育児時短管理職を振り返る~1年務めて思ったこと プライベート編~
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”子どもを持ちながら働く”が当たり前になる社会を目指して――
育休中・復職している方も含めた多様なメンバーが集まる『育プチライター』によるブログシリーズ。
ときに悩み、ときに自分を奮い立たせ、でも前向きに楽しく”子どもを持ちながら働く”を実践中!そんな方たちのリアルをお届けします。
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メーカーの研究開発で働くゆなうさぎです。小学2年生の娘と保育園の2歳児クラスの娘がいます。
私は上の子の育休復帰からずっと育児時短で働き、管理職になって1年が経ちました。
今回はこの一年を私生活から振り返ります。
一番大変だったこと。それは「自分らしさ」を維持することでした。
〇気づくと自分らしさが消えていた
管理職になって大きな状況の変化がありました。
職場では役割も変わり、職責も重くなる。周囲からの視線や言葉もガラリと変わりました。
周囲の支えと共にワークライフバランスを保つものの、精神的な負荷は高くなる。
管理職になって2-3か月で、すでに心が追いつかなくなりました。
チームで成果を出そう、視点を高くしよう、と様々なことを考え日々の業務を何とかこなしていました。
しかし、頭の中は散らかり、心はポツンと立ち止まったまま。
「どうにか1年間は頑張りたい。でも…心がキツイ。」
「前向きで、好奇心も強く、達成欲もある」そんな「自分らしさ」をどこかに置き忘れてしまったようでした。
パフォーマンスがグッと落ちる感覚もありました。
このままではまずい…。どうにかしなきゃと、私はまず本を手に取り、リラックスや趣味の時間を確保したりといろいろ試しました。
結果、自分らしさを取り戻すことができたのは、「内省すること」と「対話すること」を通してでした。
〇内省で自分の思考や気持ちを整理する
「内省」といっても取り組んだことは「書く」ことです。
手帳やノートにその日思った感情や考えをどんどん書きました。
箇条書き、文章、図解、イラスト…殴り書きをした日もあります。
その時にある心や頭の中を全部出し切るように思いのまま書いていました。
1日10〜15分くらいだったと思います。
ただ、必ず毎日ではなく、書けるときに書くように。
はじめは気晴らしのつもりでしたが、やってみるとそれ以上に頭の中も心もすっきりし、まるで心をデトックスしたような感覚がありました。
因みに、スマホに気持ちを打ち込んだ時期もありました。でも、実際に「書いた」方がより思考や気持ちの整理につながるように感じました。
〇対話で自分らしさを再確認する
自分らしさを見失った時ほど、いろんな人に対話の時間をお願いしました。
相手は夫、先輩、両親、友人、そして精神的なサポートをお願いしていたコーチです。対面やzoomで話すときもあればメッセージのやり取りで進めることもありました。
だいたい1時間くらいだったと思います。
何を聴いてほしいか、一緒に考えてほしいか等、対話のテーマで相手も選びます。
例えば、夫なら同じ研究開発職としての意見、先輩なら職場の悩み、コーチには自分のあり方です。
不思議なことに一人で抱えていては気づかないことも、誰かに話を聴いてもらうだけで整理されてくるんですね。
この対話のおかげで、私は自分らしさを見失っていたことに気づき、自分らしさを少しずつ取り戻すことができました。精神的な負荷もだいぶ軽くなってきました。
「自分らしさ」は「自分のエネルギーの源」だと思います。
〇自分の時間、持ってますか?
子育てしながら働いていると自分の時間を確保するのはなかなか難しいのではないでしょうか。
軽くネットを検索すると、「22時以降が子どもも寝て自分だけで過ごせる時間」と答える方が少なくないようです。
私も同じです。子どもが寝た後残った家事をこなし、翌日の準備をしているとあっという間に就寝時間…。
そんな中、1日10分、「自分のための時間」を確保することは大変です。
大変ですが、自分らしさを見失ったまま日々過ごすよりも、自分らしく過ごしたい。
だから、私は「内省」と「対話」の時間を大切にしています。
みなさんは、毎日「自分らしさ」を保っていますか?
ゆなうさぎ
メーカーに勤務して14年、小1と2歳の娘を持つ今年40歳になったのワーママです。 次女出産時の復職2年目で管理職に昇格、経験の乏しい部署で、育児時短の駆け出し管理職を務めています。 ストレングスファインダーでの強みは「学習欲」「達成欲」「内省」「収集心」「個別化」です。 公式ブログは初参加です。自身の経験を少しずつ発信しますが、失敗ばかりだけど育児時短管理職やっている人もいるんだなと思っていただけたら幸いです。
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