【ブログ】「中学受験は親の受験」の解像度を上げてみよう(3)~やっぱりマネジメント思考が役に立つ!!〜
こんにちは。第3子復職から2年弱のとぶとぶです。
娘の中学受験真っただ中に第2子、第3子が生まれ、
思い出すだけでも、私と娘の精神的には過酷な日々だったのですが、受験が終わって2年近く経った今、娘は中学校生活を謳歌しています。
「中学受験のゴール設定」、「環境を整える」に続き、『「中学受験は親の受験」の解像度を上げる』シリーズの最後は、「子どもを信じて見守ること」にフォーカスを当てたいと思います。
(STEP3)子どもを信じて見守る
「中学受験生の親」を初めて経験するとき、親御さんのタイプにもよりますが、様々な不安に直面する方が多いと思います。特に、自分の努力ではどうにもならない部分(子どもの努力に依存する部分)についてイライラや心配になることが多いのではないでしょうか。
振り返って、私がイライラ・ソワソワして子どもと喧嘩した(笑)シーンは以下の2つです。
1.子どもが勉強しないとき・塾に行きたがらないとき
特に中学受験のスタートや成績低迷期に起こりがち。「あなたが受験したいって言ったんでしょ!」「やだ、家で勉強する(⇐もちろんしない)」「塾のお金もったいないでしょ!!」…と、負の応酬にはまってしまいます(笑)
あくまでも今思うと…ですが、親は勉強の先を見通していても、子どもは全く理解していない可能性もあります。とにかく、ただただ気分が乗らないのです。そして、なんかストレスなのです。そこで責められると、ますますやる気をなくす負のスパイラルにはまってしまいます(自分に当てはめてみるとそうですね。。。)
喧嘩するのは致し方なし。ダラダラするのを叱ることも時に必要だと割り切って、叱るだけでなく、その先にあるゴールを説明したり、気分転換させてから少しでも勉強するよう仕向けたり、がポイントになりそうです。大事なのは、少しずつでも勉強して、習慣づけていくことかと。
2.模試・テストの結果が悪かったとき
びっくりするような点数を取ってきたり、多くの「ライバル」達ができる問題ができなかったり。「なんでできなかったの!!」と子どもを詰問してしまいがちでしたが、実はテストで間違えた=成長のチャンス!間違えた原因や次回の対策を一緒に考えたり(全く書けなかった⇒何か書いてみよう、考え方が思い浮かばなかった⇒考え方を振り返ってまとめておこう)、自分自身で振り返るように促したりするのが大事です。
くり返しになりますが、この「間違えた点を自分自身で振り返る」プロセスは本当に大事です。いろいろな講座・テストを受けて振り返る時間もなく消化不良に陥るよりも、敢えて取り組む課題を絞って(≒日曜特訓などは、時間がなければやらない)自分で振り返る習慣をつけると良いと思います。
中学受験は、親にとっては金銭的・時間的負担も大きく、その分「リターン」を期待してしまいがちです。「偏差値」という指標でよそのお子さんと比べてしまう場面も多く、不安に駆られることも多くなると思います。でも、偏差値の高い学校に行くことがそのご家庭にとっての正解ではないはずです。それは間違いないでしょう。第1回「中学受験のゴール設定」で書いた通り、究極の目標は、お子さんが生き生きとした中学高校の6年間を送れること、だったりするはずです。
〇課題と感情を分離する
話はそれますが、今自分がマネージャーとして日々直面するのが「自分の期待(予想)通りにならないこと」。私は「マインド維持」がとっても苦手で、すぐ「怒り」や「不安」の感情にかられ、その結果思考が悶々としてしまうことが多いです。
もちろん、感情が湧いてくるのは人間として自然な現象なのですが、敢えて冷静になって感情的になった自分を客観的に観察するよう絶賛努力中です!そうすると、今取り組むべき課題や対応策は何なのか見えてきます。
これは、中学受験の親としても実は同じですね。振り返ってみると、ただただ自分の不安を子どもにぶつけてしまうこともあったように思います。イラっとしたときこそ、まずは落ち着いて、今お子さんとともに取り組むべき課題は何なのか、そのためのスケジュールはどうなのか、冷静なマネージャーとして関わることをお勧めします!(2年前の私にはできませんでしたが。。)
後日談なのですが、当時の志望校全落ちで、結果的に志望校リストに全くなかった学校に通学することになり、登校拒否になりかけた娘。でも、ありがたいことに、今では部活や課外活動に精を出し、仲の良い友達や後輩ととても楽しそうに学校生活を送っています(もちろん不満もいろいろ口にしていますが)。
受験はやはり水ものです。どこで学ぶかも大事かもしれませんが、何を学ぶかを親として持っておいて、結果に一喜一憂せずに見守るということが、「信じて見守る」=「マインド維持」に必要な要素かもしれません!
追伸:受験期の親のマインド維持(ひいては仕事人としてのマインド維持)に役立ちそうな本を主観的セレクトでお送りします!
・子どもへの「怒り」を上手にコントロ-ルできる本 榎本博昭 PHP研究所
・「本当の自分」がわかる心理学 シュファニー・シュタール 大和書房
・「悩まない人」の考え方 木下勝寿 ダイヤモンド社
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<開催情報>
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◆5/29 (木)@ワークラボ テーマ『組織における自分の役割を考える』
◆6/5 (木)@オンライン テーマ『自分の働き方と組織の方針について考える』New!
◆6/21 (土)@オンライン テーマ『人を動かすコミュニケーション』父の日スペシャル☆ワーパパ認定ファシリテーター
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とぶとぶ
中2娘、3才息子、1才息子の年の差きょうだい子育て中のアラフォーワーママ。公務員→子連れ米国留学→公務員で、1~2年毎にガラリと変わる職場環境に目が回りそうになりながら、日々なんとかやってます。長女の手がかからなくなったと思った頃に第2子、第3子を出産。トータル30年くらいになりそうな育児期間にクラっとしつつも、その時々でやれることをやっていこうと画策中です!
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育児は1日にしてならず~何はなくとも体力づくり~
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