実録‼︎不妊治療と仕事に揺れた最前線‼︎〜経験者が語るどっちも選べるマインドのコツとは?〜第2回〜
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子どもを持ちながら働く”が当たり前になる社会を目指して――
育休中・復職している方も含めた多様なメンバーが集まる『育プチライター』によるブログシリーズ。
ときに悩み、ときに自分を奮い立たせ、でも前向きに楽しく”子どもを持ちながら働く”を実践中!そんな方たちのリアルをお届けします。
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こんにちは。
復職後4年のごんちゃんです。
前回までの続き
こどもが欲しいと思う矢先、排卵障害があることが発覚。
不妊治療専門の病院で本格的な治療に足を踏み入れることを決意するが、不妊治療と仕事の両立は果たして可能か…。
前回の記事はこちら↓
実録‼︎不妊治療と仕事に揺れた最前線‼︎ 〜経験者が語るどっちも選べるマインドのコツとは?〜 第1回〜
あれこれ試すものの…
転院後、想像はしていたものの生活は、「不妊治療中心」にシフトしました。
当初は自然妊娠に向けたアシストの段階になるので、仕事が休みである土曜日を治療に充てるものの、毎回、待ち時間が数時間にも及ぶことで身体的な疲労が徐々に蓄積します。さらに、以前の病院とは異なるアプローチや内服薬、保険適用範囲外の薬にも手を出し、芳しくない結果に精神的なダメージも重くのしかかってきました。病院外でも、漢方を試し、生活習慣全般の改善を行ってみたものの排卵障害に一向に明るい兆しは見られなかったのです。
そこで、早めに、2段階目の人工授精のステップに進むことを選んだものの、ここでもなかなか上手くいきません。
私の場合、内服薬を使って排卵を促すことができれば、様々な検査で排卵障害以外の異常はなかったので、人工授精で妊娠することも確率的には可能でした。しかし、そもそも排卵が起きないので人工授精もできなかったり、ようやく排卵が起きて人工授精ができたけれども受精に至らなかったことを繰り返し、私は更なる賭けに出ます。
「もう、体外受精に行くしかない。」と。
この頃、「既に気持ち的にはここまできたのだから引き返せない‼︎」「やれるとこまでやろう‼︎」という感覚が芽生えていました。これは最も良くない状況だと、今となっては感じています。なぜなら、第3段階である体外受精は、第2段階までとは桁違いの身体的、精神的、経済的なダメージを受けることを私は全く分かっていなかったからです。
本気で仕事を辞めることを初めて考える
出口の見えない迷路をさまよい、体外受精に希望を見出すしかないと思い込んでいた私は同僚や友人に不妊治療のことを言うことができませんでした。当然、上司にも言えませんでした。
なぜ言えなかったのか?
それは、不妊治療の原因が自分にあって、自分の卵巣に問題があることをさらけだすことが怖かったからです。何だか、自分を否定されているように思って…。「もちろん、こどもを持つことが全てではないということもわかっている。それも人生の選択。なのに、自分は自分が手に入れらないものと分かってから、余計に固執している。執着が生まれている。」と。
当時、自分が組織の目線で考えられていたら、上司の目線で考えられていたら、全く違った行動を取っていたはずです。上司から見て、仕事を前向きに取り組んでいた部下が急に時間休を頻繁に取るようになったことで、「最近様子がおかしい。」と思ったはずです。
あの時、こんな頻繁に突然休みを取って毎日当たり前に働けないのであれば、このまま仕事を続けられるのだろうか?と真剣に考えていました。そこには、毎日当たり前に出勤できなければならないという固定観念に縛られていたことや、仕事を辞めることで仕事に係るストレスから解放されて治療に集中できて結果がついてくるという逃げもあったと思います。いずれにしても、全て自分目線でしか考えることができていませんでした。
一歩引いて、状況を俯瞰して見るようなことができれば、上司に伝えるべきことも自ずと見えてきたはずです。
私だって、人知れず、名もない経験をしてるのに
ちょうど、その頃、学生時代のゼミの友人達と集まる機会があったのだが、その中で1人、出欠の連絡が取れない子がいました。
当日、流産をして出欠の連絡ができる状況にはなかったと聞いた時は本当に悲しいことだと思う一方で、「私だって、私だって、受精さえも経験したことないので流産なんて当然経験したことはないけど、これまで何度も何度も赤ちゃんになるために頑張って育ってくれたけど、願いが叶わない卵子達を見てきたんだよ。受精もしてないわけなので、名前なんてないし、見向きもされないけれど、赤ちゃんを思う気持ちに変わりはない。」と。
治療のことで頭がいっぱいになり、余裕がなくなった私が次にぶつかる壁は想像を超えたものでした…。
ごんちゃん
家族は3人(夫、5歳の男の子)、愛知県名古屋市在住。好きなことはファッション(服が大好きで、ファッションショーの企画も趣味でやっています。)、ピラティス(いずれはインストラクターの資格を取りたい野望あり)です。仕事は市役所職員の事務職をしています。学生卒業後に就職後、総務や福祉の業務に携わり、産休育休を経て、2019年に復職。 育休中に育プチMBAと出会い、体験講座を受講。復職後にコミュニティ内の投稿記事に励まされることが多く、より交流を深めたいと今回のライター募集に応募しました。
◆育休プチMBA®️は、復職後に起こり得る様々なケーススタディを用います。視座を高くもつこととはどういうことか、頭でだけではなく体感で理解できます。子どもを持ちながら働くことに不安な方、復職を控えている方、ぜひふるってご参加ください♪
オンラインは前日15時まで、会場開催は当日11時までお申し込み可能です。
◆10/25(火)11:00-14:00【会場開催】
「人を動かすコミュニケーション」
(認定ファシリテーター:石井寛子さん登壇)
http://ptix.at/NcenfD
◆11/10 (木)10:00-13:00【オンライン開催】
「時間制約をどう克服するかを考える」
(認定ファシリテーター:小林良江さん登壇)
http://ptix.at/hqA0Px
◆11/29 (火)11:00-14:00【会場開催】
「長時間労働の改善策を考える」
(認定ファシリテーター:大西愛歌さん登壇)
http://ptix.at/Uee49f