大澤 香里
自動車産業・開発
プチMBA®マスタープログラム受講
育休期間を有効活用し、スムーズな職場復帰を実現
受講のきっかけは?
ワークシフトのプログラムを受講したのは、2度目の育休時でした。産休前の面談で上司から、「会社にいてはできないことにチャレンジしてほしい」と話があったこと、1度目の育休復帰後に自分自身とても苦労した経験があったので、育休中に何かしら学んで仕事に関する思考を働かせていれば復帰をスムーズにできるのではと考え、思い切って受講しました。
受講をしていなかったら、どうなっていたと思いますか?
復帰後、すぐに自分の力量には見合わない仕事を与えられました。一旦受け取りできる限りチャレンジしたのですが、その後やはり手放すことにしました。その際に上司ともよく会話し、自分の考えや「できることはここからここまでです」ということを伝えることができました。
もし、受講していなかったら、一旦受け取るチャレンジもしなかったと思います。そして、私自身の仕事に対する姿勢や希望も過小評価されて、マミートラックのようになっていたのではないかと思います。
自分としては、手放すまでに失敗もしたし学びもあったので、後々にとても役に立ついい経験になりました。
受講内容で一番印象に残った内容はなんですか?
育休プチMBA・WSIプチMBAは、クリティカルシンキングと戦略の講義が印象的でした。わたしの職種だとロジカル思考よりの考えで仕事を進めることが多いのですが、クリティカルに考えることの重要性を学びました。そして戦略については、自分自身に足りないと思っている思考だったので、ケースディスカッションも新鮮で学びが多かったです。
女性リーダーシップ研修は、リーダシップや上司とのコミュニケーションの取り方について、女性だからこそこう行動するといいとか、ここには気を付けたほうがいいなどの話もあったことがとても印象的でした。
その他、宇都宮での開催を企画しました。その際はリーダーシップについて学ぶことができました。VISIONや目的をメンバーに落とし込むことの重要性、メンバーの強み弱みを把握すること&それを生かす環境をつくること、メンバーの多様性を把握することの重要性、わたしは何が得意で何が苦手なのかなど、いろんなことに気づきを得ました。小早川さんをはじめ、ワークシフト研究所のみなさま、当時は大変お世話になりました。この経験は私の大切な財産となりました。ありがとうございました!
\ 受講を考えている方へのメッセージ /
Message
育休と聞くと、「子育てに専念できる」とか「キャリアの空白」とか言いますが、どちらも両極端なことを言っていると思います。わたしは、その間を狙うのをおすすめしたいです。「子育てに専念できる時間&仕事に拘束されないので会社に戻ったときに役立つ好きなキャリアを積める時間」です。これら以外にも人によっていろいろあると思います。ぜひ欲張りになって、どれか一つに集中せずに、自分自身のできるバランスで取り組み、欲しいものは取りに行ってほしいなと思います。わたしは、育休復帰から数年後リーダー職を経験し、かけがえのない仲間が増えました。老若男女問わずの人たちで、一緒に高めあうことのできる仲間です。すぐには結果がついてくるとは限らないかもしれませんが、いつか必ず「あーあの育休の経験があったからこんな宝物を得ることができたんだな」と思える日が来ると信じています。貴重な育休をぜひ楽しんでください。