育休プチMBA

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育休プチMBAってなに?

ひとり親家庭の子どもだった私からのメッセージ

2023/09/15

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”子どもを持ちながら働く”が当たり前になる社会を目指して――
育休中・復職している方も含めた多様なメンバーが集まる『育プチライター』によるブログシリーズ。
ときに悩み、ときに自分を奮い立たせ、でも前向きに楽しく”子どもを持ちながら働く”を実践中!そんな方たちのリアルをお届けします。

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◆私がこのブログを書く理由◆

こんにちは!産後再就職3年目のてっちゃんです。
突然ですが、私は父子家庭育ちです。10代前半で母が他界して、父と二人暮らしになりました。この家庭環境の変化は私の価値観に大きな影響を与えました。学生時代には「ひとり親家庭」に関する文献を読み漁り、色々なひとり親家庭の親御さんへインタビューもさせてもらいました。また将来は、ひとり親家庭のサポート活動をライフワークにしたいという野望(!?)を持っています。
 ひとり親家庭に関する情報発信はルポや当事者のSNSなど様々です。ただ子どもが親に向けて発信しているものは意外と多くありません。そこで自分の経験にもとづく私見ですが、いまひとり親で子育てしているお父さん/お母さんに、ひとり親家庭で育った子どもの目線で、いちばん伝えしたいことを綴ります。


◆ひとり親で子育てをしている方に伝えたいこと◆

いつも育児も仕事も頑張っているひとり親のお父さん、お母さんへ私がいちばん伝えたいのは「親も自分自身にフォーカスをすることを大切にし、自身を労わる場所や術を確保してほしい。」ということです。なぜ私がこう考えるようになったのか、それは自分の父の姿が一番の理由です。

うちの父(仕事人間でまじめで不器用)は、ひとり親家庭になった当時40代前半。年数回の長期海外出張もこなしつつ、仕事の責任もそれまで以上に重くなっていたころかと思います。もともと共働きだったので父は家事が得意でしたが、それでもすべてを一人で背負うことは相当な負担だったはずです。多忙を極めいつも鬼気迫る父の姿は、私に「このままでは、また家族を失ってしまうのではないか・・・」という恐怖すら感じさせるものでした。(振り返れば、私ももっと家のことをしっかりやるべきだったと反省しています・・・)


◆父と私のターニングポイント◆

そんな中、あるとき父は近所の登山サークルに入りました。もともと登山が趣味だったわけではなかったと記憶しています。父も半ば無意識に、仕事とも家庭とも離れた自分のサードプレイスを求めていたのでしょうか。
なんとか休日に時間を捻出して仲間と山に行き、父も息抜きをする術を手に入れました。そして次第に、登山は父にとって欠かせない趣味になり、心身の支えとなっていきます。


◆親がサードプレイスをもったことで、親子関係に新しい風が吹いた◆

ひとり親家庭になってから、父との親子関係は良好とは言いがたい時期もありました。そんな中でも、父が自分の時間も大事にする姿に、私は安心感を覚えました。のちに父は「山と山の仲間に救われた」とたびたび口にするようになります。
また、山を楽しむ父の姿をみて私も「自分の人生を楽しんでいいんだ!」とも思えるようになりました。当時の素直な心境を吐露すると、親からの「圧」が良い意味で分散され、私も気が楽になったのです。我が家の場合、親の関心が仕事と子ども以外に向いたことで、親子関係も過度に煮詰まずに済んだと思います。山が無かったら親子共倒れになっていたことでしょう。ですから山という存在は私にとっても感謝してもしきれないものです。

◆自分を大切にすることを、ためらわないでほしい◆

さらに学生時代に行っていたひとり親家庭のお父さん達へインタビュー。これを通じて、「親も自分の気持ちを語れる場や、仕事とも家庭とも異なる“一個人としていられる場所や術”を持っていることは親自身にとって大切なことである」という思いが強くなりました。

普段、「自分が一人で子どもを育て上げなければならない」という強い責任感とプレッシャーのもとで過ごしているひとり親の親御さん。もしかすると、ご自分が子ども以外へ関心を向けることを躊躇する方もいるかもしれません。特にお子さんが未就学児の場合は、時間/機会/費用の捻出も簡単ではないと思います。それでも、ちょっとしたことでもいいので自分を労わることも忘れないでほしいです。

もっと言うと、これはひとり親家庭だけではなく、また仕事をしている/していないに関わらず、いつも育児を目一杯頑張っているお父さん/お母さんも同じではないでしょうか。親がサードプレイスを持つこと、自分を労わることで気持ちが切り替わる。それが親子関係にもポジティブな影響を与えてくれたと、自分の経験から感じています。だから、みなさんも自分と向き合う事をおろそかにせず、自分を労わる術や場所を持ってもらえたらと思います!


◆◆ワークシフト研究所のひとり親家庭サポート◆◆

・育休プチMBAには【受講料サポート制度】があります。子育て上、何らかの理由により多くの課題に直面すると想定される方(例:1人で働き育てる方・双子以上の多胎児を働き育てる方・障碍児を働き育てる方など)へ、受講料をサポートするものです。

・育休プチMBAは、働きながら子育てをしている/したいと思っている、すべての人にとっての学びの場であり、サードプレイスです。仕事も家庭も大切にするために前向きに学びに力を注ぐ講師・仲間との出逢いは、ひとり親で家事、育児、仕事を頑張っている方とっても有益な場所になると思います。

最後になりますが、私てっちゃんは本記事でライターズ卒業となります。
ブログを読んでいただき、どうもありがとうございました♪

今回の育プチライター
てっちゃん
首都圏の保活超激戦区に住むアラフォー。3歳の子ども、夫と3人暮らし。興味関心は、衣食住+ウェルビーイング。前職を出産前に退職し、保育園の一時保育を利用しながら産後に別会社へ再就職。育休取得経験がない自分には “育休プチMBAは憧れの彼の地”と思い込んでいたが、飛び込んでみたら、全然問題なし。“育プチ”コミュニティの素晴らしさ、楽しさに魅了され中。 

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てっちゃんさんのこれまでの記事はこちらから
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パートナーの好きなところを100個書き出すプロジェクト始めました
子育ての中で感じるジェンダーにまつわるあれこれ②~その色分けは、なんのため?後編~


◆育休プチMBA®️は、復職後に起こり得る様々なケーススタディを用います。視座を高くもつこととはどういうことか、頭でだけではなく体感で理解できます。子どもを持ちながら働くことに不安な方、復職を控えている方、ぜひふるってご参加ください♪
オンラインは前日15時まで、会場開催は当日11時までお申し込み可能です。

◆9/29(金)11:00~14:00 @ワークラボ 育休プチMBA テーマ『全体最適について考える』
◆10/12(木)10:00~13:00 @オンライン 育休プチMBA テーマ『復職に備えた準備をする』
◆10/24(火)11:00~14:00 @ワークラボ 育休プチMBA テーマ『時間制約をどう克服するかを考える』

 

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