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職場復帰の7年間を振り返る 「やってよかった」と「やっておけばよかった」

2023/12/12

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”子どもを持ちながら働く”が当たり前になる社会を目指して――
育休中・復職している方も含めた多様なメンバーが集まる『育プチライター』によるブログシリーズ。
ときに悩み、ときに自分を奮い立たせ、でも前向きに楽しく”子どもを持ちながら働く”を実践中!そんな方たちのリアルをお届けします。

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こんにちは。復職8年目のいちみなです。日々、小3の息子を育て(られ)ながら、公務員として台湾に駐在しています。


私は2016年に育休から職場復帰し、今年で復職8年目になりました。復職後の7年間を振り返ると、「やってよかった」と「やっておけばよかった」がいくつか思い当たったので、言語化してみました。
復職を控えている、もしくは復職後間もない方々にとって、少しでも参考になれば幸いです。


◆「やってよかった」こと3選


1 自分の「ありたい姿」を上司に伝えた


私の職場では、復職の2カ月前に面談がありました。その際、「補助業務ではなく、1人の担当者として責任のある仕事をしたい」と明確な意思表示をしたことで、上司や同僚が、私の「ありたい姿」を理解し協力してくれました。(当時の上司自身が復職経験者で、理解のある方だった、というのも幸運でした。)
職場によっては、「『お母さん』なんだし、業務量増やしたらかわいそう」等という「過剰な配慮」があるケースもあります。しかも「過剰な配慮」をする側は100%善意なので、ミスマッチに気づかない。もしこの「過剰な配慮」が不要な場合には、復職スタートの段階で、しっかりと意思表示をすることをお勧めします。


2 ファミサポ、病児保育、民間シッターなど、とにかく人に頼った


夫と私の繁忙期が重なり、2人とも残業しないと回らないときなどは、とにかく人に頼ることにしました。時間切れで悔しい思いをしながら職場を後にするぐらいだったら、シッターなどのプロに任せて、とことんやりきる日があっても良いと思ったのです。無事に繁忙期が乗り切れたのは、間違いなく、シッターさんたちのおかげです。


3 積極的に自己開示をした


「今日は夫がお迎えなので残業できます」「今日は私が保育園のお迎えなので18時半がリミットです」など、その日の状況をこまめに自己開示し、対応できる上限を明確にしました。
特に、チームでプロジェクト等を遂行している場合、これを伝えることで上司も進捗管理がしやすくなるはず。「そんなプライベートなこと・・・」等と気後れせずに、積極的に自己開示するのが良いと思います!

 


◆「やっておけばよかった」こと3選


1 もっと子供の映像を残しておけばよかった


月並みな表現になりますが、子供は日々成長していきます。そして、我々の記憶力は日々衰退していきます!
最近息子に「僕が小さい頃の話をして~」と言われることが増えました。なぜなのか聞いてみると、「自分では忘れてしまっていることが多く、思い出したいから」だそうです。(・・・そんなのッ、私だって忘れてるよッッ!)
日々とても楽しかったはずなのに、脳裏に浮かぶのは、映像で撮っていたことばかり。結果として息子のリクエストにはいつも同じ話ばかりしているので、もっとたくさん映像で残しておけばよかったなと、今更ですが思います。


2 もっと絵本の読み聞かせをすればよかった


小学生にもなると、たいていの本は自分で読めてしまうようになります。結果として、
「ママ、この本読んでー」と本を持って寄ってくることは、めっきり少なくなりました。
フルタイム勤務+残業もあった私にとって、寝る前の息子との触れ合いは貴重なひとときでした。一方で、(まだ寝ない・・・まだ寝ないッ?!今日もまだ仕事残ってるのに!!)と内心イライラしてしまったり、本を読んでいる途中で、眠気のあまり虚構と現が混濁してきて「プペルは・・・スーパーへ・・・かいものに、いきましたぁ・・・」と、寝ぼけて息子からダメ出しされたりしていたのですが、いまになって思えば、これはとても豊かな時間だったなぁと思います。
ただ、現在は「息子が好きな本を解説してもらう」いう新たな触れ合い方をしているので、これはこれで良い時間を過ごせています。


3 もっと公園で遊べばよかった!


小学生にもなると、1人で公園に遊びに行ってしまいます。息子が小さい頃、「ママー、お砂でお城作ってー」と頼まれて「あとでねー」と気のない返事をしていた自分に、「実はその依頼、今回が最後やでぇ・・・」と教えてやりたい。
夏の暑い日や冬の寒い日、気が乗らないときもあるでしょう。家でくつろぎたい時もあるでしょう。ですが、子供と一緒に公園で遊べる時間は思ったよりも短いです。是非、楽しんでください。
そしてもうひとつ。小学生になってから、仮に私自身は公園に付いて行ったとしても、同級生の子のお母さんは、徐々に、公園に姿を現さなくなります。
保育園で気が合った〇〇さんと、よくこの公園で育児のこと話したな~、もっと仲良くなりたかったな~・・・という想いを抱えながら、「ぼっち状態」で息子を見守るのは、なかなかせつないものがあります。気の合いそうなママさんがいたら、公園デビューならぬ「公園卒業」までの間に、お互いの家を行き来できるぐらい仲良くなっておきましょう。

 


◆そして思うこと


「やっておけばよかった」ことが子育ての話ばかりになってしまいましたが、子供の成長は本当にあっという間なので、「あれもやりたかった、これもやりたかった」と思うことばかりです。そんな今のこの時間も、数年後には「あの時にもっと○○しておけばよかった」という想い出になっているのかもしれませんね。
子育ては期間限定。是非、楽しんで、たくさんの想い出を創っていきましょう!

今回の育プチライター
いちみな
小3男子の子育てに奮闘中の、40代フルタイムワーカー。民間企業→中国留学→国際交流団体(中国駐在)を経て結婚&出産、現在は公務員として海外駐在中。趣味は旅行。美味しい食べ物や地域ごとに異なる文化に魅了され、中国全省を踏破。アジアや欧米にもたまに行きます。飛行機&電車好きな息子と、駐在地での鉄道旅を計画中。 ブログを通じて、良くも悪くも私なりの「働く母のリアル」をお伝えできたら幸いです。 Noteでも「いちみな@静岡/北京/台湾」として情報発信中! 

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◆育休プチMBA®️は、復職後に起こり得る様々なケーススタディを用います。視座を高くもつこととはどういうことか、頭でだけではなく体感で理解できます。子どもを持ちながら働くことに不安な方、復職を控えている方、ぜひふるってご参加ください♪
オンラインは前日15時まで、会場開催は当日11時までお申し込み可能です。

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