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【ブログ】「おかあさん、べんきょうして」子どもにそう言われるようになるまで

2025/02/11

こちらをお読みの皆様、こんにちは。やまぐちです。

昨年の初め、社会人大学院を受験して、無事合格!するも、
入学金を支払った後に第二子の妊娠がわかりました。


【子持ち・妊婦が学んでもいいの?】

そして4月、子どもは2歳半、私は妊婦!
はたして無事修了できるのか・・・!?

と思いながら入学したところ、同期20人中、0歳児を持つお父さんが一人、お母さんが二人!
しかもお母さん二人はいずれも二人目を産んだばかり。

子どもがいても、仕事をしていても、学んでいいんだ!
むしろ、子どもが大きくなれば、子どもの受験があったり、学費がかかったり、「今さら勉強してどうするの?」と周囲から言われたり、親の介護があったり・・・。

むしろ、今がベストタイミングなのでは!?
単純な私は、そう思うことにしました。


【授業中、子どもは?】

私の通う大学院は社会人向けの大学院なので、金曜の夜と土曜日の終日にオンラインで授業があります。
このほか、グループワークのために週2〜3回、各1時間程度、オンラインで話し合いをします。

その間子どもはというと、夫と過ごしています。
幸いにも、夫は学業に理解がありますが、夫や子どもに「私の学業の犠牲になっている」と一瞬でも思わせたらお互いに辛くなると私は思っているので、夫や子どもがしんどくならない仕組みづくりを夫婦で考えてきました。

ポイントは、
 1.パッケージ化する
 2.引き出しを多く持つ
 3.こだわらない
 4.勉強以外の時間は子どもに集中する
の4つです。


【ポイント1:パッケージ化する】

金曜の夜と土曜日にどうやって子どもと過ごすか、毎回夫が考えるとなっては夫の負担が大きい。

そこで、我が家の場合は、
 ・金曜日の夜は、
 ・動画を見せながら、念入り歯磨きと爪切り(動かれると困るので、動画で気を逸らす)
 ・寒天ゼリーづくり
 ・義実家に電話

土曜日は、
 ・午前は習い事(ベビースイミング)
 ・終わったら作り置きのカレーorファミレス等で外食
 ・帰宅後は昼寝しておやつ

というパッケージで過ごすことにしました。

これにより、夫もどうやって時間を過ごすか悩まずに済みますし、子どもも「金曜日と土曜日はこういうもの」と見通しがつきます。

ポイントは、夫と子どもにとって価値があるパッケージにすることです。
歯磨き・爪切りは、夫にとって衛生的に重要なことだから、やるべきこととして無理なくやってくれます。
ベビースイミングについても、夫も幼少期からスイミングをやっており、子どもに習わせたいと思っているものです。
もしこれらが夫にとって価値のないものだったら、「面倒を押し付けられた」とか、「つまらない」などと感じたかもしれません。

また、子どもにとっても、動画はもちろん、お父さんとプールに入ることや、終わった後に好物を食べられることは楽しいようです。
おかげでご機嫌に週末を過ごしてくれます。


【ポイント2:引き出しを多く持つ】

パッケージ化されているとはいえ、習い事が休みだったり、子どもの体調が悪くて休まざるを得なかったり、子どもが乗り気になってくれなかったりと、予定どおりにいかないことは珍しくありません。

そんなときのために、引き出しは一つでも多い方がいい!

我が家でやっていることを挙げると、
 ・未開封のパズル・絵本・おもちゃを常備しておく
 ・これなら追加で見せてもよい、という教育系動画をリストアップしておく
 ・子どもが好きそうな場所(我が子は鉄ちゃんなので、電車や交通公園)をリストアップしておく
 ・子どもがお手伝いしたくなる家事をいくつか持っておく(我が子はトイレ掃除が好き。使い捨てのトイレブラシを水につけると青くなるのが楽しいらしい)
 ・短時間なら、近所の公園・スーパーに行く
などです。

