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育休プチMBAってなに?

「料理ができる」ってナニ?自分軸で掘り下げてみたら、自分の“できる”にきづけた話

2022/11/25

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”子どもを持ちながら働く”が当たり前になる社会を目指して――
育休中・復職している方も含めた多様なメンバーが集まる『育プチライター』によるブログシリーズ。
ときに悩み、ときに自分を奮い立たせ、でも前向きに楽しく”子どもを持ちながら働く”を実践中!そんな方たちのリアルをお届けします。

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1.きっかけは夫の一言「料理ができるってなに?」
我が家では、料理のほとんどを私が担当していましたが、今回の出産に向けて、産後はしばらく料理全般的に夫が担当ということになりました。(余談ですが、夫に了承してもらうため、プチMBAの講座の中で学んだ交渉学(家庭編)のメソッドを使い、無事に快諾をもぎ取りました!)
家事分担について話が決着し、休憩がてら甘いものを食べて油断しきった私に夫が唐突に(不安げに)質問してきました。「〇〇(私)の料理は上手だけど、〇〇が思う料理が“できる”ってなに?」
・・・考えたこともありませんでした。私は、結婚してから料理をすることに対して特に抵抗はありませんが、私自身が料理を上手にできる人とは思ったことがなかったからです。

例えば、私の独身時代。
帰宅して一刻も早く寝たい、という思いから、料理を作るという発想自体がありませんでした。ギリギリまで寝ていたいので、朝食はなし。ランチは先輩・同僚とコッテリした外食。夕食は、もやしと豆腐をレンチンし、カット野菜に乗せドレッシングをかけるだけ。高たんぱく低糖質、一日のカロリー調整という大義名分のもと、料理と言えないものを食べていました。(書き出して恥ずかしくなりました。)


2.自分(たち)軸で掘り下げて定義してみよう!
こんな自炊とはかけ離れた生活をしてきた私は、自分自身について、決して料理が得意、ましてや料理上手とは思ったことがありません。私には豊富なレパートリーがあるわけではないし、味付けもいつも迷子だからです。
でも、夫からみると私は料理上手らしいのです。
このギャップって何だろう?と不思議に思ったので、「料理ができる」とはどういう状態なのか夫と一緒に定義してみました。
夫が考える「料理ができる」とはズバリ!「食材を見て献立を組み立てられるスキル」とのことです。
初めて聞いたとき、意外とレベルが高いスキルだと思いました。なので、質問に質問を重ね、深掘りをしていくと、上記スキルの中には、「上手に食材を切れる」とか、「強火か弱火かを判断して調理できる」といったテクニカルなスキルは入っていませんでした。その料理がたとえ、アレンジを加えすぎて最初に想定した献立からかけ離れたものになっても全然問題ないらしいのです。
夫が定義した「料理ができる」について考えた結果、私も同じ意見を持っていました。なので、夫の定義はそのまま私たち夫婦の「料理ができる」基準となりました。


3.自分軸から見えた私の“できる

「料理ができる」ことを単純に「美味しい料理が作れる」と定義してしまうと、漠然としすぎていて、私は料理ができるとは言えないと思います。なぜなら、私は味付け迷子になることが多いし、なにより私自身の料理に対してそこまで自信が持てないからです。
でも、私たち夫婦で考えた「料理ができる」基準では、私はそのスキルを既に持っています。結果として、私は「料理ができる人」になりました!(正確に言うと、「料理ができる人」であることに気づきました!)

このように漠然と命名されているスキルは案外、私たちの身の回りに溢れていると思います。例えば、「コミュニケーション能力」、「グローバルビジネススキル」などなど。
このような漠然としたスキルを「自分軸」で落とし込んで定義することや、またそのプロセスの中で、自分自身の得意分野や苦手分野を考えるきっかけになり、自分の意外な一面を見ることができるかもしれません。
今回、私は「料理ができる」の定義を自分自身の言葉で表現してみることによって、私自身が既にできていることでも、勝手にできていないと思い込んでいることが分かりました。
特に料理を作るプロセスは買い物から始まり、調理、後片付けまで含めると、大変な時間と手間がかかります。一つ一つのプロセスを分解し、自分の適性とマッチするかを考えるのも楽しいかもしれません。
ぜひ、ご自身の「料理ができる」を掘り下げてみて、ご自身の言葉で定義してみてください。料理をきっかけに、新たな「私」を発見できるかもしれません。

今回の育プチライター
みちる
大学卒業後、銀行にて個人営業・債権回収・法人営業を経験。結婚と同時に夫の海外赴任(ドイツ)が決まり、「配偶者転勤に伴う休職制度」を利用し、5年間の休職を取得。その間、長男をドイツで出産、長男が生後6か月の時に夫の異動に伴い、アメリカへ生活拠点を移す。現在、妊娠9か月、アメリカで出産予定。復職期限が迫る中、復職へのモチベーションは高いものの、復職期限の内に家族全員で日本に帰国できるかどうか分からず、「家族の在り方」、「キャリアの優先順位」を考える日々を過ごしている。

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みちるさんのこれまでの記事はこちらから
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・キャリアの「空白」
 https://ikukyumba.jp/archive/2022/10/18019/

◆育休プチMBA®️は、復職後に起こり得る様々なケーススタディを用います。視座を高くもつこととはどういうことか、頭でだけではなく体感で理解できます。子どもを持ちながら働くことに不安な方、復職を控えている方、ぜひふるってご参加ください♪
オンラインは前日15時まで、会場開催は当日11時までお申し込み可能です。

◆11/29 (火)11:00-14:00【会場開催】
「長時間労働の改善策を考える」
(認定ファシリテーター:大西愛歌さん登壇)
 http://ptix.at/Uee49f

◆12/8 (木)10:00-13:00【オンライン開催】
「復職に備えた準備をする」
(認定ファシリテーター:平田江梨子さん登壇)
 http://ptix.at/9kalWs

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