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「母が出張で不在」でも回る家庭にするために 我が家の場合(前編)

2023/11/28

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”子どもを持ちながら働く”が当たり前になる社会を目指して――
育休中・復職している方も含めた多様なメンバーが集まる『育プチライター』によるブログシリーズ。
ときに悩み、ときに自分を奮い立たせ、でも前向きに楽しく”子どもを持ちながら働く”を実践中!そんな方たちのリアルをお届けします。

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 こんにちは。復職8年目のいちみなです。日々、小3の息子を育て(られ)ながら、公務員として台湾に駐在しています。


 私は息子が2歳のときに、海外出張・残業ありの職場にフルタイムで復帰しました。そして息子が2歳3か月のときの台湾出張を皮切りに、多いときは月に1回程度、3泊4日程度の出張に出ていました。
 当時、周囲のワーママさんから「息子さん、まだ保育園ですよね?一体どうやったら海外出張できるんですか??うちは私がちょっとスーパーに行くだけでも『行かないでぇぇ』って泣かれちゃうのに・・・」と相談されたことが何度かありました。
 当時は私自身がうまく言語化できず、ちゃんとした回答ができないことも多かったのですが、9歳になった息子からも当時の心境を聞けるようになったので、この機会に当時の経験を総括してみました。今回は前編になります。


◆夫に協力してもらったこと


 もともと夫は、家事スキルが高く、料理も得意。家事に関して心配はなかったのですが、保育園やシッターさんとの調整は私が一手に担っていたため、このあたりの抜け漏れがないかが気掛かりでした(もっとも、私が調整したとしても、「抜け漏れだらけ」のときもありましたが・・・!)。
 保育園には「〇日から〇日まで出張で不在にします」とあらかじめ伝えておき(内心、何か不行き届きがあったらすみません!と心の中で詫びつつ)、それまで私とシッターさんとの間で行っていた調整は、夫も含めたLINEグループにして、夫にも内容を把握してもらうことにしました。
 夫には、「出張前までの連絡は私がやるけど、出張中に何かあったら、保育園やシッターさんとの連絡も含めて全部、頼むからね!」と念を押し、保育園やシッターさんの連絡先を伝えておきました。場合によっては、お迎え時によく会うママ友さんの名前を伝えておくことも。(同じタイミングでお迎えに来られた方がどの子のママかがわかれば、いつも仲良くしてもらってありがとうございます、という挨拶ぐらいはできるのでは?と思ったためです)。
 また、出張中の怪我や発熱に備えて、病院の予約方法はこう、母子手帳はここの引き出しに入ってる、よく処方される薬の飲み方はこう・・・など、くどいぐらい細かい情報も把握しておいてもらいました。幸い出張中は特にトラブルもなかったのですが、「何かあれば夫が1人で対応できるよう、あらゆる情報を共有しておくこと」は、私自身の精神安定剤にもなりました。


◆息子に協力してもらったこと


 出張時、息子が「笑顔で送り出してくれる」「(母がいないという理由で)泣かない」ということ自体が、私にとってはこれ以上ない「協力」でした。
 9歳になった息子に、小さい頃、私がよく出張に行っていたことをどう思っていたかを聞いてみました。


 私「小さいころ、ママよく出張に行ってたでしょ?あれ、どう思ってた?」
 子「『がんばってこいよー』って思ってた」
 私「それはどうして?」
 子「ママの仕事の話を家でもよく聞いてたからかな」


 彼は彼なりに、仕事に対する私の想いを理解して、応援してくれていたのです。
 そんな息子も、初回の出張時には号泣していました。当然といえば当然です。これまで生活のほとんどを一緒に過ごしてきた母親が、いきなりいなくなるわけですから。
 ただ、私が家を出る時刻の3分前に泣きながら起きてきたところで、私は息子を出張に連れていくわけにはいきません。「ママは今日から大事なお仕事で、4日間いなくなるんだ。でも、きみならできる!がんばって!!」と声をかけて、夫に丸投げするしかできませんでした。が、結果的にこれが功を奏したようです。
 結局、息子が泣いたのは初回の出張時だけ。2回目の出張では泣かず、3回目の出張では「今回はどこ?頑張ってね!」と言ってくれるようになっていました。その心境の変化を深掘りしてみたところ、


 子「(泣かなくなったのは)出張に行っても、必ず帰ってくるということがわかったから


 とのことでした。信頼してくれてありがたい限りです。


◆普段忘れがちな「感謝」を伝える


 出張の際に夫と息子から「今回は北京なんだね!いってらっしゃーい」と明るく送り出してもらえたのは非常に心強かったですし、「よし、家族に良い報告ができるように頑張ろう!」という気持ちになったものでした。
 私の不在期間中は、家族が私の分まで家のことを担ってくれていると思うと、帰宅時には自然と「出張中、頑張ってくれてありがとう」という言葉が出てきます。
 普段の生活が「当たり前」になりかけている家族という間柄だからこそ、感謝の気持ちを伝えることは大事だなと、出張に行ってみて改めて思った次第です。

 


 ※後編に続きます!

今回の育プチライター
いちみな
小3男子の子育てに奮闘中の、40代フルタイムワーカー。民間企業→中国留学→国際交流団体(中国駐在)を経て結婚&出産、現在は公務員として海外駐在中。趣味は旅行。美味しい食べ物や地域ごとに異なる文化に魅了され、中国全省を踏破。アジアや欧米にもたまに行きます。飛行機&電車好きな息子と、駐在地での鉄道旅を計画中。 ブログを通じて、良くも悪くも私なりの「働く母のリアル」をお伝えできたら幸いです。 Noteでも「いちみな@静岡/北京/台湾」として情報発信中! 

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◆育休プチMBA®️は、復職後に起こり得る様々なケーススタディを用います。視座を高くもつこととはどういうことか、頭でだけではなく体感で理解できます。子どもを持ちながら働くことに不安な方、復職を控えている方、ぜひふるってご参加ください♪
オンラインは前日15時まで、会場開催は当日11時までお申し込み可能です。

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