引き出しが多ければ多いほど、心に余裕ができます。
引き出しになりそうなネタを見つけたら、夫婦で共有しています。


【ポイント3:こだわらない】

我が家の場合、土曜日の昼食はカレーかファミレス、これにキッズメニューのおまけ次第でハンバーガーショップが加わります。

子どもの栄養をしっかり考えている方からすれば、心配になりそうなメニューかもしれません。

これについては、我が家ではもう割り切り、一週間のうちジャンクなメニューになる日があってもいい、夫が楽に子どもとの昼食を済ませられることを最優先、としています。

同様に、日によっては子どもがお昼寝しないこともありますが、それも目くじらを立てず、「昼寝しない日は早く寝るからよし」ということにしています。

昼寝しなかったせいで夕方に子どもが不機嫌になるなど、私が授業を終えた後に負担が増えたとしても、それは夫婦二人で助け合えるから気にしない、
むしろ夫一人のときに夫がしんどくない道を選ぼう、という考えです。


【ポイント4:勉強以外の時間は子どもに集中する】

授業やグループワークの時間は勉強に集中しますが、終わったら子どもとたくさん遊びます。

課題は、子どもの前ではやらず、子どもが寝ている時間や保育園に行っている間にやります。

私の場合、
 ・10秒あれば進められること(授業に関係する一般書を、Kindleで一行でも読み進める)
 ・10分あれば進められること(論文をiPadで読み進める)
 ・15分あれば進められること(専門書を読み進める、レポートを一行でも書く)
と分けて、可処分時間に応じて作業を進めています。
例えば、通勤の信号待ちの間は、大体Kindleで一般書を読んでいます。

同期の様子を見る限りでは、Kindleの読み上げ機能を駆使している人が多いです。
みんな、家庭や仕事を大切にしながら、限りある時間を最大限活かそうと試行錯誤しています。


【入学して半年経った今】

つわり・人事異動・産休入りなど、バタバタしながら過ごした半年の大学院生活ですが、今のところ楽しく、充実した学びにつながっています。

最近子どもとおままごとをすると、「おかあさんはおべんきょうね、ぼくは出かけてくるから」とか、「一緒におべんきょうしよう」などと言われることがあり、彼の日常に勉強が溶け込んでいるんだなあと感じます。
ふだんも、「今日何してたの?」と聞くと、「プラレールのおべんきょう」と返ってくることもしばしば。

そのうち、「今日はおべんきょうないの?」と聞かれ、「今日はないよ」と答えると、「なんでしないの?おかあさん、おべんきょうして」と言われるように。

私自身はかつて、「今勉強がんばったら、将来勉強しなくていいから」と家族に言われ、違和感を持ちながら育ったので、子どもが「大人も勉強するのがあたりまえ」というマインドで育ってくれているのは心強いなと感じています。

彼が、学びを楽しいと思えるように、
私も楽しく学び続けよう。そう思う今日この頃です。

 

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【育休プチMBA®・育プチブログについて】
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オンラインは前日15時まで、会場開催は当日11時までお申し込み可能です。


<開催情報>
◆1/10 (金)@オンライン テーマ『組織における自分の役割を考える』
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◆1/28 (火)@オンライン テーマ『#01 自分のキャリアについて考える』
◆2/ 6 (木)@オンライン テーマ『復職に備えた準備をする』


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”子どももキャリアも”が当たり前になる社会を目指して――
育プチブログは、多様なメンバーが集まる「育プチライター」によるブログシリーズです。
ときに悩み、ときに自分を奮い立たせ、でも前向きに楽しく”子どももキャリアも”を実践中!育休や両立にまつわる皆さんのリアルをお届けします。

今回の育プチライター
やまぐち
関西出身、東京在住の甘党。2歳児と夫と3人暮らし。こしあん派。 管理職昇進直後に妊娠・出産。復職後、ニガテだったマネジャー業務がラクになったことをきっかけに、育児家庭でのマネジメント経験の活用について考えるように。 都内大学院で経営学を勉強中。 認定NPO法人マドレボニータ産後セルフケアアドバイザー、サンゴクエスト 認定ファシリテーターなど。アメブロはこちら。 著書に電子書籍『世界一!具体的な育児分担の教科書〜家庭にも仕事にも役立つ「おうちマネジャー」のススメ』。 

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やまぐちさんのこれまでの記事はこちらから
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