育休プチMBA

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育休プチMBAってなに?

共働きを選んだ私たち~壁を越え、始めてみたら得られたもの~

2024/07/11

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”子どもを持ちながら働く”が当たり前になる社会を目指して――
育休中・復職している方も含めた多様なメンバーが集まる『育プチライター』によるブログシリーズ。
ときに悩み、ときに自分を奮い立たせ、でも前向きに楽しく”子どもを持ちながら働く”を実践中!そんな方たちのリアルをお届けします。

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●家事にお金を出す「壁」

育児が始まると、必要な家事が増える。
そして、専業主婦と共働きでは、そもそも家事に充てる「持ち時間」が違う。

共働きの場合は、1日24時間のうち7〜10時間は通勤と仕事になるし、ロングスリーパーの私は10~11時間は、布団にいる時間を確保したい。

平日の残りは約3時間!
これを、子どもと過ごす時間と、家事、さらに自分の時間に分配する。
子どもとの時間はこれ以上削りたくない。自己研鑽も通勤時間だけでは足りない。

ということは「家事」を何とかするしかない。このうち、私にとって最も楽しさを感じられない「掃除」にねらいを定めてみたのだけれど・・・


●ロボット掃除機の購入の「壁」

「家事代行」について調べつつ、いや待てよ。その前に「ロボット掃除機」を導入するのはどうだろう?思えばずっと興味があり、購入を検討していた。
しかし、「自分でかければいいのでは?」「ぜいたく品ではないか?」という気持ちがどうしても拭えず、購入までには至らなかった。

その考えが、ある時、急に変わる。

それは、子どもと一緒にEテレを見ていたときだった。番組のあるコーナーに出てくる「キュリオマート」というお店で「ロボット掃除機」が軽快に床を走っていたのである。

「おお!」と、思わず感嘆の声を上げるとともに二つの考えが浮かんだ。

一つ目は「国民的長寿こども番組」が認めているんだから、使っても良い!ということ。私は、心のどこかで「ロボット掃除機を使う=サボっている」ことでそんな姿をこどもに見せるのはよくないのでは?という気持ちがあったのだ。

二つ目は・・・失礼ながら(笑)店長のキュリオさん、私よりずっと暇そうなのに!ロボット掃除機を使っている…それなら私も使ってもいいかな?と思ったのである。私には「ロボット掃除機は、超絶忙しくてお金がある人が使うもの」という思い込みがあったのだ。

ここからは我ながら、早かった。
ネットショッピングで購入し、すぐに導入した。

「掃除」を手放したことは、なんとも快適であり、もっと早く使えばよかったと歯噛みする思いだった。そして、そこから家事代行利用まではスムーズだった。それこそが投資であると気づき、数社に問い合わせし、復職前に利用を開始した。


●わかりにくさの「壁」を壊す

「家事代行」を依頼することは、他人に生活の一部をお願いすることでもある。その準備として、家庭の中をわかりやすくした。
代表的なものは、タオルの色。キッチン用、トイレ用、洗面台用とタオルの色を分けた。すると、思いがけないことに、夫が誤ってトイレ用タオルを洗面台に置くことがなくなった。
私は、気付いた。そうか、今までのルールは私にとっては当然だったけれど、家族にとっては、わかりにくかったのだと。「家事代行」のスタッフに、わかりやすい状況をつくることで、家族にも「わかりやすさ」がもたらされたのである。

これは仕事も同様だ。「わかりやすくする」ということは、人にお願いごとをする際にも、大事な大事な要素である。仕事でも活かせるぞ!!!

 
●自分が出来ないことを許す「壁」を越える

我が家で家事代行に依頼しているのは、水回りの掃除である。家事代行の力を借りることで、自分の責任を手放すことができた。水回りが汚くても、それは私のせいじゃないし、掃除しなくても次の家事代行の日になれば自然ときれいになる。

今までの私は、自分が掃除をしないことを許せなかったので「ホコリでは死なない」と自分に言い聞かせて、家の汚れを見ないようにしていた。しかし、綺麗になった家で過ごすのはとても気持ちよく、子どもにも優しくいられたのである。出来ないことを認めゆるすことで、こんなにも幸せなのか…

 

●「壁」を越え、ただ日常を満喫する

家事代行を頼む前は、子どもと遊びながらも、色々な家事の不手際が気になっていた。「床汚いな、あとで掃除しなきゃ。」「キッチンに洗ってない鍋が残っているな、洗いたくないな」などという気持ちを抱えながら遊んでいた。せっかく大切な子どもとの時間なのに、集中して楽しめていなかったのだ。

今、たくさんの「壁」を乗り越え、家事代行をお願いしている私は、全力で子どもと遊べるし、全力で休むことができている。

「家事にお金を出すなんてダメに決まっている」

そんな思い込みに囚われていた自分が、今や、懐かしくもある。

職場でも、家庭でも「時間制約」の壁を乗り越えたら、皆さんにも何か気づきがもたらされるかも!?しれないですよ。

 

●専業主婦に育てられ、自分は共働きとして生きることを選んだ私たち

自分の母は専業主婦だったが、自分は共働きである、という人は多いのではないだろうか。
ご存じの通り、共働き世帯は年々増加している。「令和3年版厚生労働白書」によると、1990年、日本の男性雇用者と無業の妻からなる世帯は903万世帯、雇用者の共働き世帯は914万世帯で、その年に初めて共働き世帯が専業主婦の過程を上回った。
そして、2020年、男性雇用者と無業の妻からなる世帯は571万世帯、共働き世帯は1,240万世帯となっている。

現代では、専業主婦のいる家庭の倍以上の世帯が共働きである、ということだ。

私も、私が小学校高学年まで母は専業主婦だった。
家中どこでもピカピカ!というわけではなかったけど、キッチンは毎日調理前の状態に戻っていたし、トイレやお風呂にカビが生えていることもほとんどなかったように記憶している。

共働きだから掃除できない、専業主婦だから掃除できる、という安易な話ではなく、綺麗な家は綺麗、なんだと思う。でも、共働きだから綺麗をあきらめるのではなく「自分たちの心地よい生活」のために、利用できるものは利用していきたい。

 


参考資料:令和3年版厚生労働白書-新型コロナウイルス感染症と社会保障->本文掲載図表(一覧/バックデータ) > 図表1-1-3 共働き等世帯数の年次推移

 

今回の育プチライター
まりやんぬ
同級生の夫、年長の娘、年少の息子と4人暮らし。実家は遠方で祖父母のサポートはなし。産休までは、深夜残業もあったけど、現在は時短ワーママ。息子の育休から復職した後、繰り返し熱を出す子どもの看病と仕事との両立に身体を壊し、1年間休職。しっかり休んで復職し、自分も家族も職場の人たちも無理のない心地よい働き方について模索中。



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まりやんぬさんのこれまでの記事はこちら
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共働きを選んだ私たち~やめてみたら得られたもの~

自分にとっても心地良いパートナーへの伝え方

 

◆育休プチMBA®️は、復職後に起こり得る様々なケーススタディを用います。視座を高くもつこととはどういうことか、頭でだけではなく体感で理解できます。子どもを持ちながら働くことに不安な方、復職を控えている方、ぜひふるってご参加ください♪
オンラインは前日15時まで、会場開催は当日11時までお申し込み可能です。

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◆8/8(木)10:00~13:00 @オンライン 育休プチMBA テーマ『組織における自分の役割を考える』
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