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実録‼︎不妊治療と仕事に揺れた最前線‼︎ 〜経験者が語るどっちも選べるマインドのコツとは?〜 第4回〜

2022/11/04

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子どもを持ちながら働く”が当たり前になる社会を目指して――
育休中・復職している方も含めた多様なメンバーが集まる『育プチライター』によるブログシリーズ。
ときに悩み、ときに自分を奮い立たせ、でも前向きに楽しく”子どもを持ちながら働く”を実践中!そんな方たちのリアルをお届けします。

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こんにちは。
復職後4年のごんちゃんです。


前回までの続き

不妊治療を「やめる」決断をし、最後の1回と思った治療でまさかの妊娠に至り、不妊治療の病院を「やめる」のではなく、「卒業」という形で終えることに。

 

選べる時代だからこその「選択」することの重要性

2022年4月から、女性の年齢制限や回数上限はあるものの、体外受精などの基本治療は全て保険適用されることになりました。これによって、不妊治療を受ける垣根が低くなるのではないでしょうか?
私にとって、不妊治療はアリ地獄のようなもので、妊娠に至らなければ終わりがなく、治療に費やした時間やお金を考えるほど途中で引き返すことが難しくなる、という感覚があります。

自身の反省を踏まえて、私は2人目のこどもを産むための治療は行う選択をしませんでした。1度経験している過程なので、最初ほど心を揺さぶられることはないでしょう。また、今、こうして保険適用になったことで、今からだって治療を始める選択もできるかもしれません。けれど、自分自身が「選択」したことで、周りからの声や外部環境の変化があっても気にならなくなります。

両立はできる‼︎

治療と仕事は両立はできるの?できない?について、今の私は「できる」と言えます‼︎
なぜ、そう言えるのか?
「できる」の成否は、自分自身がコントロールしている意識を持ち、ちょっと俯瞰してみる感覚を持つこと。治療の状況を自分が「選んでいる」という主体性を持つことが必要ではないでしょうか?

私自身がもう仕事を続けられない、上司に伝えられない状況に陥ってしまった原因は、自分が治療を進める舵取りを手放してしまったことが大きいでしょう。もう運命に任せるしかない状況に自ら置いてしまったことで、終わりが無く、見通しもつかなくなってしまいました。

「今、不妊治療で体外受精を行なっているので、内診や血液検査のため、ほぼ毎日のようにお休みをもらわなければならないです。今は治療になるべく専念させてもらいたいと思っていますが、今回の体外受精のクールが6月までで、妊娠に至らない場合は一旦治療をお休みし、これまで通りの働き方に戻したいと思います。仕事に関しては引き続きこれまで通りの業務を行えるように、他部署と段取り調整を早期に行い、一部の工程を見直しました。また、急にお休みをいただいたとしても仕事の状態を可視化できるようにしています。」

自分があの時、上記のように上司に相談することができたのであれば、仕事を続けるか辞めるかという二者択一の選択肢しか無いとも言えなかったはずです。

そして、不妊治療はこどもを授かるというゴールを皆目指して始めるわけですが、その過程での経験は決して無駄になんてならないということを強く実感しています。

当時は気づけなかったですが、治療中に明日病院に行く休みを取るためにどこまで仕事を終えるか、この限られた時間でどこまで行うか、いつ通院で休むことになっても良いような状態にしておく…これらの仕事の進め方は今、まさに育児をしながら仕事をする思考と全く同じ‼︎もちろん意図した行動ではなかったですが、実は「ワーママの予行演習」を実践していたと言えます。

また育児中の働き方のみならず、介護や病気などの制約のある働き方は誰しも経験しうる可能性があります。例え、自分自身が直面しなかったとしても部下や同僚がそのような状況になるかもしれない。治療は辛いことばかりの側面が強調されがちですが、こうして考えると自分に蓄積された経験値は必ず活きてくるはずです。

だからこそ、現在不妊治療中の方、これから不妊治療を始めようか悩んでいる方、もしかしたら将来、こどもを欲しいと思った際に不妊治療を選択するかもしれない方に、「大丈夫。不妊治療も仕事も両立できるよ。私を反面教師にして、どちらか選ばなきゃいけないではなく、どっちも大事にしていいんだよ。大切なことは自ら選んで、主体的に進めている意識を持つことだよ。」とエールを送りたいです。

今回の育プチライター
ごんちゃん
家族は3人(夫、5歳の男の子)、愛知県名古屋市在住。好きなことはファッション(服が大好きで、ファッションショーの企画も趣味でやっています。)、ピラティス(いずれはインストラクターの資格を取りたい野望あり)です。仕事は市役所職員の事務職をしています。学生卒業後に就職後、総務や福祉の業務に携わり、産休育休を経て、2019年に復職。 育休中に育プチMBAと出会い、体験講座を受講。復職後にコミュニティ内の投稿記事に励まされることが多く、より交流を深めたいと今回のライター募集に応募しました。

 

勉強会告知

◆育休プチMBA®️は、復職後に起こり得る様々なケーススタディを用います。視座を高くもつこととはどういうことか、頭でだけではなく体感で理解できます。子どもを持ちながら働くことに不安な方、復職を控えている方、ぜひふるってご参加ください♪
オンラインは前日15時まで、会場開催は当日11時までお申し込み可能です。

◆11/10 (木)10:00-13:00【オンライン開催】
「時間制約をどう克服するかを考える」
(認定ファシリテーター:小林良江さん登壇)
http://ptix.at/hqA0Px

◆11/29 (火)11:00-14:00【会場開催】
「長時間労働の改善策を考える」
(認定ファシリテーター:大西愛歌さん登壇)
http://ptix.at/Uee49f

◆12/8 (木)10:00-13:00【オンライン開催】
「復職に備えた準備をする」
(認定ファシリテーター:平田江梨子さん登壇)
http://ptix.at/9kalWs

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