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子どもを持ちながら働く”が当たり前になる社会を目指して――
育休中・復職している方も含めた多様なメンバーが集まる『育プチライター』によるブログシリーズ。
ときに悩み、ときに自分を奮い立たせ、でも前向きに楽しく”子どもを持ちながら働く”を実践中！そんな方たちのリアルをお届けします。

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●気づけばこじらせワーママになっていた

今年４月に復職した「きゅ」です。晩婚＆不妊治療を経てアラフォーで母になりました。経済的・時間的・精神的負荷、そして流産の不安と戦いながらやっと娘に会えたものの、生命維持に頭がいっぱいで、育児や教育のことがすっぽり抜けていることに気づきました。（不妊治療については、ごんちゃんさんのブログ ＊１をぜひ読んでいただきたいです）とりあえず本を読むことから始めた頭でっかちママは、受験に全力投球するママ友、そしてインスタの知育アカウントをみては無駄に動揺（ありがち）。こんなダメな親で子を幸せにできるのだろうか・・・と思い込みでハードルを上げ、バリキャリにも知育ママにも振り切れない中途半端な自分にもやもやし、自己肯定感は下がるばかり。「わたしはこんなにやっているのに」と夫へのあたりも強くなる始末。精度の高い情報を集め、うまく使いこなし、適切なタイミングで環境や体験や教材etc.を与えなければ、という謎の「べきねば」にとらわれていました。

●先輩家族との再会と衝撃

そんな中、（唐突ですが！）夫が転職を決め、私はフルリモート勤務で家族で北アルプスのふもとに移住することに。かの地には大学の先輩家族がいて、地域のことを教えてもらうため、17年振りに再会することになりました。
ご夫妻のお子さんは小学校低学年の男の子と、保育園年長の女の子。この子たちがめちゃめちゃ明るく幸せそうで、なんて素敵な子育て・・・！と私は衝撃を受けました。会う前から「〇〇ちゃん（私の子）にプレゼントあげたいな～」と楽しみにしてくれ、実際に会ってみると、気持ちを素直に自分の言葉にできて、好奇心旺盛。私たち大人にも興味しんしんで質問連発。小さな蛙やテントウムシを見つけてちょこんとさわって目を輝かせる様子には、これが「センス・オブ・ワンダー」＊２　か、とはっとしました。見るもの、出会う人へのワクワク全開なこの子たちの目に映る世界はとても鮮やかなんだろうな、と遠い昔もっていたはずの感覚が呼び覚まされることも。誰かの子育てを理想化して必要以上によりどころにしたくはないけど、しみじみいいなぁ、と思えました。

●子どもたちが幸せそうな理由を考えてみた

先輩たちはフルタイムのワーキングペアレンツで、平日は忙しそう。基本のびのび・そのうち勉強もがんばろうね、というごく普通の方針。「日々の生活で精いっぱいだし、特別なことはしていない」ということでした。しかし、そこに理由があるかも？と私なりに考えてみました。
１，無理をしていない
住職近接、保育園・学校も近く。便利家電や宅配等のサービスを活用。習い事は負担にならない範囲で。平日はコンパクトな生活圏で、週末は自然豊かな場所に出かけて思いきり遊んでいる。
２，夫婦仲がいい
お互いを素で大切にしている。マウンティングしない。コントロールしようとしない。
そのせいか、ぴりぴりしていない。
３，家族が楽しい、が最優先
貴重な週末に各地を案内してくれたご家族。恐縮する私たちに、「一緒に過ごせて自分たちも楽しんでるから！」とパン屋さんでお昼を買って渓流でピクニックしたり、普段行くお店に行ったり、家族の休日の延長のようなおもてなしがとても心地よかった。私だったら観光地や有名なお店にご案内せねば、と空回りしてしまったかも。

●「がんばっている実感」はときにやっかい

彼らをみて、気づいたことは２つ。情報を駆使して「うまく」育てることより、家族で毎日元気に笑って過ごせることのほうが、何百倍も大切だということ。そして、自分が情報に流され「〇〇しなきゃ」のタスクを見つけては自身に課し、夫にも努力を要求して子育てをがんばっている気分になっていたことです。夫は夫で努力していたのに。
思えば不妊治療中も、夫との情報格差に勝手にイライラして夫婦仲が悪くなっていたかも・・・努力のリターンを子に求めるようになったらと思うと、危なかった。
気づけば子は１歳半、成人するまで12分の1が過ぎていました。こじらせているうちに、子育てが終わってしまう！不安を消すために無理なタスクを積み上げるのはやめて、今この瞬間の子に目を向け、毎日の成長の喜びを分かち合おう、と思った出来事でした。

あわただしい日々をすごされている皆さんの、お子さんとのかけがえのない時間が笑顔あふれるものでありますように！

＊１　ごんちゃんさんのブログ（全4回）https://ikukyumba.jp/archive/2022/10/18027/
＊２　誰もが生まれながらにして持っている、（自然や世界の）神秘さや不思議さに目を見張る心（「沈黙の春」のレイチェル・カーソンの著書「センス・オブ・ワンダー」より）

勉強会告知

◆育休プチMBA®️は、復職後に起こり得る様々なケーススタディを用います。視座を高くもつこととはどういうことか、頭でだけではなく体感で理解できます。子どもを持ちながら働くことに不安な方、復職を控えている方、ぜひふるってご参加ください♪
オンラインは前日15時まで、会場開催は当日11時までお申し込み可能です。

★オンライン★【3回セット復職直前キャンペーン】
①1/17 (火)10:00-13:00
「クリティカル・シンキングとマネジメント思考を鍛える」
https://peatix.com/event/3414960/view

②2/8 (水)10:00-13:00
「時間制約をどう克服するかを考える」
https://peatix.com/event/3418724/view

③2/27 (月)10:00-13:00
「長時間労働の改善策を考える」
https://peatix.com/event/3419653/view

（講師：国保祥子　株式会社ワークシフト研究所 所長/育休プチMBA(R)代表）

※３回セットについてはこちらのページからお申し込みください。
https://peatix.com/event/3414960/view

★会場開催★【3回セット復職直前キャンペーン】
①1/26 (木)11:00-14:00
「長時間労働の解決策を考える」
https://peatix.com/event/3434986/view

②2/21 (火)11:00-14:00
「人を動かすコミュニケーション」
https://peatix.com/event/3440306/view

③3/9 (木)11:00-14:00
テーマ、学習内容は決定次第公開いたします。

（いずれの回も、育休プチMBA®認定ファシリテーターが登壇予定）

※３回セットについてはこちらのページからお申し込みください。
https://peatix.com/event/3434986/view