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産休は学びだ。【学び1】早めの引き継ぎがカギとはいえ・・

2024/08/01

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”子どもを持ちながら働く”が当たり前になる社会を目指して――
育休中・復職している方も含めた多様なメンバーが集まる『育プチライター』によるブログシリーズ。
ときに悩み、ときに自分を奮い立たせ、でも前向きに楽しく”子どもを持ちながら働く”を実践中!そんな方たちのリアルをお届けします。

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こんにちは、ゆりです。
私は現在、新卒入社した会社で3回目の育休中です。
今日は、この「育休を3回取ったからこそ気づいたこと」について書きますね。

◆【第一子の産休前】突然の出勤停止指示、どうする!?

「切迫早産だね。このままだと早く赤ちゃんが産まれてしまう可能性がある。
仕事をしているならすぐに休んで、出産まで安静にしていなさいね。」

妊娠28週目。定期健診で先生から一言。

「えぇ〜!切迫早産って何!?」

病院の待合室で慌てて調べてみると、「切迫早産とは早産となる危険性が高いと考えられる状態」とのこと。通っていた病院の指示では、薬を飲みつつ安静にする(横になって寝ている)しか方法がないとのことでした。当時、毎日通勤して仕事をしていましたが、もちろんNGとなってしまったため診断書を書いてもらいました。

あと数週間で産休に入る予定でしたが、診断をもらってしまった以上、お腹の赤ちゃんのためにも今は安静にするしかない。残った仕事、急に休むことになる罪悪感、申し訳なさがありながらもパソコンを開き、メールで上司に相談しました。

当時の仕事は、比較的業務のマニュアル化が進んでいる仕事ではありました。そのため、一からマニュアルを作るといった手間はありませんでしたが、急いで残っている仕事、気掛かりなど引き継ぎ事項を文字に残し、上司、チームメンバーに共有し、バタバタと産休に入ったのでした。

産休中に読んだ産休育休に関する本には「切迫早産などで急遽休むことになる可能性もある、引き継ぎは早めに」と書いてありました。

まさか自分がこの立場になるとは思ってもいなかったので、「そうか、万が一のための準備が必要だったのか・・!」と後から気づきました。


◆【第二子の産休前】万が一に備えて準備をする

第二子を妊娠した時、今度こそ切迫早産にならないように…となるべく体に負担をかけないように過ごしていました。ただ、いつ急な休みに入るか、不安もありました。

第二子の妊娠中に準備していたのは次の3点です。

・妊娠が分かった時点で、上司に自分の体調不安について伝えておいた。
 (私の場合、第一子の時のように、
  妊娠28週前後で急に休みに入る可能性があること)

・日々、自分の体調、仕事の進捗、不安を自分から日報に書いておく。
 (妊娠中の体調変化は周囲は気づきにくいし、聞きにくい。
  日々不安や気がかりをできる範囲で自分から
  オープンにしておくことでいざという時にも相談しやすい)

・産休直前に焦ることがないよう、自分の仕事をこまめに言語化。
 仕事の準備の進捗を文章にしたり、ポイントを録画で残しておいたり。
 万が一いつ休みになったとしても、
 これらの資料をメッセージで共有すれば大丈夫なように最低限の準備。

そして迎えた28週の検診。

「切迫早産だね。このままだと早く赤ちゃんが産まれてしまう可能性がある。
仕事をしているならすぐに休んで、出産まで安静にしていなさいね。」(2回目!)

「先生からまたもや言われてしまった……(心の声)」

上司に連絡をすると、
「妊娠がわかった時に、前回同様、産休前に急きょ休みに入ることもあるかもしれないという一言があったのは、心の準備ができて助かりましたよ。」

どんなに準備をしていたとしても、
急な休みの連絡は、やっぱり上司や同僚に対して負担をかけてしまいます。申し訳ないし、悲しい。それでも自己開示や仕事の言語化といった「万が一のための準備」が役に立ったと感じた瞬間でした。

◆産休は学びである:年中引き継ぎ、毎日が引き継ぎ

早め早めに引き継ぎを計画し、動き出す。
できれば、妊娠がわかった時点から業務の見える化を心がける。

出産を経て、社内外の出産経験者とお話しする機会が増えました。そこで分かったのは、みんな大なり小なり妊娠トラブルを抱えながら、仕事をやりくりしていたということでした。

つわりが大変で休み休み仕事をしたり、大変すぎて入院になったり。妊娠後期急きょ入院で数ヶ月……。1時間単位、1日単位、長期休みなどさまざまなパターンがありながら、妊娠と仕事をなんとか両立させていました。

「万が一」の備え、業務の見える化・言語化は、いざという時の自分の心の負担を軽くします。また、チームにとっても、仕事が見える化されていることはスキルの共有やチームのレベルアップに繋がります。

産休というと、自分が抜けることになる申し訳なさもあると思います。
ただ、「産休に入る」という締め切りがあるからこそ、チームをよくするきっかけにもなるのです。

育休から復帰すると、さらに子どもの病児の対応があり、いつどこで休む必要が出てくるかわかりません。子どもがちょっと鼻水垂らしていたら「今週は保育園からお迎え連絡がくるかもしれない」と日報に書いておく。気がかりな仕事はいざという時に共有できるよう言語化しておく。

妊娠中は、今後の【 仕事と育児の両立の土台 】を作る期間でもありました。

こう考えると、
年中引き継ぎ、毎日が引き継ぎでした。
日々の情報共有は自分を救うし、周りを救う。
引き継ぎは会社を救う。

この経験がお役に立てますと幸いです。

 

今回の育プチライター
ゆり
IT企業勤務の3児(5,3,0歳)の母。妊娠出産→育休→復職をここ数年繰り返す中で、子育てと仕事を切り離さずにいいとこ取りはできないか?と考えはじめる。忙しい日々でも立ち止まって日々の出来事の言語化を試行錯誤中。本を読むこと、コーヒーを飲んでホッとすること、手帳を書くことが大好きです。 

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◆育休プチMBA®️は、復職後に起こり得る様々なケーススタディを用います。視座を高くもつこととはどういうことか、頭でだけではなく体感で理解できます。子どもを持ちながら働くことに不安な方、復職を控えている方、ぜひふるってご参加ください♪
オンラインは前日15時まで、会場開催は当日11時までお申し込み可能です。”

【育休プチMBA勉強会情報】
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