抱えていたこの3つ。
それがみんなの心に響いたから助け合い気持ちが生まれたと思います。
正直、育児時短は職場ではまだまだマイノリティな存在。急な休みもワーママやワーパパならではのこと。
それが新型コロナのおかげで急なお休みはマイノリティだけのものから一時離脱できたのかもしれません。
今では急な休みだけではなく、時差出勤や時短勤務、出張等で出社できない時の残務を同僚同士で補い合えるようになりました。
私もちょっとした作業をお願いしやすくなりましたし、お願いされても「いいよ!」とすぐ応えることができます。
ただ、今は新型コロナの余韻に浸っているだけなのかもしれません…。
この助け合いがずっと先の未来まで続いてほしい。
ううん。この助け合いがあたりまえのことになってほしい。
だからまずは自分から「チームで成果を出す」意識をより高く仕事していきます!
ゆなうさぎ
メーカーに勤務して14年、小1と2歳の娘を持つ今年40歳になったのワーママです。 次女出産時の復職2年目で管理職に昇格、経験の乏しい部署で、育児時短の駆け出し管理職を務めています。 ストレングスファインダーでの強みは「学習欲」「達成欲」「内省」「収集心」「個別化」です。 公式ブログは初参加です。自身の経験を少しずつ発信しますが、失敗ばかりだけど育児時短管理職やっている人もいるんだなと思っていただけたら幸いです。
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