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結局「小1の壁」とはなんだったのか。小3母が振り返る「壁」の存在

2023/10/27

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子どもを持ちながら働く”が当たり前になる社会を目指して――
育休中・復職している方も含めた多様なメンバーが集まる『育プチライター』によるブログシリーズ。
ときに悩み、ときに自分を奮い立たせ、でも前向きに楽しく”子どもを持ちながら働く”を実践中!そんな方たちのリアルをお届けします。

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こんにちは。復職8年目のいちみなです。日々、小3の息子を育て(育てられ)ながら、公務員として海外に駐在しています。

 


◆「小1の壁」とは


みなさん、「小1の壁」という言葉を聞いたことはありますか。


・公的な学童保育は18時で終わってしまうところも多く、保育園よりも預かり時間が短くなる。
・小学校入学時に時短勤務制がなくなる企業が多い。


などの理由から、保育園時代に比べて、仕事と家事・育児との両立が難しくなることを「小1の壁」と言うそうです。
そして往々にして、この影響をダイレクトに受けるのは父親よりも母親のケースが多い・・・と。このため、小学校入学前、私の周りのママさんたちは、多かれ少なかれ「小1の壁」の存在を気にしていました。
もちろん私もそうでした!

 


◆では、実際どうだったのか


我が家の息子は小3になりました。小学校入学から2年半が経った今、「小1の壁」について、あらためて検証してみました。


〇「公的な学童保育は18時で終了」問題
・我が家は、小学校に併設している学童保育を利用していた。
・数年前から、学童保育の終了時刻は18時ではなく19時になった。保育園も19時までだったので、預かり時間は変わらず。
・保育園よりも小学校の方が職場に近いため、残業のデッドラインはむしろ保育園のときよりも延びた。


〇「小学生になると時短勤務制がなくなる」問題
・うちの職場は、小3まで時短勤務が可能だった。
・さらに、コロナ禍になって、小3までの子を養育している場合は、週4日までの在宅勤務が可能となった。
・というか、私自身はフルタイム勤務で、そもそも時短勤務制度を使っていなかった。


〇「仕事と家事・育児との両立が難しくなる」問題
・仕事・家事・育児・・・、どれを取っても際限なく業務が発生するタスクばかりなので、100%の「両立」は目指さず、世の中にあふれる子育て世帯向けのサービスを活用して「乗り切る」、という思考で生きています。


というわけで、母の勤務が制限されるという意味での「小1の壁」は、我が家には当てはまらないことがわかりました。
じゃあ余裕だったのか、というと、もちろんそんなことはありません。

 


◆我が家にとって「壁」とは


小学生になってから感じた大変さもあります。
それは


① 学校内の様子が見えにくくなる
② 宿題がある


ということ。


息子がお世話になった保育園は、幸いにしてとても面倒見のよい園で、
・乳児のうちは、毎日こまめに連絡帳を書いてくれる。
・迎えに行くと、その場にいる先生たちがその日の様子を教えてくれる。
・息子の人間関係も、そこで手に取るように分かる。
という状態でした。


ところが。一般論として、小学校では、「連絡」の頻度やボリュームが減ります。学校の様子は、息子からあれこれ聞き出すしかありません。
しかも学校と家庭をつなぐ唯一の手段である「連絡帳」は、小1男子が、毎日丁寧に書いてくるわけがない。(※ 人によります。)
結果として、


・今、学校の授業で、何をやっているのか。
・学校で、どんなふうに過ごしているのか。
・明日、体操服は必要なのか。


などの情報が、日々、闇に葬られていきます。

 


◆繰り返される「宿題は?!」の声


「今日の宿題は何なのか」という、家庭学習において最も肝心なことも、「連絡帳」に記載がないとわからないのです。


かといって毎日ママ友に聞くわけにもいかず、
息子の
「えーと、今日は、さんすうドリルの25。いや、26かな?」
という、非常に心もとない自己申告を受け、
「だったら25も26もやってしまえ」と、「数打ちゃあたる」方式でこなすしかないのです。
果たして息子の自己申告の「打率」は何割ぐらいだったのか、いまだにわかりません。本当は「さんすう」じゃなくて「かんじ」の25だったかもしれない訳で。

 


◆結論:我が家にとって壁とは「情報不足」だった


結論。我が家では、「母の働き方」という意味の壁を感じたことはないものの、
①学校内の様子が見えない ②宿題がわからない(でもやらせないといけない) という2点においては、日々、苦労を感じています。
我が家にとって「小1の壁」とは、情報不足に起因するものでした。


反抗期一歩手前の息子が私にあれこれ話をしてくれるのも、おそらくあと数年。つまり、息子の人間関係はこれからますます見えづらくなっていくと思います。この意味での「壁」は「小1」に留まらず、これからも続いていくものなのでしょう。
幸いにして、周囲には反抗期のお子さんを育てあげた先輩方がたくさんいるので、先輩方の知恵を借りながら、うまく乗り切っていけたらと思います。

今回の育プチライター
いちみな
小3男子の子育てに奮闘中の、40代フルタイムワーカー。民間企業→中国留学→国際交流団体(中国駐在)を経て結婚&出産、現在は公務員として海外駐在中。趣味は旅行。美味しい食べ物や地域ごとに異なる文化に魅了され、中国全省を踏破。アジアや欧米にもたまに行きます。飛行機&電車好きな息子と、駐在地での鉄道旅を計画中。 ブログを通じて、良くも悪くも私なりの「働く母のリアル」をお伝えできたら幸いです。 Noteでも「いちみな@静岡/北京/台湾」として情報発信中! 

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◆育休プチMBA®️は、復職後に起こり得る様々なケーススタディを用います。視座を高くもつこととはどういうことか、頭でだけではなく体感で理解できます。子どもを持ちながら働くことに不安な方、復職を控えている方、ぜひふるってご参加ください♪
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